「生地の館」にはじめて来られた方は
まず、最初の感想が「よくわからない」
というのが第一印象のようです

生地やさんだから、布地が店内をほぼ埋め尽くしています。
それも、パッチワーク向きの小さなカットクロスから着分にカットされた
服地、コットン、合繊ものの反物、無地、プリント、合皮、防水生地、
麻、カーテンやインテリア用の広い巾の反物…
あるイミ、ゴチャラ~っとおいてあります…
どこからなにを探せばいいのかわからない
ということだと思います
置いてある素材自体は」どこの生地やさんとも
そう変わりないと思います。
館のコンセプトは…基本的にノンジャンル・ターゲット層も設定なし。
ただ、「生地やさん」で居たいだけです。
それも安くて気軽で。
商売的にいえば、ひじょ~~に時代遅れな感じかもしれません。
でも「生地やさん」であって、何ものでもありません。
繊維業界も、生地の売れ行きが下がる一方で、
その背景にはいろいろな要因ありますが、まずミシンで
モノづくりしなくなった。ということですね。
最近では、ハンドメイド雑貨などの人気で20~30代の
森ガール
な人たちがリネンを好んだり、ナチュラルな生活スタイルの
チェックの綿麻や無地のニット地が売れたり、
また北欧ブーム
もあって、マリメッコ、キャス、リバティなど
個性的で日本人にないセンスのあるプリントに人気も出ました。
その流れで布地も、麻、ギンガムチェック、北欧風プリントなどは
今も人気がありますね。
そこで、館はどうかというと、大半のお客様には
興味がない話なのです。
館に生地を求めて来られるお客様は、ジャンルばらばらです。
パッチワークの先生、生徒さん、洋裁が好きな方々、作って売っている方々、
作れないけど洋服をオーダーするという方、ネットショップやお店をされている方、
てづくり作家さん、布マニアな方々、ダンスや習い事、地域の行事、
保育園・幼稚園、田んぼの帽子を作るおばあちゃん…
奥さま、おじさま、若~いママ、赤ちゃん、キッズ、おばあちゃん、おじいちゃん
先生、ギャル、お兄さん、カップル、店長さん、社長さん…などなど

おばあちゃんに「オシャレですよ~マリメッコ」って言ったって
「こんな!!ガンコな!!や~わ!!」 (こんな、やりすぎ、いややわ)
で終わりです
(マリメッコはありません、マリメッコ風はあります)
そして、洋裁をされる方にもキャリアやレベルの違いがあります。
素材に詳しい方は、ほんとに「通」です。
正直、勉強させてもらってます
パッチワークの世界もひじょうに奥深いです。
ただ、館は本場USAコットンのカットクロスを激安大量に置いています。
使いこなすには、なかなかの柄もいっぱいですが…
辛口なUSAコットンは刺激いっぱいで楽しいですよ
(人気のケイフ・ファセットもあるんですが、おばあちゃんがこの柄の帽子をかぶって
田んぼや畑仕事をしているという…このギャップがタマラナイ
)
こうやって、日々お客様には、
その方の作りたい希望の物にかなう布地を
ご提供したいと思っており…
それを集めた結果、今の館のスタイルになったと
いうことでございます。
話ズレますが…私自身、いかにもカッコつけた感じのお店は行くのも苦手で…
どこかハズした(ハズれた?)感じのほうが、興味がわく性分でして…
食べものやさんでも、絶対居酒屋派ですからね
食事っていうと、「食事」じゃないですか
ながら派の私は、食べながら、飲みながら、しゃべりながら
そして、個室かカウンターがいいですな
気楽でいられるのが一番!!
なんでもある居酒屋ダイニングって感じですか
刺身食べながらウイスキーも平気ですから
はずかしいけど、飲みながらゴハン作る人なんで
(疲れた体には、飲むと味覚がはっきりして
おいしいおかずが作れると信じている…
)
個人的嗜好の話はこれくらいにしときます…
とにかくお気軽にご来店、ご相談ください
そして、お店ではなんでも聞いてください。
やたら、愛想がいいわけではありませんが…
(たまに、没頭して作業していると、店内に入られたのを気づかずに
しばらくしてお客さんとバッタリして「ハーッッ!!」(松本人志風)と
マジで驚いたりということも…)
スイマセン・・・
私どもにできる限りのお役に立ちたいと思っております