六日のあやめ

「野球の国のアリス」/「さだのうた」

図書館に予約していた「野球の国のアリス」(北村薫著)が届いて一気に読んだ、面白かった~。
私ってばネットで新着本の検索したときには、おぉ!アリスシリーズの第3弾が出てたのか~、と思ったんだけど、本を手にしてはたと気づいた、螺旋階段、虹の家のアリスは加納朋子さんだったよ。(^^;)
北村薫氏と加納朋子さんは、円紫シリーズの私と駒子がちょっと似てる感じがするし、覆面作家の千秋さんとアリスも似てると感じるから、一瞬勘違いしちゃった。

それはともかく、「野球の国のアリス」最高!
北村作品では「スキップ」に次いで2位になった。
でもこれミステリーランドへの書き下ろし作品なのね。
いわゆるジュブナイルってことだろうけど、”かつて子どもだったあなたと少年少女のための”という謳い文句のミステリーランド、紹介されてた執筆陣見るとかなり豪華。
倉知淳さんの「ほうかご探偵隊」もミステリーランドだったと初めて知った。
あれも面白かったし、ジュブナイルミステリー、あなどれないぞ。

内容は、鏡の中の逆の世界に入った野球大好き少女アリスが、全国中学野球大会最終戦(決勝ではなくて一番負けのチームを決める大会)を見直してもらうようにと、野球の素晴らしさを見せるために奮闘する物語。
アリスの言葉の中に”最後のチームは、結局<ただの1回も勝てなかった>ってことになるじゃない”って出てきたのを読んで、「甲子園」を思い出した私はやっぱりまるまだわ。(笑)
やっぱり野球の全国大会は中学だろうと高校だろうと”たったの一度も負けないチームはひとつだけ、敗れて消えたチームも負けた回数はたったの一度だけ”でなきゃダメだよね~。

まるまらしい話題を出したところで、さだまさしトリビュート「さだのうた」の感想なぞも記しておこう。
参加アーティストみなさん素晴らしい方々と思ってますが、あくまでも個人的な感想の失礼をお許しくださいです。(^^;)

「案山子」(BEGIN)
爽やかで結構好き!
軽いところが、身内というより友人からの手紙という感じがして、ありだと思う。

「そばに ~たいせつなひと~」(SEAMO)
意外にも一番気に入った。
追加部分多すぎ、って気もするけど、 原曲への繋がり方が自然で違和感ない。
多分私はSEAMOの声が好きなんだと思う。
あの美しい原曲がどうなっちゃうんだろう?と心配が杞憂だった。
SEAMOがシングルで出してヒットさせて欲しい、とさえ思っちゃった。

修二会(林 英哲)
インストだけど凄く楽しめる。
さださんの歌を頭に浮かべながら聴くことできて、歌のイメージが変わらないのがいいのかも?

「ひき潮」「道化師のソネット」「ひまわり」はトリビュートらしい感じ。
「奇跡」は朗々としすぎてて私はちょっと苦手。(ごめんなさい)
「掌」直ちゃん、浮「よ~(ごめんなさい^^;)この曲はあんまり思いつめて歌われるとますます重くなって、実は今のさださんでも私はあまり聴きたくない。グレープ時代の無機質な感じのほうが聴くには気が楽。(あくまでも私はです)

「まほろば」
大好きなドラマティックマイナー、私はさださんが歌うほうが凄みを感じてゾクゾク(そこがいい!)するんだけどおぉ。
たかみーが歌うんだったら、ロック的要素がある曲(原曲をロックと呼んでもいいと私も思う)より、まるっきりフォークっぽい曲とか、バラードのほうが合ってるように私は思う。
「まほろば」は桜井さんで聴いてみたかったな。

トーク「父さんとポチ」
本当に申し訳ないですけど、さださんのトークのほうが笑えます。(^^;)
ステージ上で噺として完成してるから、間のとり方とか、比べちゃうとさださんのほうが面白いと思ってしまう。
私は落語のことよくわからなくて申し訳ないけど、忠実にするより、もっとひねりを加えたりしたほうが良かったんじゃないかと思う。

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