欧州車ってフロントガラスコーティングすると、ワイパーがビビリますよね。
これが嫌でフロントガラスをコーティングしない方も少なくないようです。
そもそも、撥水コートをすると何故ワイパーがビビるのかですが、
大前提として、撥水コートをしていない通常のワイパーの役割は、
ガラス面に付着した水を均一の厚さに慣らすことです。
水越しに景色が見える事になります。
水の膜でワイパーゴムが潤滑され、滑るようにワイパーがスムーズに動作します。
一方で、ガラスコーティングを行うと、以下の図のようになります。
ガラス面に対して水が球のようになり、水同士がお互いに接触していない隙間から、
ガラス面がむき出しの部分ができます。
ここにワイパーをかけても、水の膜ができずに水の玉となるので、
ワイパーゴムが直接ガラス面と接触し、ゴムの摩擦抵抗が大きくなります。
なので、ワイパーのビビリはワイパーゴムが摩擦抵抗により、断続的に止まっている事となります。
以上が撥水コーティングされたガラス面で、ワイパーのビビる原因です。
しかし、国産車は撥水コーティングしてあったとしても、ビビリません。
国産車のワイパーが非常に優秀で、
グラファイトワイパーと呼ばれる炭素がワイパーゴムに練りこんでいるからです。
炭素は非常に潤滑性に優れた物質なので、ワイパーゴム表面に炭素があることで、
ガラス面にゴムが接触したとしても、スムーズにワイパーを動かす事ができます。
では、欧州車のビビリ対策をどうしたら良いのか。
1、撥水ワイパーに交換する
2、ワイパーゴムに専用のビビリ防止剤を塗る
3、ワイパーが劣化するまで待つ
1は単純に撥水ワイパーに交換するだけなので、コストは多少かかりますが、
最も問題なく、かつ撥水性を持続させる為には非常に有効な手段です。
撥水ワイパーは、ワイパーゴムに撥水成分が練りこまれていて、
ワイパーを動作させるだけでガラス面に撥水皮膜を形成します。
おそらく撥水皮膜が潤滑性が高い理由で、ワイパーがビビらなくなると思います。
2はグラファイトワイパーと同じ理由です。
潤滑性の高い物質を塗りこみ、ワイパーゴムに潤滑性を持たせます。
揮発性があり、乾燥後は粉っぽくなるものが多い気がします。
3は、我慢勝負です(笑)
ワイパーゴムが劣化すると柔軟性が落ち、
ふき取り性能悪くなります。
なので、ゴム自体の摩擦力が低下するので結果としてワイパーがビビリづらくなりますが、
ふき取り性能は悪いことには変わりありません。
私は、ガラスコーティングを行い、撥水ワイパーに交換しています。
社外品のPIAAのものです。
撥水コーティンングをしているのでワイパーのおかげで撥水しているかどうかは分かりませんが、
ワイパーがビビらないので気持ちよく、快適です。
また、品質も純正品と変わらず、グラ付き等なく安心して使用しています。
BMWではBMW専門店Studieから、オリジナルブランドの撥水ワイパーが出ているみたいなので安心ですね♪
撥水コーティングする際は、是非撥水ワイパーへの交換をご検討してみてはいかがでしょうか。
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