世界には美しい大聖堂がいくつも点在しており、キリスト教徒が祈りを捧げる場としてだけでなく、観光を目的に訪れても楽しむことができます。実は、世界遺産として知られるスペインのサグラダファミリアも大聖堂の1つなんです。私たち日本人にはあまり馴染みのない存在かもしれませんが、海外では中東の一部地域を除くほとんどの国で見られます。
ヨーロッパを中心にキリスト教を信仰する国々に点在する大聖堂。世界78億人の人口のうち、全体に占めるキリスト教徒の割合は3割弱とされています。つまり、世界の約3人に1人はキリスト教徒なのです。一般的に大聖堂とは、カトリック教会では司教座が置かれている教会を指します。ロシア正教やギリシャ正教では、司教座の有無に関わらず、由緒ある教会を大聖堂とみなし、司教座制度を持たない宗派であっても、大聖堂と呼ばれるものもあります。世界各地には美しい教会が数多くありますが、大聖堂は高い格式を有する一際異なる存在です。
ノルウエー「オスロ大聖堂」
「華やかな装飾施されキリストは 光降り注ぐ頭の上に」
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ノルウェーの首都オスロ中心部にあるルーテル派の聖堂です。1697年に創建された歴史ある建造物で、同国の国教であるルーテル派の総本山として親しまれています。19世紀半ばに2度の改築工事が行われ、現在の姿となりました。内部には、モダンなフレスコ画やステンドグラス、6,000本ものパイプが備えられたパイプオルガンなど様々な見どころがあります。天井画はヒューゴ・モールが1936年から1950年にかけて製作したもので、柔らかな色彩を持つのが特徴です。また「最後の晩餐」をモチーフにしたアリゴ・ミネルビ作の祭壇飾りも必見です。祭壇およびオルガンの周囲に施された装飾は創建時のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/60/1296d516d214ae5e1f259ea614133087.jpg)
参照
https://dokodemodoors.com/column/cathedral
https://tabichannel.com/article/1191/cathedral