新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
平成31年 元旦。
kiyasume.
三木はこの本で一つの「幸福論」を提示しようとしていました。同時代の哲学や倫理学が、人間にとって最も重要な「幸福」をテーマに全く掲げないことを鋭く批判。「幸福」と「成功」とを比較して、量的に計量できるのが「成功」であるのに対して、決して量には還元できない、質的なものとして「幸福」をとらえます。いわく「幸福の問題は主知主義にとって最大の支柱である」「幸福を武器として闘うもののみが斃れてもなお幸福である」。幸福の本質をつこうとした表現ですが、どこか晦渋でわかりにくい表現です。
こうした晦渋な表現をとったのには理由があります。戦争の影が日に日に色濃くなっていく1930年代。国家総動員法が制定され、個人が幸福を追求するといった行為について大っぴらには語れない重苦しい雰囲気が満ちていました。普通に表現しても検閲されて世に出すことができなくなると考えた三木は、哲学用語を駆使して表現を工夫し、伝わる人にはきちんと伝わるように言葉を磨き上げていったのです。
哲学者の岸見一郎さんは、「人生論ノート」を、経済的な豊かさや社会的な成功のみが幸福とみなされがちな今だからこそ、読み返されるべき本だと言います。一見難解でとっつきにくいが、さまざまな補助線を引きながら読み解いていくと、現代を生きる私たちに意外なほど近づいてくる本だとも言います。
厳しい競争社会、経済至上主義の風潮の中で、気がつけば、身も心も何かに追われ、自分自身を見失いがちな現代。「人生論ノート」を通して、「幸福とは何か」「孤独とは何か」「死とは何か」といった普遍的なテーマをもう一度見つめ直し、人生をより豊かに生きる方法を学んで行こうと思う。
「知性改善論」「神学政治論」といった哲学史に残る名著を著し、近世哲学の一つの潮流を生み出した17世紀の哲学者、ベネディクトゥス・デ・スピノザ(1632 - 1677)。とりわけ彼の哲学は、現代思想にも巨大な影響を与え続け、人間の行為や感情、知性、ひいては社会のあり方にも深い洞察をもたらすものとして今も多くの人々の注目を集め続けています。そんなスピノザが最晩年、自らの哲学的な営為の集大成として、世に問おうとしたのが「エチカ」です。
現代でこそ哲学史上の名著とされる「エチカ」ですが、出版当初は無神論者による冒涜の書として黙殺されました。その理由は、常識を覆すあまりにも革新的なスピノザの思考法にありました。この世界のすべてのものは神のあらわれであり、神は世界に偏在しており、神と自然は一体であるという「汎神論」。それをベースとして、「自由意志の否定」「人間の本質を力だと考える人間観」「活動能力による善悪の再定義」など、常識とは全く異なる考え方が導かれていきます。
私たちが漠然と前提しているものの見方がことごとく覆されますが、そこには不思議にも私たちが日常の中で見過ごしている物事の本質が浮かび上がってきます。とりわけ「意志」や「自由」に関するスピノザの洞察は、精神医療やケアの現場にも新たな知見を与えてくれる事もあると言います。幾何学の方法を徹底的に適用し一見冷めた非人間的な記述とも思えるスピノザの哲学は、深く読解していくと、「人間の幸福」「人生を正しい方向に導く方法」「真の善の発見」といったテーマが貫かれていることがわかっていきます。
哲学研究者、國分功一郎さんは、新自由主義が世界を席巻する中、人間の行為があらゆる領域でマニュアル化され、思考の自由が奪われつつある現代にこそ「エチカ」を読み直す価値があると言います。スピノザの哲学には、現代では失われつつある思考の本来のあり方や自由の根源的な意味を考えるための重要なヒントが数多くちりばめられていると言うのです。
番組では、20年来スピノザを研究し続けている國分功一郎さんを指南役として招き、哲学史上屈指の難解さをもつという哲学書「エチカ」を分り易く解説。スピノザの哲学を現代社会につなげて解釈するとともに、「意志とは何か」「自由とは何か」「人間はどうやって真理を知りうるのか」といった根源的な問題を考えている。
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北欧スウェーデン出身のオーサ・イェークストロムさん。13歳で「セーラームーン」に出会った彼女は、漫画の世界・東京に憧れ、漫画家になると決意!高校卒業後、8年間で7度来日。イベントに出した漫画が編集者の目に留まり、2015年に日本で漫画家になる夢を叶えます。「日本の不思議」を描いた4コマ漫画は累計20万部の大ヒット!サブカルの聖地・中野に住むオーサさんが教えてくれる日本の魅力とは?
日本で活躍する外国人: スウェーデン人 オーサ・イェークストロム
以上がドキュメンタリーでDVDに焼いた番組です。後は映画とドラマを焼きました。その内、昨日、ドラマを1作品だけ見ました。亀梨和也主演の「手紙」です。今回はこのドラマを紹介します。
この作品は、映画化、舞台化もされている人気作家・東野圭吾の代表作「手紙」のドラマ化作品となります。犯罪加害者の弟という運命を背負いながらも懸命に生きる主人公・武島直貴が、自分の家族を持つまでの軌跡を、劇中で交わされる兄弟の手紙を通して、丁寧に描いています。
一度過ちを犯したら永遠に世間は許さないと言う話です。重いテーマです。亀梨君が熱演をして見せます。兄が強盗殺人を起こした為、弟は永遠に社会から孤立して行きます。働きながら通っていた定時制高校で数学の成績が高得点を取るように成り、数学の若い女性の教師と恋仲に成るも、兄の為別れる事になり大学入試も諦め、職を転々とします。どの職場に行っても彼は嫌われ、彼に罪はないのに世間は許しません。あるリサイクル工場で勤め始めた彼を、職場の同僚の女の子(本田翼)は必死になって庇います。そして彼と一緒に暮らし始め、彼もリサイクル工場から、一流家電メーカーに就職するも世間は彼らを許しません。そんな直貴にその企業の社長が言います。「君はまだ甘い」と。居た堪れなくなった彼は社長に言います。「一体どうしたらいいのですか?教えてください」しかし社長は言います。「答えは無いのだよ」と。最後、彼は兄が殺したおばあさんの被害者のもとに線香をあげに行きますが、被害者は許しません。ただ、刑務所から被害者のもとに届いていた兄の手紙に最近変化があったと言う。「彼は君の人生も台無しにしてしまった事についても悔やんでいた。だからもう終わりにしよう」と被害者の息子さんが言います。そして、直貴の歌を聴いてその腕前を惜しがる、友人のシンガー・ソング・ライターに誘われて、兄が収監されている刑務所に慰問に行った彼は、手を合わせて祈る兄を含めた受刑者の前で歌を歌います。友人のギター伴奏で「見上げてごらん夜の星を」を歌いだすが、直貴は泣き出し、そして泣きじゃくるだけでした....
テレビ東京 ドラマスペシャル 「東野圭吾 手紙」亀梨和也主演 12月19日(水)夜9時放送
「手紙(東野圭吾)」ラストシーン。
亀梨くんはまだ若いので、色々と演技に関しては言われる事があったみたいだけど、今回の演技に関してはみんな納得するのではないだろうか。彼の大ヒットドラマ「妖怪人間ベム」から 引き継いでいる、厳しい過去を背負った寡黙な青年という役が板に付いてきた感じがします。しかし、もう彼も良い歳になる。兄貴分の木村拓哉が中年になっても、そのキャラクターをあまり変えずに、うまく中年の演技が出来る性格俳優になったのだから、彼も良い役者になって貰いたいです。
新春プレゼントです。コメディー、不条理アニメ「うる星やつら、ビューティフル・ドリーマー」です。ご覧になって下さいね。。。
Movie 2 - Beautiful Dreamer
下はエディ藩作曲の、和製ブルーズの名曲「横浜ホンキートンク・ブルース」の各アーティストの演奏です。。。
横浜ホンキートンク・ブルーズ
原田芳雄with喧太&桑名/横浜ホンキートンクブルース
MAYA / 横浜ホンキー・トンク・ブルース
横浜ホンキートンク.ブルース ザ.ゴールデンカップス LIVE
石黒ケイ 横浜ホンキートンクブルース (2017 YOKOHAMA KAMOME)
山崎ハコさん「横浜ホンキー・トンク・ブルース(Live ver.)」
横浜ホンキートンク・ブルース
横浜ホンキートンクをデルタで オリジナルブルースマン 歌/ギター 遠藤ヨシキ
白竜「横浜ホンキートンク・ブルース」(2013)
横浜ホンキートンク・ブルース-松田優作
横浜ホンキートンクブルース/JACK IN THE BOX
【ヨコハマ・ホンキートンク・ブルース 20141016】 【ALL TO A MASH】
横浜ホンキートンク・ブルース / 米重優哉 @六本木Be