ジーパンと原田芳雄。。。

	Ｂ級パラダイス　［復刻版］
	原田　芳雄
	ベストセラーズ

	あの頃映画　松竹DVDコレクション　「われに撃つ用意あり　READY　TO　SHOOT」
	クリエーター情報なし
	SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)

今日は新宿西口のＵＮＩＱＬＯにジーパンを買いに行って来ました、、、

今までＵＮＩＱＬＯはメルマガを取って居てデザインが良くて良い形のデニムジャケットやら、Tシャツ等をwebで買っていたのだけど、サイズの問題でジーパンは買わなかったので、矢張り直接、店舗で買った方がサイズもすぐに解るだろうしと思い、行って見たけど、いやぁ、安いですね、今までジーパンはデパートで買っていたけど、此れではデパートが売れないわけですね、まあ、私はboutiqueで買うタイプでも無いし、、、、、、、

ましてはビンテージ物とかは手が出ないし、今まではEDWINの物をデパートから買っていたのですが、此処１，２年低価格の安いジーンズが話題に成っていたし、でも流石に６００円のジーンズとかは買う気に成れなかったので、UNIQLOのなら品質も大丈夫だろうと思い、スリムとストレートの細身を選びました。私は大事な用事で人と会う時などはブランド物のジャケットとか着ますが、普段着は大抵がミリタリーシャツジャケットとかの安い物をUNIQLOで買って着ています。２０代の若い頃は映画俳優の着ている洋服に似たのを買って来て着ていましたっけ、、クリント・イーストウッドがダーティハリーの１作目で着ていた茶色のブレザーとかね、大学時代はそれで通してましたよ、高校時代は私立校で制服ではなく私服だったので、

ジーパンの上下で済ましてました。その頃から松田優作、原田芳雄の影響を受けてましたね、彼らの気取らないラフな格好が好きだったんです。その松田優作も４０歳の若さで亡くなり、優作の弔辞で原田芳雄が「優作、俺はお前が死ぬところを何遍も観て来た、でも、おまえはその都度、生き返ってきたじゃないか、それはお前が役者だからだ！なんじゃこりゃ！！役者なら生き返ってみろ！！」と云ってあの芳雄が泣いてましたっけ、、それから２１年目で今度は原田芳雄が亡くなりました。

何でも優作の奥さんの美由紀さんが話した事をblogで書いて有ったけど、原田芳雄が亡くなる２日前に彼がうわ言で「優作が迎いに来た」と云ったそうですね、その時、彼女が「優作！！まだ、迎いに来ないで！！」と叫んだそうです。原田芳雄と松田優作は実の兄弟以上に仲が良い友人同士でしたね、そして、優作は芳雄の一挙手一投足を真似ていましたね、優作の息子の翔太が痩せおとろいて亡くなった、原田芳雄の葬式にショックで行けないと云ったら、美由紀さんが「行きなさい、そして魂を貰って来なさい！！」と云ったそうです。そして棺桶を皆と担いだそうですね。ああ、あの原田邸の原田酒場はどうなったのだろうか？

そんなこんなで、此処の処、原田芳雄の映画を立て続けに観ています。何しろ出演作が１２０本はあるので、まあ、すべてはソフト化されて無いので、此れから続々と主演作などを中心にDVD化されて行くと思いますよ。今、丁度、CSの日本映画専門チャンネルでBest of yoshio harada～原田芳雄　自薦傑作選～が放映中ですね。毎週土曜日の夜にHDで放映しているのでブルーレイで録画しています。今までは原田芳雄の出演映画はビデオやらLDで、発売されてましたが、今や手に入らないので、興味のある人は観て見ると良いと思います。ちなみに、今日、１０/22は「出張」、来週は確か木曜に「ミスター・ミセス・ミス・ロンリー」土曜に「ツィゴイネルワイゼン」、来月は「どついたるねん」「浪人街」「寝盗られ宗介」等が放映されるみたいです。

しかし、私は原田芳雄と云えば、若松孝二監督作の「われに撃つ用意あり」が好きなんですよね、ストーリーを説明すると、

新宿・歌舞伎町を舞台に、ヤクザ絡みの犯罪に巻き込まれた元全共闘闘士の戦いを描いたハードボイルド・ロマン。原田芳雄、桃井かおりが絶妙のコンビネーションを見せる最後の殴り込みシーンは、まさにこの二人ならでは。新宿の熱気を伝える、スローモーションを多用したカメラワークにも注目してほしい作品です。

新宿・歌舞伎町。ｊａｚｚｂａｒ“カシュカシュ”のマスター郷田克彦の前にヤクザに追われている女が現れる。女の名はヤン・メイラン、台湾人である。その頃、外では桜道会系戸井田組々長が銃殺される事件が発生し、新宿署の、丸暴刑事・軍司が捜査を開始していた。殺人現場にはＶＨＳ－Ｃビデオのアダプターが残されていたが中身のテープは無かった。一方“カシュカシュ”では２０年間続いた此の店の閉店パーティが行われており、克彦のかつての全共闘の同士である李律子、秋川、三宅らが集まっていた。中にはメイランの姿も見え、実は彼女がベトナム難民であり、偽造パスポートを持つ密入国者である事が判明する。逃走の為のパスポートを取りに出たメイランは、戸井田組に追われるが克彦はそんな彼女を救出するのだった。一方、事件を追う軍司は、戸井田組がタイの女にパスポートをネタに売春させ、その女に組長が殺された事と、女がビデオテープを持っていることを突き止めた。時を同じくして香港ヤクザが戸井組々員を殺害する事件が起こり、そこで軍司がビデオテープを発見する。それは桜道会桜田のフィリッピン女の殺人シーンだった。メイランは克彦と仲間に戸井組に脅され、犯されそうになった時、銃が暴発して戸井田を殺してしまった事を打ち明ける。そして対策を練っていた時に、秋川が香港ヤクザに殺されてしまい、メイランもさらわれてしまう。克彦は一人でメイランを救出する事を決意する。そんな克彦と行動を共にする李律子。リボルバーを手に香港ヤクザの居るフィリピンパブに向かった二人は、ヤクザと警察を向こうに激しい銃撃戦の末、メイランを無事逃がす。そして、負傷した二人はお互いを支えながら薄れ行く意識の中で笑い合うのだった。

原田芳雄は此の作品でブルーリボン主演男優賞、アカデミー主演男優賞を取りました。２００３年には紫綬褒章を授与されています。

日本政府は原田の映画界への貢献などを多とし、8月9日の閣議で旭日小綬章を授与することを決定したそうです。

原田芳雄の事をよく知らない若い人達にも是非観て貰いたいですね。。。

-われに撃つ用意あり-