「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「修道院がある世界遺産③」ポルトガル「アルコバッサ修道院」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「修道院がある世界遺産③」ポルトガル「アルコバッサ修道院」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

世界遺産とは、1972年にユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき「世界遺産リスト」に記載された、「顕著な普遍的価値」をもつ建造物や遺跡、景観、自然のことです。 「顕著な普遍的価値」は、どの国や地域の人でも、いつの時代のどの世代の人でも、どのような信仰や価値観をもつ人でも、同じように素晴らしいと感じる価値のことで、そうした価値をもつ世界遺産は、人類共通の財産といえます。今回はキリスト教で、修道士や修道女が一定の戒律のもとに共同生活を営む場所である修道院を含んでいる世界遺産のまとめです。

ポルトガル「アルコバッサ修道院」

「慎ましく戒律守る修道士 悲しい恋の物語こそ」

アルコバッサ修道院はポルトガル中部レイリーア県アルコバーサにあるシトー会の修道院です。正式名をサンタ・マリーア・ディ・アルコバッサ修道院といい、12世紀に建てられたこの町のシンボルになっています。修道院の正面ファサードは18世紀に改築されたバロック様式だが、内部はゴシック様式当時のまま残されています。その他ポルトガルゴシック彫刻の最高傑作と言われる14世紀の国王、ペドロ1世とその愛妾イネス・デ・カストロの白亜の石で造られた2つの棺がおさめられています。最盛期には999人もの修道士たちが暮らしたという修道院は華やかな装飾を一切廃した質素な造りで、厳しい戒律を守り慎ましく生きるシトー派の精神が息づいていますが、修道院はポルトガル文学に悲恋が歌われるペドロ1世とイネスの物語がより有名な遺産となっています。

 

参照

https://worldheritagesite.xyz/tag/monastery/page/3/

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