「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「アメリカメジャーリーグ球場一覧・ナショナルリーグ中地区①」シカゴ・カブス~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「アメリカメジャーリーグ球場一覧・ナショナルリーグ中地区①」シカゴ・カブス~写真と短歌で綴る世界文化紀行

2024年メジャーリーグではドジャースの大谷翔平選手が大活躍をしました。BSNHKでは大谷選手の出場試合は連日放映しました。そして大谷選手も期待に応えて見事ナショナルリーグのMVPを獲得、「50-50」の言葉は世間を賑わせました。しかし考えて見ると彼が活躍している球場を私は余りにも知りません。そこでメジャーリーグの全球場を特集することにしました。メジャーリーグは「アメリカンリーグ」と「ナショナルリーグ」に分かれそれぞれが東・中・西地区(5チーム)に分かれ15チーム、全30チームが球場を持っています。そこで活躍した日本人選手にも思いを馳せて振り返ることにします。今週は「ナショナルリーグ」中地区を特集します。

口語短歌

ナショナルリーグ中地区①「シカゴ・カブス」リグレー・フィールド

「 ネット裏 多彩なゲストが 歌うたい 地元ファンこそ 大盛り上がり」

1914年、「ウィーグマン・パーク」として開場しました。第3のリーグ、フェデラル・リーグのシカゴ・ホエールズが本拠地にしていたが、1915年にリーグが解散し、翌1916年からカブスの本拠地となりました。ファウルグラウンドが狭く、基本的に打者有利の球場ですが、ミシガン湖からの季節風の向きによっては、打者有利になったり投手有利になったりします。外野フェンスに蔦が生い茂っていて、蔦の中にボールが入り込んだときは、エンタイトルツーベースになります。1930年代後半から、他の球場は続々と照明設備を導入しましたが、当時の球団オーナーが「野球は太陽の下でやるものだ」と発言し、この言葉が野球ファンの共感を得たため、照明灯は設置されませんでした。そのため、1914年の開場から1988年までの75年間、この球場ではナイトゲームが開催されたことはありませんでした。1981年に、新聞社トリビューン・カンパニーがカブスを買収し、照明灯の設置を検討し始めました。シカゴは街を二分する大騒動になりましたが、1988年、シカゴ市議会は、リグレー・フィールドが住宅街であることを理由に制定していた夜間試合禁止条例を廃止し、初のナイターが開催されました。また、「試合のリプレーや成績・歴史を見たい」というファンの声に応えて、球場の開場100周年を機に、電光掲示板が設置されました。7回表終了と同時に、ネット裏の地元シカゴの放送局WGNのブースでは、多彩なゲストが 「Take Me Out to the Ball Game」 を歌います。2020年、「リグレー・フィールド球場」は、国定歴史建造物に指定されました。なお日本人は福留孝介(2008 - 2011)田口壮(2009)藤川球児(2013 - 2014)高橋尚成(2013)和田毅(2014 - 2015)川﨑宗則(2016)上原浩治(2017)ダルビッシュ有(2018 - 2020)そして現在は鈴木誠也(2022 - )今永昇太(2024 - )が活躍しています。

参照

https://www.sports-his.com/baseball/pdf/map.pdf

https://www.naosouta.com/archives/58

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