pot-pourri ―ポプリ―

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公式ガイドブック3

2012年03月18日 | 安彦さん関連
書籍に掲載されていたり、サイトなどにupされているインタビューや対談。
ファンには嬉しい安彦さんの声です(*^^*)♪
そんな書籍や記事内容などを読んだ感想などをつづっていけたらと思い、私的に、勝手に立ち上げました。
題して『勝手にヤスヒコ春祭り!』

ええええーと(^_^;)
祭りといっても大したことありません;
それに昨年6月に立ち上げた企画の二番煎じですしィ;;;;;
なので、その点はどうぞご了承くださいませ。
折しも季節は春♪
なので、『春祭り』
第一弾から第五弾くらいまでは出来るんじゃないかな?と、見込んでいますっ!←
よろしかったらおつき合いくださいませ^^

ということで第一弾は。
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 公式ガイドブック3』
です!

発売されたのは昨年2011年11月。
もうすぐ4月というこの時期、『THE ORIGIN』がちょっぴり懐かしく思えてしまいますね。

公式ガイドブック3の表紙絵はアムロとシャア。バックはジオング。
なんですか、もーめちゃめちゃカッコいいです!!
『THE ORIGIN』最終巻の表紙絵も素敵でしたけど、こちらも素敵♪
3冊のガイドブックの中では、1番好きな絵です(*^^*)



購入した時は帯が付いていましたが、取りました。
だって付けたままだと安彦さんの絵の一部が隠れてしまうでしょ?
邪魔です!w

本の内容は『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』の『ララァ編』以降のストーリーガイド、メカニックガイド、etc.
安彦さん関連ですと、冒頭カラーページの『幻の安彦スケッチ』と、『安彦良和インタビュー』
ガイド部分に時々挿入されている『安彦うら話』
中盤以降の『過去編三部作準備稿 特別公開』のページ。
そして、描きおろし漫画『~[アルテイシア 0083]~』

インタビューは安彦さんの想いの一部を知ることが出来る嬉しい企画です。
公式ガイドブック3のインタビューでは、「ララァ編」から最終章「めぐりあい宇宙編」までを、アニメ本編とともに辿りながら、ストーリー構成や設定、キャラクターについて語られています。
全7ページ。ぎっしりです!

アムロについて、安彦さん曰く「アムロは実はそれほど変わっていない」
「むしろ『変わっていなくてもいいし、変わっていなくてもアムロが好きだ』というのが作者の気持ち」
この辺りは、アムロファンとしては嬉しい限りです(^-^*)
ありがとうございます!

アムロも含めたキャラクターに対する想い。
ララァ、シャリア・ブル、シャア、そしてセイラ。
テキサスコロニーでの兄妹二人の再会。
「あの場所」が重要な舞台となり、安彦さんも「やった!」と^^
その場にカイも立ち合わせたことで、『~[アルテイシア 0083]~』にも繋がったということでしょうか。

モスク・ハン博士のキャラ変更について。
「絵にならない」エルメスの大きさ変更。
ソロモン戦を後ろにズラしたワケ。
「全編に渡っての重要キャラ」キシリア。
安彦さんがどのように「ニュータイプ」というものを捉えているか。
セイラのエピソードは「ああならざるを得ない」と。でも、「成り行き」と(笑)

などなど、インタビュアー氏はとても細かな個所にまで突っ込み、安彦さんにせっついてくださりましたw
とても興味深く、内容の濃いインタビューだったと思います。

実は…私、こちらの公式ガイドブック3は、11月に購入したことはしたのですが、買っただけで、中身を読んだのはかなり後日のことでして;
他所様のブログ記事などでインタビュー記事を知ったくらいなんです^^;お恥ずかしい;
なので、もしもガイドブックを買って、まだこちらの安彦さんのインタビューをお読みになっていない方は、お忘れなきよう。是非ともおじっくりと読みになってくださいね!

インタビューの最後。
アニメプロジェクトに向けて思うことや希望を、言える範囲内で聞かせてください。との質問に対して安彦さんが希望した『これだけ』のこと。
本当に、そうですよね。
アニメスタッフの皆さま方、どうか、安彦さんの『機動戦士THE ORIGIN』を大事にしてください。お願いします。


さて、インタビュー記事の他にも、わたし的には『過去編三部作準備稿 特別公開』は、とてつもなく貴重な物だと思ってます!
以前、ガンダムエースの付録で『月刊ガンダムエース0号』がありましたが(2010年12月号)そちらに載っていた『シャア・セイラ編プロット稿』の完全版といえましょう。
『0号』では、「約20,000字におよぶ 初期コンセプト&ストーリー案を公開」ということでしたが、過去編の一部を抜粋という感じでした。
なので、今回の掲載はとても嬉しく、かつ、貴重。
そして、内容が濃厚!
これは時間をつくって、じっくりじっくり噛みしめながら読み進めないといけません。
私は、まだざっくりとしか目を通しておらず、現時点では未だにじっくり読んでいません;が、それでも、かなり面白くてわくわくする内容という感触です^^
まるで小説版『THE ORIGIN』のよう。

この中で私が興味深いと感じたもののひとつに『THE ORIGIN』の登場人物の年齢設定があります。

シャア23歳(22歳もあり)
セイラ17歳
5歳離れた兄妹です(現状では3歳)
本当は7歳くらい離したいんですが…。

↑↑↑
とのことです。
アニメ版とは違う年齢設定ということもそうなのですが、安彦さんがシャアとセイラを7歳離したかったというのが興味深いです。
実は、シャア(キャスバル)とセイラ(アルテイシア)の歳の差は、私も気になっていたんですよね。

過去記事を辿りましたら、ブログ内の『第9巻 シャア・セイラ編・前』の感想つづりで、ちょこっと書いてありました。
 
コチラ→過去編[1]

リンクページはコチラ→おまとめ感想THE ORIGIN

(あー…コミックの感想書き…途中までしかやってないや;やらなきゃ)

その他の登場人物の年齢は…

アムロ、フラウ、ハヤト――15歳
カイ、ミハル――17歳
ブライト――25歳
ミライ――24歳
ランバ・ラル――45歳
ガルマ――シャアと同年
キシリア――35歳
ドズル――39歳
ギレン――45歳
等々
全体に齢をとります。

↑↑↑
とのことです。
ORIGIN仕様の年齢。面白いですね^^
ナルホド!と、思ったり。あらら;同世代、と思ったり(笑)


描きおろし漫画、オリジン外伝『~[アルテイシア 0083]~』
公式ガイドブックには安彦さん描きおろしの漫画はお約束(*^^*)
今回は、主役はセイラさん。
そして準主役はカイ。…ということでよろしいですよねw
楽しませていただきました♪
お話の続きは、ガンダムエース本誌に掲載。
私はコミック化の際に購入しようと思っていましたので、本誌は買わずに立ち読みで済ませてしまいました^^;
でも、その内容にもかなりグッときてしまいました(←立ち読みしながら、グッと…。スミマセン;;;)(エース編集部さん、コミック化お願いしますねっ。ホントに!)

私はカイは、終戦後、ジルとミリーの住む家を訪れるものだと思っていました。
というよりも、訪れてほしい!と思っていました。
なので、もしも後日談があるならば、安彦さんがこのあたりを描いてくださったらいいなぁと、密かに思っていたんです。
でも、実際のところ、『THE ORIGIN』のカイ・シデンが、心理的にジルとミリーを訪ねに行くことができるのか?というところにまで着目してはいませんでした。

私は、『THE ORIGIN』のカイは、アニメ版とはここが大きく違うなと、思った点があります。
アニメ版であった「ミハル、俺はもう悲しまないぜ。お前みたいな子を増やさせないためにジオンを叩く!徹底的にな!」の台詞が無いこと。
そして、これはオリジンならではなのですが、オデッサ戦で彼が(おそらく落ち込んでいたため)使いものにならなかった、ということ。

台詞については、「あ。無いんだ…」「ORIGINカイはキャラが違うんだね」と思うと同時に、カイのすごくカッコいい部分が削がれてしまったような、ちょっと残念な気がしました。
けど、これでいいのかなと。
あと、ミハルを失ったショックで立ち直れずオデッサ戦の参戦出来なかった彼。
なんと言うか、すごくらしくて、すごくいいと思うんです。
「いい」という言葉が合っているかどうかは分からないのですが。
人間くさくて、あたたかい。
カッコ悪かったり、ダサかったりするかもしれないけど、じんわりとたあたたかみがあって親しみがあって。
カイ以外にもブライト艦長がそうだったりしますよね^^
はい。樹乃枝は安彦製ORIGINブライトは大好きです♪

カイはジャブローの戦いの時に上記の台詞を言っています。まるで、そこでミハルのことを吹っ切っているかのように。
でも、『THE ORIGIN』では、引きずっているんですよね。
終戦3年経っても引きずっている。
カッコいい台詞は無いし、吹っ切れていないし、そして引きずってる。
でも!

そんなこんなで、オリジン外伝の続きを書店で立ち読みした時、涙でぼろぼろになったカイと、そのように解釈をされた安彦さんが同時にたまらなくいとおしくなってしまいました。
戦後のアムロは描かれていませんでしたし、フラウやチビちゃんズも出てきませんでしたけど(それはそれで残念ではありますが…でも、これ以上望むのは我がままというものでしょう)もう『THE ORIGIN』は十分堪能しましたという気持ちになりました。
改めて、安彦さんにはお疲れさまでしたと、ありがとうの気持ちいっぱいです。

そうそう!
この方も忘れてはいけませんね。セイラさん。
あのばたばたの演出もドラマティックでよかったですが、何より、気にかけていてくれたセイラさんに胸熱です!
セイラさん、ア・バオア・クーでの落とし前もキッチリつけましたし、なにより素敵カッコよかったですもの(*^^*)


はい。以上で「勝手にヤスヒコ春祭り!」第一弾を終わります。
お読みいただき、ありがとうございました♪
第二弾は『ガンダムインフォEX 1』を予定しています^^

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