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「和の魅力発見シリーズTraditional +vol.1現代に生きる日本の伝統楽器」へ行ってきました♪

2012年09月15日 12時57分12秒 | イベント・レポート
先日告知させていただきましたイベント、
和の魅力発見シリーズ Traditional +(トラディショナルプラス)
【vol.1】現代に生きる日本の伝統楽器 へ行ってきました~




  2012年9月9日(日)開演16:00 スパイラルホールにて

   ※本記事は、B-Promotionモニタープロモーションに参加させていただきまして、掲載しています*
事前記事はこちら⇒和を「知る、聴く、遊ぶ」イベントのご紹介☆現代に生きる日本の伝統楽器♪

 

・・・和を「知る、聴く、遊ぶ」

現代に生きる日本の伝統楽器

主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
    東京発・伝統WA感動実行委員会


「笙って、吸っても吐いても音が出るって本当?」
「筝(そう)と琴は違うの?」
「本物の琵琶って見たことない」


私たちの周りには日本古来の素敵な楽器がたくさんあるのです。
 笙・筝・琵琶を「知る・聴く・遊ぶ」-----不思議発見!


伝統を継承しつつ、実験的で多様な表現への挑戦を行っている、
東野珠実(笙)、西野陽子(筝)、そして中村鶴城(琵琶)の三人の演奏家が、
鳥養潮作曲による笙・筝・琵琶のための委嘱新作を上演。

ナビゲーターである音楽評論家小沼純一による坂本龍一のインタビュー映像や
楽器のデモンストレーションを交え、伝統から現代へと自在に横断する日本の
伝統楽器の魅力を語る。


      東京発・伝統WA感動 トラディッショナルプラス より
 

プログラム(↓クリックで拡大します)
     

坂本龍一氏インタビュー映像:事前公開編



HP和の魅力発見シリーズ Traditional +(トラディショナルプラス)【vol.1】現代に生きる日本の伝統楽器」






筝・笙・琵琶・・・と聞いて、アナタはどんなイメージを思い浮かべますか?!

ワタシは↓こんな感じなデシタ

 
筝:お正月の御節売り場や、和風懐石のお店のBGM。 

笙:大河ドラマ平清盛で、宮中の舞場面で登場♪ 頼朝も吹いてた!

琵琶:昔話「耳なし芳一」、平清盛の最初の奥さん(明子)の弾く短いフレーズ

 


なんだか下世話なイメージばかりでスミマセン!!
ただ今、NHKの清盛にハマっているので、どうしても大河ドラマの印象が強いです。

いずれにしても、どれも着物を着て、
畳(板の間)に座って演奏をするイメージがありました。

←笙で言えば、こんな感じ♪





OL時代に、“お母様が琴&笙のお師匠様”という友人がおりましたので、
一度、発表会にご招待をいただいたことがございまして。
その時のお琴の連弾演奏が、とても素晴らしかったことをよく覚えています。

が・・・
筝(そう)と琴(こと・またはきん)では違うのですね。
箏には柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱があって、この柱で弦の音程を調節するのに対し、
琴は、弦を押さえる場所で音程を決めるのだそうです。

あの時、友人が弾いてくれたのは、筝だったのか?琴だったのか?
この日の最初の演目であった「古典:六段」を拝聴しながら、そんなことを考えました。


古典の「六段」は、イメージどおりの楽曲でした。
スピーカーを通して聴く音よりも、ずっとずっと美しく繊細な音色でしたが、
「琴(筝)」という和楽器に対してのイメージは、そのままでした。

ですが、その後の演奏には驚きました。
歌いながらの筝であったり、ヒーリング音楽のような曲であったり。

筝だけでなく、笙も、琵琶も!
「伝統から現代へと自在に横断する日本の伝統楽器の魅力」というのは、
こういうことなのか!・・・と、とても新鮮な感動を覚えました。



この日ご披露いただきました楽曲については、
出演者の方々が事前にコメントをされていますので、こちらのページをご覧下さい♪

  ⇒出演者からのみどころガイド





『伝統楽器といわれても、古典のみ演奏している訳ではありません。
 楽器も、演奏家も、当然のことながら、現在に生きています。
 古典と現在の音楽はどちらもおなじようにあるのです。』


これはナビゲーター小沼さまが、プログラムに記してくださった一節です。


着物を着て、正座で弾く和楽器・・・これもある意味、
ちょっとした偏見だったかもしれませんね。

「正座をしていては、手が届かない音があるので」・・・とイスにかけ、
時には立ち上がっての筝の演奏であったり。

ロングドレスで直立しての笙の演奏・・・その立ち姿も素敵でした。

第一部では、和服で琵琶を奏でてくださった中村さまも、
第二部では洋装に着替えられて、皆様、黒で統一されたお召し物で演奏をしてくださいました。


単純に、その出で立ちや演奏の見た目からでも、
「楽器も、演奏家も、現在に生きています。」・・・という意味が、
ちょっとだけわかったような気がしました。


演奏風景がイメージと違っていたのと同様に、
音楽自体も、本来ワタシが持っていた和楽器のイメージとは、まったく違うものでした。


特に第二部の筝・笙・琵琶の競演は、圧巻でいて、斬新的でございました。

音の余韻や間というものが、まるで異なる3つの和楽器。
それを合わせて現代的な音楽とすると、こんな風になるのですね!!

いったい楽譜は、どうなっているのかしら???・・・と、
とても不思議な思いで、聞き入りました。


本来弾き語りされる独奏楽器であるという琵琶は、難しい奏法をたくさん用いて演奏され、
大変迫力がありました。

呼吸そのものが音に活かされる・・・と言う笙からは、広がりのある複雑な音を感じました。

一度弾いてみたい!・・・と思っていた筝には、
「筝って、こういう弾き方もあったんだ」というような意外な音を聞くことができました。


普段から、音楽に親しむようなことをしていないワタシですので、
こんな稚拙な感想しか書くことができず、大変申し訳なく思いますが・・・

和楽器を使っての、このような素晴らしいアンサンブルを聴くことができ、
大きな感動をいただけましたことに、大変感謝しています!


出演者のみなさま。
どうもありがとうございました!!





余談ですが。

琴だけでなく笙も吹く友人が、以前こんなことを言っていました。
「笙を吹くとね。自分の唾で口や顎や、この辺ビショビショになっちゃうんだよ~」

キレイな着物を着ての発表会の後に聞いた話でしたので、
「着物、大丈夫だったのかな?」と、妙にインパクトがあり、心に残っていたのですが

この日のイベントで「笙を電気で温めて、中に水分がたまらないようにしています。
昔は、火鉢で温めていました」・・・と伺いまして、ちょっと「へぇ~」と思いました。



「two3」で登場した法螺貝の音についてです。

てっきり時代劇の戦の最中に吹かれるような「ホォォォ~ン」というような音だと思い、
どんな風に吹かれるのだろうか?・・と、期待していたのですが。

あら?! 吹くんじゃなくて、鳴らすものなのですね?

コツ・・・コツ・・・

まるで、マイクのテスト中に、スイッチオンのマイクを叩いたような音でしたので、
ちょっと笑ってしまいました。

音楽って、いろいろな音・演奏法があるんだなぁーー!!と、
これも新鮮な驚きでした♪





。。。ということで。

大変楽しく&興味深く参加させていただいた
「和の魅力発見シリーズTraditional +vol.1現代に生きる日本の伝統楽器」でございました。



東京発・伝統WA感動」では、これからも年間を通じて、様々なプログラムが実施されます。

10月11日(木)には「三弦 海を越えて ―アジアから日本へ―」が、
東京芸術劇場 コンサートホールで開催されますので、ぜひ足を運んでみてくださいねー!

詳細はコチラからhttp://www.dento-wa.jp/schedule/schedule02.html



チケットはこちらでご購入いただけまーす☆

チケットぴあ
“三弦”と検索してね




キャンペーンバナー和の魅力発見シリーズ  Traditional +(トラディショナルプラス)【vol.1】現代に生きる日本の伝統楽器

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