けんか

それが何の喧嘩って、「テレビのチャンネル」争い。

テレビなんて二階にも居間にもあるって言うのに

ご飯を食べながら見なくちゃならないと、チャンネル争い。

全く呆れたものだ。


ミニタはストレスが溜まっているのか、チビボウに蹴りを入れる。

チビボウはまだ小さくてきゃしゃなので、ミニタに蹴りなんて

入れられたらたまったものじゃない。

私は「ふざけるな!やめな」と仲裁に入った。


興奮している雌馬ほど怖いものはない。

「ふんふん!」鼻をならしちゃって、(私にはそう見えた)

怒り狂っている。

気が付いたら仲裁に入った私の右親指に青あざが出来ていた。

はて・・なんでこんな場所が。

そしたら、今度はしびれて箸が持てない。

なんだか悲しくて涙が出た。

せっかく作ったご飯のおかずもチビボウは食べずに二階に上がっていくし。


色々と忙しいと゛ひずみ゛が出るんだな、きっと。

旦那も景気が悪くて「短納期の無理難題」な機械ばかりで、

ここのところ夜も遅くて今夜は゛徹夜゛だとか言うし。


もっともっと気持ちを楽に暮らしたいのに。

まったりと「韓国ドラマ」を見ている自分が

実は一番至福の時なのだと、

今更ながらに気が付く。


ミニタは本当に気楽なやつで、うたた寝をしていたかと思うと

今度は友達と長電話。

それでいて、とんでもない点数のテストを持ってきて

゛受験生゛なのだから本当に呆れる。

まあ、自分でもテストの点数の低さは自覚しているだろうから、

意味も無くチビボウに当たるのだろうと思うが、当たられるチビボウは

気の毒だ。



結局゛気楽なやつは後でしっぺ返し゛が帰ってくるのよ。

そういうこと、ちゃんと判ってんのかいな。。はぁあ。