中共十八大期間中 チベットで大規模抗議
中共十八大期間中 チベットで大規模抗議
【新唐人2012年11月14日付ニュース】中国共産党第18回全国代表大会が11月8日より北京で盛大に開催されている中、チベットでは焼身自殺による当局への抗議が絶えません。11月9日、青海省同仁県では中高生数千人が当局の厳しい統制のなか、抗議デモを行いました。抗議活動には1万人以上が参加したと言われています。
11月9日、青海省同仁県では中高生6000人が抗議活動を展開し、"民族の平等とチベットの自由を求める"、"ダライ・ラマのチベット帰還を求める"などと声を上げました。中高生以外にも、チベット僧や一般民衆など、およそ1万人以上がデモ行進に参加したそうです。
当局は同仁県に多くの武装警察や軍の車両を配置し、チベット人居住地への統制を更に強化。焼身自殺や抗議活動に関する情報をすべて封鎖し、メディアの取材や報道も禁止しています。
国連のナバネセム・ピレイ高等弁務官は声明を発表し、焼身自殺によるチベット人の抗議事件の激増に驚きを示し、中国当局には、焼身自殺の状況を調査するための人権監視員のチベット入りを許可するよう呼びかけました。
これに対し、チベット自治区共産党委員会副書記は9日、第18回共産党大会でのチベット代表団の会議で、"このような調査はありえない"と示しました。また、"中国は各界の人士がチベットに来て視察、学習および観光する事を大いに歓迎するが、他の活動は歓迎しない"と強調しました。
「権利運動」責任者 胡軍さん
「もし チベットにもっと多くの外国記者が入ると、チベットの真の人権状況がわかるでしょう。そしてチベットの人々に励みを与え同時に、中共の邪悪な本質を暴くこともできます。中共はこれを最も恐れています」
チベット亡命政府によると、今月だけでもすでに9件の焼身自殺が発生し、2009年からは71回、計56人が死亡しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/11/11/atext795325.html. (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)
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