寂しがり屋のハーモニカ吹き。(障害者の日常生活)

これで本当に最後です。機会があったら、また会いましょう!!

私は実は体調も良くありません。ものが2重に見えるのです。。。だから静養も兼ねて、これでblogは辞めます。最後に、私が大好きなマカロニ・ウエスタンがあります。(マカロニ・ウエスタンとはイタリアやらヨーロッパで作られた西部劇の事です。名作が沢山あります。)その中から、名作を挙げておきます。Net Felixでもあるかと思いますので、是非見てみて下さいね。まずは紹介まで。それでは、皆さん。一旦さよならです。
 
 
 
 
 
〜〜懐かし洋画館〜〜 (再掲載です。)。
 
傷だらけの用心棒 [DVD]
 
 

映画「傷だらけの用心棒」

ロベール・オッセン

今回はロベール・オッセン監督主演1968年製作の「傷だらけの用心棒(UNE CORDE, UN COLT)」を紹介します。

フランスのスター俳優ロベール・オッセンがフィルム・ノワールのティストを取り入れたマカロニ・ウエスタンだ。共演はフラン ソワ・トリュフォー監督「ピアニストを撃て」に出演した女優ミシェル・メルシエ「荒野の一つ星」でジュリアーノ・ジェンマと共演したセルジュ・マルカン「怒りの荒野」のベニート・ステファネッリ「皆殺しのジャンゴ」のリー・バートンが脇を固めて居る。

また当時アイドル歌手だったスコット・ウォーカーが主題歌を歌って居る。

セルジオ・レオーネに捧げられた「傷だらけの用心棒」
本作に登場する”ワイルド・ウエスト・ホテル”のフロントの男を演じて居るのは、”マカロニ・ウエスタンの父”と称される巨匠セルジオ・レオーネである….。と言う”誠しやかな噂”がある。本作の監督・脚本・主演を務めたロペール・オッセンはレオーネの旧友であり、エンドクレジットには「この作品をセルジオ・レオーネに捧げる」とのメッセージが登場。そして何より、フロントの男の風貌がレオーネによく似ている事などから、未だに広く信じられて居る噂である。処が、日本でDVD化した際の調査によると、フロントの男を演じて居るのはレオーネではなく、ポルトガル人俳優クリス・ヒュエルタであるそうだ。それでは何故、この様な噂が流れたのだろうか。レオーネの生涯を綴った「セルジオ・レオーネ 西部劇神話を撃ったイタリアの悪童(著者:クリストファー・フレイリング 訳:鬼塚大輔 発行:フィルムアート社)」によれば、レオーネは実際にオッセンからオファーを受け、ホテルのフロントマンを一度は演じたと言う。しかし、レオーネは自分自身の演技力に失望し「あの映画に出て居る自分の姿を見て、もう二度とやるまいと心に誓ったよ。馬の方が私よりも演技が巧みだったからね」とコメントして居る。この事から、一度は撮影したものの、本人の希望を受けたオッセンが、レオーネによく似たヒュエルタを起用し、同じシーンを取り直した….と言う可能性が考えられる。またオッセンは撮影現場に訪れたレオーネに、本編36分30秒頃から約3分にわたる食事シーンの演出を依頼。後に「レオーネは素晴らしい場面に仕上げてくれた。彼は矢張り、最高の監督だ」と言う感謝の言葉を残して居る。
(マカロニウエスタン傑作映画DVDプロダクションノート)

【ストリー】
嘗て愛した女マリア(ミシェル・メルシエ)に呼ばれて、無口で非情なガンマンのマヌエル(ロベール・オッセン)がやって来る。未亡人マリアの願いは、殺された夫の葬儀を執り行う事だった。夫の仇である牧場主の元へ用心棒として潜入したマヌエルは、牧場主の一人娘(セルジュ・マルカン)の誘拐に成功。可愛い娘を人質を取られた牧場主はマリアの要求通り、夫の葬式に参列する。血を流す事なく全てがうまく治まろうとしたその矢先、ならず者兄弟が人質の娘を奪い返そうとして、犠牲者が出る。早撃ちのガンマンとならず者たちの間で、血で血を洗う報復合戦が始まった。

 

題名:UNE CORDE, UN COLT/CIMITERO SENZA CROCE
邦題:傷だらけの用心棒
監督:ロベール・オッセン
脚本:ダリオ・アルジェント、クロード・デザイリー
撮影:アンリ・ペルサン
音楽:アンドレ・オッセン
現像:テクニカラー
出演:ロベール・オッセン、ミシェル・メルシエ、リー・バートン、セルジュ・マルカン、ベニート・ステファネッリ、ミッシェル・ルモアン、グイド・ロロプリジーダ。ダニエル・バルガス、ピエール・コレット、アンヘル・アルバレス
1968年イタリア・フランス/ビスタサイズ・イーストマンカラー87分35mmフィルム[日本劇場未公開]

 

 

この、ほぼ10分間の映像を見て下さい。「傷だらけの用心棒」のストーリーがあらかた全部解りますから、、

Une corde, un Colt... / Cimitero senza croc / Cemetery Without Crosses / 傷だらけの用心棒 (cover)

 

悲しみを誘うギターの旋律を醸し出して居る。じっくりとお聴き下さい。(The Rope and the Colt (1969)

 

Cemetery Without Crosses (Suite)

 

「傷だらけの用心棒」(UNE CORDE, UN COLT)

私はこの映画は、1980年代にテレビ東京の「2時のロードショー」で76分の短縮版を見た。そして、フレンチ・ノワールの感覚がする。このマカロニにはどこか惹かれた。しかしそれ以降。テレビでは完全版は見られなかった。だから2,000年頃になってドイツ版のビデオ・テープを取り寄せた。勿論ドイツからだ。税関の手続きやら何やらで時間が掛かり、そして金も掛かったが。おおよそ、ビデオ自体は6千円ぐらいで手に入れる事が出来た。購入して見るとスペインの表記があった。輸入盤のマカロニ・ウエスタン作品の映画のビデオ・ソフトは、ヨーロッパで何通りもバージョンがあり。輸入盤では無いがパイオニアCDから発売された、クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」のDVDなんかは、元のマスターがドイツ・バージョンの不鮮明な画質が暗い映像で、購入したが。昨年の秋口にBOOK・OFFにて処分して仕舞った。この「傷だらけの用心棒」は前回に紹介したジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニ・ウエスタン同様に異色な作品だ。ストーリーはこうだ。町を牛耳るロジャース一家に夫を殺された未亡人マリアに、ゴーストタウンに住むかつての仲間で訳ありのマヌエルは復讐を頼まれる。マヌエルはロジャース一家に取り入り娘ジョアンナを拉致。 マリアはジョアンナとの交換条件として夫の葬式をロジャースに出させて恥を掻かせるが。夫の兄弟絡みで話は一転二転する。ゴーストタウンでマリアとマヌエルが長々と見つめ合うシーンには泣ける。マリアがランプに火を灯すとそこにはロジャース一家が無言で立ち尽くすシーン。その後のマリアの運命を暗示して居る。マリアも殺されて仕舞うのだ。常にタバコを咥えるマヌエル。 右手に黒手袋をはめた時、拳銃が唸る 。カッコよすぎラストのゴーストタウンでのロジャース一家4人との決闘 。マリアの夫の為では無く。愛したマリアの復讐の為に驚きの早撃ちの左利きが拳銃を唸らせる。これでラストかと思ったらなんとジョアンナに撃たれるマヌエル。風が唸ってる効果音...。影の主役と言うかメインはマリアだ。渋すぎる。まるで西部劇版フィルム・ノワールだ。ラスト、セルジオ・レオーネに捧ぐのラストクレジットが入る。脚本はレオーネのウェスタンをベルナルド・ベルトルッチと共同原案の、のちの「サスペリア」等の監督ダリオ・アルジェントだ。
フレンチ・ウエスタンな気もする復讐劇マカロニ・ウエスタン。冒頭からセピア色の情景に始まり、何処かノワール的な仄暗い演出が光る。フラメンコ調のBGMや殺伐とした絵面が生み出す渋いムードが良い味を出してるし、役者が見せる無言の表情も哀愁に溢れていて秀逸。終盤の悲恋、その果ての決着と末路の虚しさにも心を掴まれる。本作は旦那を殺されたヒロインの存在感が素晴らしい。美しい風貌と大きな目が見せる鋭い眼差しが強烈な印象を与えてくるし、冷徹な復讐に身を捧げた悲壮感にもグッと来る。主役も渋い顔立ちながら目付きは穏やかなのがヒロインと対照的で面白い。銃を抜く前に手袋を嵌める所作もクール。ほろ苦い哀愁を纏っている魅力的な佳作だ。矢張りヨーロッパ映画。どこかシェークスピアを思わせる作りに.....。旦那を殺された女と孤独な殺し屋。嘗て、旦那と共に自分を愛してくれて居た男性である、今は殺し屋として生きて居る男との切なくも悲しい愛。今、佳作と書いたが。本場ハリウッド映画と比べてもその心理描写。男と女の報われない愛は胸を打つ。音楽もいい。確か劇中に流れるボレロ風なギターソロは、主演のロべール・オッセンのギタリストのお父さんの演奏です。こう言うムードがあるマカロニは最高です。私は好きな映画です。

コメント一覧

kiyasume
マンダム、懐かしいですよね、、、、

https://www.youtube.com/watch?v=chnXo839XVs
探したらありましたよ、、、

それでは、さようなら、、、。
Psycho‐Chicken
キヤスメさん。「ウ〜ン〜♬…マンダム✨👍」。(チャールズ・ブロンソンのつもり…w)
kiyasume
若い時と言うのは、まだ何も知りませんからね・・・・・・。
私は最近の若者たちが何も知らないので吃驚しています。
「Blues」と言う言葉自体を知らなかったのです???

「「Blues」ってどこの言葉ですか?どう言う意味でしょうか?
初めて聞きました?」まあ、呆れましたよ・・・・・・・・。

それでは、一応、さよならです、、また居付か会いましょう!?
Psycho‐Chicken
もし私が若い頃に、キヤスメさんのビジュアルを持っていたら…もっと、もっと、モテまくっていただろーな…🤙〜♬…さよならはいいませんが…ありがとう御座います💐。一旦Good Byeです。
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