で、前に『ニュー焙煎法』のことを書いたんですが、あれから夜も寝ずに昼間寝て、日夜研究に研究を重ねて微調整しました。・・・・そして、完成しました 名付けて
《スチーム・ロースト》 別名『むらし焙煎』
コーヒーを抽出する時に「むらし」が大切なのは皆さんもご存知だと思いますが、焙煎の時も「むらし」は重要なんです。 焙煎の時は、主に「火力」と「ダンパー(排気)」の調節で、この『むらし』の環境を作ります。
珈琲豆の焙煎は、簡単に言うと”水分抜き”です。コーヒーの生豆は約11~13%くらいの水分を含んでいますが、焙煎豆にする為にはこの水分を抜くこと、そしてどのようなステップで水分を抜いていくかで、味・コクが決まります。前に僕は、春・夏用の焙煎と秋・冬用の焙煎の2パターンで焼いてるということを書きましたが、今回の『スチーム・ロースト』は、この進化形と言えるかも知れません。
トップシークレットなんで詳しくは書けませんが、(そんな大げさなもんでもありませんが・・・。)僕の経験から言うと、美味しい『むらし』の環境を作る為には、生豆から出る水分と生豆を同じ環境にギリギリまで置いておくこと。しかし、ある環境になったらそれと逆に、一刻も早く水分と豆を切り離すこと。これで豆のコクが数段違ってきます。
※<第1チェック・ポイント: 読んでて、少し疲れてきた方、最後のオチに跳んでいいですよ!・・・あっ、クリックだけ、忘れずにネ!>
僕がこの焙煎法にたどり着いたのは、勝手に”師”と仰いでるロースターの一言と、ちょっとかじってた「スポーツ理論」が重なった時でした。 あるロースターのブログで、焙煎法のポイントの記述が少し抽象的で意味が解らなかった時、学生時代のスポーツ力学の「ねじれ理論」をふと思いつきました。 僕は跳躍専門だったんですが、ハイジャンプにしても走り幅跳びにしても、重要なのは”最後の3歩”なんです。踏切前の最後の3歩は重心を下げて、歩幅を狭くします。少し窮屈にすることで、踏み切った時の爆発力が数段アップするという理論です。もっと解りやすく言うと、ゴルフのスイングです。あのカワイイ宮里藍ちゃんのスイングを思い浮かべて下さい。トップからダウンスイングに入る時、腕の振りより必ず腰が先に目標に向きます。インパクトの少し前にカワイイ”おへそ”がくるっとフェアウェイの方を向きます。 体に「ねじれ現象」を作って、その反作用を利用して爆発力が増し、より遠くへ跳ばせるという訳です。
※<第2チェック・ポイント: 読んでて、眠くなってきた人、本当に最後のオチに跳んでいいですよ!・・・あっ、クリックだけ、忘れずにネ!>
この「歩幅をせまくする」ことや「ねじれ現象を作る」ということが。最後の爆発力を生む・・・。この理論を焙煎に応用しました。 しかし、体のねじれなら、手は後から勝手についてきてくれますが、珈琲豆の焙煎の場合は、タイミングを見てこちらがその環境を作ってあげなければなりません。ここがとても苦労したところですが、どうにか自分なりのマニュアルができました。
焙煎をやったことがある方なら、少しは見える話だと思いますが、その他の方にはだいぶ退屈な話だったかもしれません。すいません。
最後に、結論です。
『スチーム・ロースト』とは・・・、
歩幅を狭くして、ねじれ現象を作って、藍ちゃんのおへそチラ見して、ギリギリまで待って、『焙煎は爆発だ~』
・・・・・よけい意味解らん?・・・。ご静聴ありがとうございました。
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