入浴介助

二回研修に行って、今日から私ひとりで看護士の手伝いに

行きます。

いつも行っている人の話では、当たった看護士さんによって

最悪なんだって。

そうは言っても私は「ヘルパー経験」しかないので

どっちにしたってどんくさい。仕方ない。


どうやら今日は最悪な日となったようだ。

お風呂のベッドのブレーキや、患者さんを連れてくるベッドの

ブレーキ、などこまごましたことが良くわからないし

着ている物のファスナーのこと、ボタンのこと、

経験してないと判らない、そういうことに手間取る。


とにかく付いていくのに必死。


そんな時、いつもヘルパーに行っていた゛おじいさん゛が

お風呂に入りにベッドで連れられて来た。

なんだか懐かしくうれしかった。

私のこと判るかなあ・・と、思っていたら

「あれキンタさんじゃ」とうれしそうに見てくれた。

「元気だった?」と聞いては見たものの

８月に別れた時より、足はぱんぱんに腫れてしまっている。


お風呂に入れてから別れ際に「元気でおってな」と言うと

「また来るかな?」と言うので

「また来るでな」と言うと、

「Mさんにもよろしく」と言ってました。


゛地獄で仏゛とは、まさにこれのことで

頭が真っ白で必死になって張り詰めて働いていたので

やさしい言葉をかけてもらって

゛涙がこぼれそう゛でした。


私には、こんな流れ作業のような「補佐」の仕事は向かないと

改めて思ったけど、これも仕事なので仕方ない。


終わったときは本当にくたくたでした。

お風呂の片付けをやって帰ってきたけど、

「とらのまき」のノートを忘れてしまったので

完璧に出来たかどうかは定かでなし。


そうそう、車椅子に移乗の時゛風呂用゛のエプロンをつけて

いるので、エプロンをめくらないと患者さんのパジャマがぬれてしまう

んだよね。

それすら気が付かないでいたら、

「それくらい気が付くら?」と言われた。

そりゃあ普通なら気が付くかも知れないけど、今日は無理。

だから「そこまで気が回りませんでした」と、言った。


苦情が来たらその時はその時。

誰でも最初はあるし、病院で働くなんて初めてだし

負けないように頑張ると思うだけ。