気まぐれ日記とA5

Audi A5SportBackをはじめとする、輸入車の魅力や、クルマの愉しさをお伝えしていきます。

Q2で高速・ワインディング。期待のFFはいかに

2021-03-19 20:20:42 | アウディ

A5がオイル交換の為ディーラーに預けたので、代車としてQ2を貸していただきました。

 

 

新しいデザイン言語のAUDIに載るのは初めてで、ワクワクしています。

一晩貸していただいたので、折角なので西湘箱根→箱根新道→国1の峠を堪能してきました。

 

さてこのQ2ですが、Qシリーズの中で最もコンパクトなエントリーモデルとなります。

正確にはQ2 30 TFSI sport S-lineパッケージです。

全長×全幅×全高は、4205×1795×1520というサイズ。

 

 

頭上が広く、開放感もあります。

横幅もほぼ1800mmありますから、広々とはいかないものの、窮屈ではありません。

充分快適ですよ。

内装の質感やデザインも、このクラスは各社殺風景なデザインですが、

実際に乗ってみると気になりませんでした。

 

もちろんバーチャルコックピットや、各スイッチやシフトノブの質感等、

プリミアムブランドとして抜かりなく仕上げてきたからだと思います。

 

 

慎重183cmの私では後部座席は余裕の余文字もありません。頭上は充分広かったです。

 

 

トランクは見かけより広々しており、405Lと充分な大きさです。

 

 

エンジンは直列3気筒999ccターボで、116ps/20.4kgmのスペックです。

車重は1310kgと軽量。

 

 

JC08モード燃費で19.8km/Lだそうです。

7速Sトロニックトランスミッションを介し、前輪駆動で路面に伝えます。

 

そう、このクルマFFなんです。

 

そもそもQ2にクワトロはラインナップされていないところが潔いですよね。

FF、エンジン横置き、エントリーモデル、1.0Lエンジンと、

AUDIとしてどうなのか心配になりがちですが、先入観は置いといて早速行ってみましょう。

 

・一般道

市街地走行はQ2のキャラクターにはドンピシャではないでしょうか。

取り回しの良いサイズ、アゴを気にしなくて良い車高、縁石も気にしないタイヤサイズ(215/50R18)、充分な視界の高さは、運転していて楽です。

遮音性もこのクラスの中では合格レベルかと思います。静寂とは全然違いますが気にならにレベルです。

 

気になる1Lエンジンですが、ビックリするくらいパワフルで、2000ccくらいあるかのような余裕です。

確かに、トルクが20.4kgmなので、2000cc相当かもしれませんね。

信号発進や簡単な追い越し等、非常に楽にスムーズにこなします。

7速Sトロニックは、ファイナルギアが高めのセッティングのようで、クロス気味なのがパワフルにも繋がっているかと思います。

 

S-Lineのスポーツサスペンションは、40~60km/hくらいの走行で結構揺れますね。

コトコトとボディがゆすられる感覚が気になりました。ただ、不快ではない事だけは伝えておきます。

一方で、気になる点としては、クロスミッションからくるギア比のせいか1速が短すぎて、発進時のアクセルがすごく敏感です。

 

(ピラーがオシャレ)

 

・高速道路

FFとのことで高速道路が心配でしたが、ビックリするほど安定しておりました!!

えっクワトロいる?!いらないんじゃないの?!と思うほど。

フラつきなんて全くしません。

充分な安定性で、非常に安心して走れました。実家のE-Coupeより安心できたかもしれません。

Audiのクルマ造りは、FFだろうがクワトロだろうが、同じ方向性で安定感のある走りで、本当に安心できます。

それでいて、コーナリングとかスイスイ曲がっていきますよ。

安定してる、大丈夫、踏んでいけるよというのが伝わってきました。

 

エンジン出力も、普通に走っている分には全く問題ないです。

が、1600rpm程度で3気筒特有のブルっとした音が気になります。

バランサーのおかげか振動は来ませんが、極低音がするのが非常に耳障りです。

 

スポーツサスペンションはここにきても硬めですが、市街地走行よりはマイルドですかね。

 

(215/50R18で、タイヤはBSのTURANZA T001)

 

・ワインディング

面白いクルマなのでつい楽しくなってしまいましたが、

コーナリングの手応えは本当に気持ちが良いです。

アクセルオンで走っていれば、クワトロとの差がわからないくらいしっかりしたハンドリングです。

もしかしたら気が付かないところで4輪の制御をクルマが行ってくれているのかもしれません。

 

エンジンはさすがに登りですとパワーはありませんが、別に不満でもなく充分楽しいですよ。

小排気量からくるエンジンの高回転フィールは3気筒だからこそ楽しいですし、パワー感も持続します。

アクセルをブラジルまで踏み込んでもスピードは出ませんけどね笑

 

ただ、コーナー性能の限界はそう高くないのかもしれません。

ちょっとしたハンドルさばきでESPが介入し、意図しない動きをするケースがありました。

ちょっとワインディングを楽しむくらいであれば、充分な性能といえます。

 

また、LEDヘッドライトは充分明るく、真っ暗な箱根の峠道を安心して走れました。

オートハイビーム機能も助かります。

 

 

 

楽しく走った燃費は10.7km/Lでした。

一般道を普通に走れば15km/Lくらい行くので、燃費はいいクルマだと思います。

 

・総評

先入観で評価しては勿体無いくらい気持ちいクルマです。

若者が街乗りやちょっとしたドライブで使うのにはちょうど良いと思います。

FFや1LエンジンでもAUDIらしさは充分感じられ、安定した走りを楽しめました。

不満点は、運転席左足部分がセンタートンネルと当たるところです。

 

少し張り出しており、常に足が当たる・・・のはいいのですが、ミッションなのか排気なのかで、少し熱を持つんです。

これが、すっごく気になりました。

 

良いクルマだけに、改善して欲しいポイントです。

 

しかし、最新モデルのAUDIの内装はかっこいいですね^^

 



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