雄大な景観で知られる日本三景のひとつ天橋立。なかでも「股のぞき」と呼ばれる独特な景色の楽しみ方は有名です。そんな天橋立のビューポイントは実はひとつだけではありません!四大観と呼ばれる、天橋立の楽しみ方があります。
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「天橋立 白沙青松 松並木 神の恋愛 昇龍観」
1、笠松公園からの「昇龍観」
傘松公園は成相山の中腹に位置するビュースポット。天橋立を北側から一望でき、ここからの眺めは天橋立が天に昇る龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれています(斜め一字観とも)ケーブルカーかリフトで登っていける傘松公園は観光施設が整っていて、いわゆる「ベタな観光地」的な様相がありますが、展望台が豊富で非常に観光しやすいスポット。初めて天橋立を訪れる方にはオススメといえます。
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「天橋立 大パノラマ 飛龍観 股からのぞく 景色絶景」
2、天橋立ビューランドからの「飛龍観」
いちばんよく目にするかもしれない南側からの天橋立の鳥観図。この景色を眺めるのには「天橋立ビューランド」へと足を運びましょう。ここからの眺めは天橋立が天に舞う龍のように見えることから「飛龍観」と呼ばれています。
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「国宝 天橋立図 雪舟観 謎にかかわる ありえない景色」
3、雪舟が描いた景色「雪舟観」
室町時代に活躍した有名な水墨画家といえば雪舟。彼が最晩年に描いた国宝「天橋立図」と似た構図の景色が見られることから、「雪舟観」と呼ばれるビュースポットがあります。
天橋立から海を挟んだ東の方角に位置する栗田半島。その付け根の部分にある獅子崎稲荷神社をのぼっていけば「天橋立雪舟観展望休憩所」があります。
雪舟「天橋立図」
写真3と雪舟「天橋立図」を比べて頂くと分かりますが、この展望所の標高が低いため砂州が独立して見えず、重なってしまっているのです。実は、国宝『天橋立図』通りの景色を見ようとすると、上空900mまで上らないといけないそうです。
ところがこの周囲の山はせいぜい200m、雪舟は、各地を綿密に取材してスケッチし、頭の中で天橋立の全体像を思い描きながら、上空からの俯瞰図を再構築したようです。
しかもこの時、雪舟は最晩年の82歳頃ともいわれています。しかも当時住んでいたのは周防の国(山口県)でした。
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「成相寺 龍との戦い 菩薩像 天空から望む 天橋立」
4、大内峠から「一字観」
天橋立の西側、大内峠から見た天橋立は横一文字にまっすぐ伸びるように見える「一字観」と呼ばれます。その景観は雄大で、天橋立のスケールの大きさをいちばん堪能できるビュースポットといえます。
参照https://www.travel.co.jp/guide/article/39426/
「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「コーベディル」2021年8月7日撮影
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