7月のどんよりした季節が苦手だ。
現実の世界を生きている感覚が無くなっていた。
夫が出張中に入院し
地元の病院で病死したのだ。
あの日から30年が過ぎていた。
日記さえ書く気力もなかった。
人に会うのも嫌で,誰とも話したくなかった。
当時、母が体調を崩していたので
甘えることも遠慮していた。
普通にあった生活が消えてしまい
スーパーにもしばらく行けなかった。
家庭の主婦とか、みんな幸せそうで
まぶしかった。
夜中にコンビニに行き、おにぎりを買い
食べた。
体重が減り続けていた。
それでも、外飼いの犬の散歩は、夜中の1時過ぎの
暗い夜道に連れて行った。
私が立ち止まり、後ろ振り返り
「おとうさんかな?」と言うと
2匹とも振り返って座って待つ。
そんな事もあった。
現実の世界を生きている感覚が無くなっていた。
夫が出張中に入院し
地元の病院で病死したのだ。
あの日から30年が過ぎていた。
日記さえ書く気力もなかった。
人に会うのも嫌で,誰とも話したくなかった。
当時、母が体調を崩していたので
甘えることも遠慮していた。
普通にあった生活が消えてしまい
スーパーにもしばらく行けなかった。
家庭の主婦とか、みんな幸せそうで
まぶしかった。
夜中にコンビニに行き、おにぎりを買い
食べた。
体重が減り続けていた。
それでも、外飼いの犬の散歩は、夜中の1時過ぎの
暗い夜道に連れて行った。
私が立ち止まり、後ろ振り返り
「おとうさんかな?」と言うと
2匹とも振り返って座って待つ。
そんな事もあった。