日田温泉 亀山亭ホテルのブログ

九州大分県日田市の様々な情報を日田温泉よりお届けいたします。

和紙人形を日田温泉旅館亀山亭ホテルに見に来ませんか?

2010年09月02日 11時21分46秒 | 大分県日田市旅館 日田温泉亀山亭ホテル
日田温泉亀山亭ホテルは昨日から、9月いっぱいまで、
和紙人形展を開催しております。
「ひたを元気にしたい和紙人形の会」(諌元正枝代表、50人)は
日本初の保育施設とされる「日田養育館」をテーマにした創作和紙人形
約270体を9月30日まで亀山亭ホテルにて展示しています。

 同会は創作和紙人形暦四十数年の諌元さんや教室生らで15年前に発足。
これでも「西国筋郡代着任行列の景」「咸宜園の四季」の大作を
仕上げており、第3弾。養育館は1869(明治2)年に現在の
市内三本松に開設。有志の資金や善意で運営され、360人以上の
子どもを養育したといわれています。
 味わいのある古い和紙で活躍感のあるしぐさを工夫した人形は竹馬や
お手玉、押しくらまんじゅうしたり、施設の中心人物諌山菽村先生の
そばで駆け回る子どもたちのほか、乳児やお産の部屋、食事風景や
牛を飼う様子など、昔の情景を温かくリアルに伝えます。

場所:亀山亭ホテル 展示期間:平成22年9月1日~9月30日
住所:〒877-0044 大分県日田市隈1-3-10
電話:0973-23-2191

養育館(よういくかん)は、当時の日田県が豊後国日田郡北豆田村に
設置した、捨て子などの養育が必要な幼児を収容して保育するための
施設である。あわせて孤児や貧困児を収容したため、近代日本において
最初の孤児院であるとされる。
初代知事として赴任した松方正義が、当時の日田県内で慣習的に
行われていた堕胎の防止を医師や産婆などに促したが効果がなかったため、
堕胎の禁止と罰則を告示し、及び捨て子などの収容施設の設置を
構想した。構想には、諌山東作の進言や宇佐郡四日市の医師である
渡辺方策の上申があったとされ、また貧困家庭の出産に20年間
寄付金を与え続けた実績のある加布里村の政右衛門に諮問している。
明治2年(1870年)に設立され、同年6月6日に古家を
利用した仮施設から日田郡南豆田村島畑の新館舎に移った。
施設費用は松方の私財が投じられ、館の養育掛長以下、産婆や医師など
関係者は無報酬で活動した。設立から3年後までに、野合懐胎の
保胎登録が366人、養育館の監督下においた家庭で育てたのが
169人、収容された合わせて139人の孤児や捨て子が養育された。
明治3年(1872年)6月の貧窶児収容法の改正と日田県の
大分県への合併、日田の経済悪化によって明治6年(1875年)に閉鎖された。
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