伊達なKOB公式ブログ

宮城県警察OBで結成されたシニアアイドルユニット「伊達なKOB」の今後のスケジュールや活動報告などを公開しております。

よかった、出会えて~♪

2014-05-20 09:30:00 | KOB企画
 「今日もだめだ・・・」

 英輔は彼らの姿を見失った。

 「一体〈みちのくi(アイ)〉って何なんだ。」

 英輔は会場ロビーを歩き回った。


 英輔が〈みちのくi〉を初めて目撃したのは、塩竈市を訪れた時だった。

 宮城で話題のシニアアイドルユニット〈伊達なKOB〉の取材をするために壱番館遊ホールまで
 やって来たのだが、ステージを観て、彼らの歌にも興味を持った。

 「ちょっと変わった歌だな。KOBのついでに彼らも取材していこう。」

 英輔は伊達なKOBの取材後、みちのくiを探した。

 「彼らはどこにいるんだ?」

 会場スタッフからロビーにいることを聞いたのだが、彼らの姿はどこにもなかった。

 「急用でもあって帰ったのかな? まあ当初の目的は果たしたんだし、今日は諦めよう。」

 英輔は荷物をまとめ、エレベーターで1階へ降りた。


 自宅へ戻るとすぐに、英輔はパソコンの電源を入れ、KOBの記事をまとめた。

 キーボードに文字を打ちながら、英輔はみちのくiのことを考えていた。

 「KOBとは違う、何か魅力があるんだよな・・・ よし、次回は彼らを取材しよう。」

 英輔は作成した記事を編集部へメールした。
 (世の中便利になったもんだ)

  
 音楽専門のライターになって、今年で4年目。

 震災後、被災した地元を元気にしようと頑張る様々な世代のミュージシャンを紹介した記事が
 反響を呼び、今では毎月雑誌に記事を掲載できるようになった。

 「そういえば伊達なKOBはブログをやっているんだっけ。」

 英輔が検索エンジンに「伊達なKOB」と打ち込むと、すぐに公式ブログがヒットした。

 「なかなか面白い記事を書いているね。 あっ、みちのくiじゃないか!」

 ブログによると彼らは以前、「みちのくGBA」という仮のユニット名で活動していたらしい。

 英輔は「みちのくGBA」と「みちのくi」の2つを検索してみたが、彼らに関わる情報はどこにも
 なかった。

 KOBのブログを毎日見ていると、ある時彼らが伊達なKOBと同じ事務所に所属していることが
 分かった。

 英輔は早速、事務所へ連絡してみたが、数日後取材拒否の電話があった。

 「なぜ取材拒否なのですか?」

 「みちのくiはミステリアスを売りにしているので、あまり情報を公開できないのですよ。」
 事務所スタッフは丁寧な口調で言った。

 それでも何か情報が欲しいと粘ると、スタッフは幾つか情報を教えてくれた。

 みちのくiは東北出身の男女ユニットであること、伊達なKOBと一緒に出演することが多いこと、
 そして『一緒に歌を』のCDが今年度中に発売されること。

 本当にわずかな情報であったが、取材の大きな一歩だ。

 (事務所がだめなら直接会場で彼らに取材してやる)

 英輔は益々、みちのくiを記事にしたくなった。

 
 その後何度か様々な会場へ足を運んだが、なかなか彼らと話ができなかった。

 しかし、独自のルートから彼らの写真を入手することに成功した!

 

 各会場では彼らの写真が撮影禁止になっているため、この写真は貴重な1枚だ。

 これからも謎に包まれた彼らの足取りを追っていこうと思う。

 次回の報告を待て!


≪あとがき≫
 今回、初めて〈みちのくi〉の写真を公開いたしました。

 色々と謎が多い彼らですが、『一緒に歌を』は一度聴いたら口ずさみたいフレーズが
 何カ所もあり、大変インパクトが強い楽曲です。

 伊達なKOBのパフォーマンスを観に来たついでに、彼らの歌をぜひ一度聴いてみてください(^o^)