朝、店の掃除をしていたら電話が鳴りました。 開店前の電話は、だいたい注文の電話が多いんで、
(おっ、今日も朝から調子いいゾ~!)
なんて思いながら電話に出ました。
「はいっ、木家珈琲ですっ!」・・・・。 一瞬無言の後、
「どこですか 、山▲さんじゃ~なかですか 」 なんか、中年のオバちゃんの怒ったような声です。
その言い方に、なんか僕も“ムっ” としましたが、そこは僕も商売人です。
「いいえ~違いますよ~ 」 軽やかに答えました。・・・・が、すごい答えが返ってきました。
「私はですね~、山▲さんの娘さんから今、この番号ば教えてもろち掛けよるとに、何でおたくが電話に出っとですか 」
・・・・・「はぁ~ 」 。。。・・思わず、「間違いました!すいません!」 って、こっちが言いそうになりました。 が、まだまだ僕は商売人です。
「ああ、じゃぁ、番号の書き間違いか、押し間違いじゃ~ないですか?」
僕は「ブルマン100kg、豆で!」って言われた時の応対みたいに丁寧に答えましたが、 僕のセリフが終わるか終わらないうちに・・・、
「私は間違ぉとらん! だいたい私が掛けた電話に何でおたくが出っとね 」
おばちゃんは、独自の理論でグイグイ押してきます。 僕はもう、取り調べ室でいまにも落ちそうな犯人みたいな気持ちになりつつありました。 もうノドまで出かかりました。『すっ、すいません!山▲さんの電話に勝手に出てしまいました! 』・・・・ いやいや、ここで折れるわけにはいきません。
「だいたい、何番にお掛けになったんですか?」 おばちゃんの呪縛から一刻も早く抜け出なければ・・・。
「33の3●◆▲たい! 」 ふっふっふっ、僕は勝ち誇ったように言いました。
「うちは、33の3□◎▽です!!」 。。。。しかも、宝くじでも全然クヤシクないくらい番号が離れてるぅ!・・。3つ間違えないと、うちには掛からんし~・・・。
おばちゃん、やっと理解したみたいです。・・・・しかし、
「ふんなら、私が間違えたつね、ふ~ん、ならよか!」
・・・ガチャツ・・・・・ツー、ツー、ツー・・・。
僕は『12人の怒れる男』のヘンリーフォンダみたいに、開店前の店であくまでも冷静に怒りに耐えていました。
でも、まぁ声は40代くらいだったけど、ほんとはもうけっこうお歳のおばあちゃんかもしれないし、・・・と自分に言い聞かせてたら、また電話が鳴りました。 おそるおそる、出てみると、
「こちらは、◎×信販です。個人事業主の皆さんの強~い味方!運転資金の融資は当社で・・・・・。」 ・・・・・テープが流れてきました。今日は開店前から、ドっと疲れが出ました!。。。。
今日はもう、絶対電話には出らんゾ~!誰がなんと言おうと出らんゾ~!ブルマン100kgなら、出るけど・・・・。
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