六日のあやめ

読書記録('19.6月) 

'19.6月読書記録
初読(4)+再読(2)冊:6冊
読書メーターより

6/29【([お]15-3)あずかりやさん 彼女の青い鳥 (ャvラ文庫)/大山 淳子】
あずかりやさんシリーズ3作目。大山先生の「ぶんぶんブログ」で“あずかりや3(さん)”という記事タイトル見てほっこり。数字と合うのは今回だけだけど4,5..と続いて欲しい。
何が語り手でも驚かないこのシリーズ、今回はさらにユニークに感じた。
どのお話もいいけど「かちかちかっちゃん」が特に好き。
いつも店主が素敵なことはもちろん、相沢さんの存在が嬉しい。

6/26【シーソーモンスター (単行本)/伊坂 幸太郎】
8組の作家による、ふたつの一族が対立する歴史を描いた競作企画「螺旋プロジェクト」の1冊。
「シーソーモンスター」は昭和後期バブル期。対立は珍しくはないと思う嫁姑摩擦だけど、北山直人の妻と母親は普通じゃなかった。宮子さんとセツさんカッコいい!2人とも直人を愛している、病院での会話「宮子さん、あなた、何で泣いてるのよ」が好き。
「スピンモンスター」は近未来。高速道路の自動走行可能になってもおこる交通事故、この対立は辛い。少し希望もありそうだけど切ないラスト。絵本「アイムマイマイ」の作者と息子登場はワクワク。

6/23【シャルロットの憂鬱/近藤史恵】
(再読)文庫化(’19.6/20初版)購入。
とにかくシャルロットが可愛い!今我が家の愛犬は小型犬ミニチュアダックスだけど、その前はジャーマンシェパード雌だったからなおさらで、懐かしさと同時にウルウル。
浩輔、真澄夫妻が素敵!動物を大切にする人たちとの会話も楽しい。
悪意ある人物が出てくる事件もあるけど、シャルロットはじめ登場動物たちに癒される。
解説中江有里さんの「エア撫で」に同感。

6/12【最後の願い (光文社文庫)/光原 百合】
(再読)久々に読み返し、光原作品の中でも特に好き。
小劇団を立ち上げるための人材集めの過程での謎解き。演出の立場(役者でもあるけど)で考える度会と、役者として自分の心の中のパーツで考える風見、彼らが真相を見抜くのは説得力あると思う。
各章の登場人物たちが最終章で全員揃うワクワク感。 劇団Øのみんなにまた会いたいと願ってる。
私はさだまさしさんのファンだけど「もう愛の歌なんて唄えない」のヒロインについて度会の解釈頷ける。天城さやかはこの歌のイメージに合うとふと思う、度会も彼女なら嫌いじゃないかも?

6/7【図書館の神様 (ちくま文庫)/瀬尾 まいこ】
清の過去がとても辛く感じて、ラストで彼女を一番力づける手紙に涙。
垣内君が素敵すぎて神の域。でもタイトルの神様は垣内君だけのことだとは感じなくて、文学の力ということかな?と思う。
清の弟拓海と体育講師の松井も好き。

6/3【強運の持ち主 (文春文庫)/瀬尾 まいこ】
占い師の仕事がアルバイト情報誌に「未経験者大歓迎、時給千二百円」って募集載ってるとは知らなかった。(笑)
私はお金を払ってまで占って欲しいとは思わないけれど“大事なのは正しく占うことではなく相手の背中を押すこと”ということに頷ける。
ルイーズ吉田こと幸子は基本人柄が良いと感じて楽しく読めた。

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<義母介護メモ>
病院:6/7(K)、6/12(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:6/10
堤さん:6/23
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