「世界の冬景色②」アイスランド「氷の洞窟」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
世界には、ロケーションや気候により冬にしか見られない絶景がたくさんあります。寒さの中でも力強さを感じる冬景色や、ノスタルジックな気分を味わえる光景は、この季節ならではのもの。そこで本記事では、各国を象徴する冬景色を取り上げてご紹介。冬の海外旅行は「見たい冬の絶景」を目的地にしてみませんか?
口語短歌
アイスランド「氷の洞窟」
「絵も知れず 不思議な世界 洞窟は 青色のみの 輝いた世界」
北ヨーロッパに位置するアイスランドは、火山と氷河で形成された島。その南部に位置するヴァトナヨークトル国立公園は、ヨーロッパで2番目の大きさを誇る国立公園です。スカフタフェットル国立公園とヨークルスアゥルグリュブル国立公園、2つの国立公園が統合し2008年に誕生。アイスランドの国土の約14%を占めるほどの広さを誇ります。その中にある氷の洞窟は、アイスランド観光の人気スポットのひとつ。総面積約8,100平方キロメートルあるヴァトナヨークトル氷河の一部が、夏に溶けた水によって削られて形成されます。この場所に世界中から人々が訪れ、“スーパーブルー”と呼ばれ愛されているのは、氷河から放たれる青い輝きが美しいから。なぜ青いのか、それは降り積もった雪により氷河が押し固められたまま凍ることで、気泡を含まない純度の高い氷になるからだそうで、太陽光のうち青色のみの氷を透過する光により、洞窟内が青く輝いているように見えるのです。このスーパーブルーを見られるのは、冬の間だけです。
参照https://ontrip.jal.co.jp/eur/17578507#content-paging-anchor-17578507