pot-pourri ―ポプリ―

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ガンダムエース 2011年 8月号

2011年07月11日 | THE ORIGIN
ガンダムエース2011年8月号。

表紙画はアムロ。

そして。

『ジ オリジン 堂々完結!』

↑↑↑でかでかとこの文字が。


セクションは5番目。
ページ数は65ページ!
カラーページは冒頭の4ページと、ラストの21ページ。合計25ページ!!


10年連載『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』いよいよ完結!ということもあってか、表紙をめくり、織り込みピンナップを一枚めくるといきなり『THE ORIGIN』が始まりました。
余計な(失礼!)広告などまったくなく本編を読むことができたのですが…このピンナップが、これまた衝撃的な内容。
と――。
このことについては後述といたしまして。

前号でキャスバルが仕掛けた攻撃により爆発炎上したチべがドロスにぶつかり、これにより爆発が誘発されドロス大損傷。
WB艦長ブライトは「総員退艦」を指示。
そして、各々の脱出劇を経てラストシーンへと。

ほぼアニメ版をなぞる流れでしたが、そこはそれ『THE ORIGIN』のこと。
『THE ORIGIN』ならではの展開や描写、安彦さんらしい演出がありました^^
駄々をこねるキッカ。
退艦を前にして感慨深げなブライト。
そんなブライトにねぎらいの言葉をかけるミライ。
ここにきて非常に血気盛んなカイ。
涙もろくなってるフラウ。
アムロの気配を察知するチビちゃんズと、フラウ、セイラ、ミライのコマ。
あと、前号から一番気になっていた→アムロとセイラさんが一緒にいる。という点。
でも、こちらは都合よく二人離ればなれになっていました(ただしセイラさんかなり危なかったですが;)

どの場面も素敵で心憎いのですが、わたし的に特にヤられてしまった場面は次の3つです。
ミライの「ごくろうさま」
せっかくがんばって告ろうと思ってたのにアムロに邪魔されちゃったブライトw
そして最後まで大破することなかったガンキャノンから飛び出してくるカイとハヤト。

でも、やはり。
やはり一番胸がアツくなってしまったのはラストページ。
漆黒の宇宙。月。地球。コアポッドのきらめき。
もう、感無量でした。
じぃんとなりました;;

お疲れさまでした安彦さん。
10年にもわたる長期連載を見事に成し遂げ、無事に完結まで描ききりましたね。
私も、ミライさんと同じようにねぎらいの言葉を贈りたいです(^-^*)
本当に本当にお疲れさまでした。

10年間の連載でしたが、私が『THE ORIGIN』を読み始めたのは2007年の5月からだったので、実質的には4年間のお付き合い。
ですが、とても濃く、楽しく、わくわくしながら安彦さんの手によるガンダム漫画を堪能させていただきました。
当初、連載されていたことは知っていたのですが…やはりどこかで「えーー今さらガンダム?」という気持ちがあり、なかなか手が出せませんでしたし、一旦手を出すとまたハマってしまうかも…という迷いと言いますか、躊躇がありました。
なにせ当時はガンダムからも安彦さんからも離れていましたから。
それがまたひょんなことから手を出すことになり^^;現在に至ります。
結果、いえ、案の定ですかネ;見事に大ハマり(笑)
でも、後悔はしていませんです。

ここからはとてもとても個人的な意見&感想になるのですが、『THE ORIGIN』で一番嬉しかったのは安彦さんがアムロを描いてくださった、ということ。
アムロを絵で描くということもそうなのですが、描写という意味でアムロというキャラクターの内面を安彦さんが描いてくださるというのは、非常にもえるものがありました。
自身『アリオン』や『クルドの星』などで安彦さん創作の少年に触れて、魅せられていたからこそというのもありますが、加えて私は純粋にアムロが好き!という簡単明瞭な理由からです。
そーなんです!
安彦さんが直々にですよ?アムロをですよ?描いてくださるんですよっ(≧▽≦*)☆
もーーー嬉しいじゃありませんか!心の底から「こんな嬉しいことはない!」です!

しかしながらORIGINアムロはアニメ版のアムロとは違うキャラでした。
『THE ORIGIN』は、ガンダムだけど、安彦さんの創作なので、キャラが違っていてもそれはそれで割り切って受けとめていたし、私はむしろORIGINアムロを気に入りました。
はい。樹乃枝は素直にORIGINアムロが好きです(*^^*)

要塞内でのシャアとの肉弾戦に立ち向かう動機付けはララァがらみの私怨のみ(と、私は解釈しています)でしたし、爆風で流された時には、観念したような自らの死を覚悟したような「チクショウ…ここまでか…」はありませんでしたけど、それはORIGINアムロだからと納得しています。

「ボクのガンダム」宣言が物語っているとおり、なんだか子どものまま終わってしまった感じがしなくもないORIGINアムロ。
ですが、安彦解釈の、ORIGINならではのアムロとするならば、それはそれで全然OKだと思っていますし、なにより、私はORIGINアムロに愛着を感じています。

ですが。
ちょっとだけ。
ごめんなさい;;ちょっとだけ個人的に残念だったことがあります。
オデッサ作戦の際、核ミサイルを積んだ飛行艇を得体のしれない魔物のようなイメージで捉えたり、ソロモン戦でドズルの最期に立ち会った際に見た幻影や、光らせてはいけない憎しみの光に感応した彼からすると、キャスバルが復讐を果たした瞬間とキシリアの最期のあたり、彼には何かを、感じ取ってもらいたかった、なあぁ…。と、思うんですよね。
今号では、もしかしたら冒頭でそんなアムロを見れるのかも、と思っておりましたが、案外あっさりしていました;
「そのようですね…」が、ちょっとだけ哀しかったです;;
以上、ORIGINアムロ好きな樹乃枝のたわ言でした。

今号で『THE ORIGIN』完結という事で、本誌ではいろんな企画記事でにぎわっています(*^^*)

大河原邦男さんのインタビュー。

『名場面と歴史的証言でふり返る!三千六五二日の月日と四九七五ページの歩み!!』
THE DECADE of 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN

幻の安彦画、復活
『庵野秀明責任編集 安彦良和原画集(仮)』企画始動!
コチラは→続報ヲ待テ!! だそうです。

各界クリエーター&著名人からのメッセージ
『メッセージ フロム ジ オリジン フレンズ』

完結記念の付録もあります。
前号のトランプに続き、今号では『ジ オリジン アルミ名刺ケース』
→三倍仕事がはかどるらしい?w
そして、次号の付録は『ジ オリジン扇子』
→三倍エコロジーらしいですw
描かれているのはシャアとセイラ。
さらに、10月号では『ジ オリジン ヘッド』
プラモ付録のようです。
さらにさらに!11月号では『ビームサーベル型ボールペン』
10月号のプラモに装着できるらしい?
テンコ盛りですね。

ビッグクリエイター対談として
『安彦良和×かわぐちかいじ』
こちらも完結記念の対談です。
記事は、まだよく読んでおりません^^;これからじっくり読みまーす!

今号で静かに驚いたのが浪花 愛さんの『シャア猫のこと』が載っていたこと。
懐かしいっ(≧▽≦*)
愛さんから安彦さんへのメッセージもありました^^

目次ページの安彦良和さんからのコメント。
安彦さんから読者に向けてと、編集部に向けてのお礼の言葉で締めくくられていました。
これ読んだら、また、じぃんとしてきてしまった;;
安彦さん、お疲れ様でした。
こちらこそ、ガンダム漫画を描いてくださって嬉しかったですよ!ありがとうございました!

以上でガンダムエース8月号の私的感想は終わりです。

pot-pourri内、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』のコミック感想から、ガンA感想に移行する形となってしまいましたが;『THE ORIGIN』が終わってしまったので、これにガンA感想もおしまいとさせていただきます。

コミック感想は、もちろん完結までつづっていくつもりです。
でも、今は、完結の余韻に浸りながら、じんわりこれまでの『THE ORIGIN』の物語を懐古しながら、ボーッとしています。
再読もしたいですが、今は、そっとページを閉じたままにしておきます。

ここまでお読みくださいました方々へ。
長々としたモノを、しかもガンダムエース感想とうたっておきながら、ORIGIN感想のみのブログ記事におつき合い頂きまして、ありがとうございました。


……と。
ここで、今号の感想記事を終える予定でありましたが。
そうはいかなくなってきました;

そうです。



ガンダムエース8月号の表紙には『アニメプロジェクト始動。』←でかでかとこの文字がっ!!!!!

なんと!
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』アニメ化決定です!

表紙をめくってすぐの織り込みピンナップにも、でかでかと『アニメプロジェクト始動!!』の文字がありました。
そして、安彦良和さんからの長めのコメントと、(株)サンライズ代表取締役 内田健二さんからのコメント。

アニメ化になるらしい…という情報は、実は私は6月22日に知っていました。
ツイッターに流れてきたのです。
改めてツイッターの情報の拡がりの速さを実感したわけですが、それ以上に『THE ORIGIN』のアニメ化には驚きました。

『THE ORIGIN』アニメ化については、まだ私自身ブログ記事にするには、意見や考えが頭の中でまとまっていないというのが現状です。
ただひとつ言えるのが→私は『THE ORIGIN』がアニメになるとは思っていなかった。
ということ。
なので、今はかなり複雑な思いです。

『THE ORIGIN』アニメ化については、また改めて記事にあげていくことになるとは思いますが、もう少し考えをまとめてからと思っています。

アニメ化に関することや内容など、まだまだこれからといった感じです。
ピンナップには告知と安彦さんと内田さんの文面しかありませんから。
これで終わりと思っていたガンダムエース。
もしかしたら、次号9月号も買ってしまうかも?^^;
次号には『安彦良和 完結記念インタビュー』と、『「ジ オリジン」アニメプロジェクト最新ニュース』の記事がある模様です。

あ!そう言えば第23巻の告知が無い。いつ発売だろう?
それに、前回のオリジン画集で未収録分だった分を載せたオリジン画集は?もちろん出るんですよね?

ああ(^_^;)なんだかもう、気になることがいっぱいです。
これはもう前回で言いおさめと思っていたこの決め台詞(←笑)をまた言わねばならないかもw

…ということで。

まだまだ、『THE ORIGIN』から目が離せません!

お粗末さまでしたっ(^▽^;)


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