藤村記念館は、明治8年に巨摩郡睦沢村(現在の甲斐市亀沢)に睦沢学校校舎として建てられたものです。
昭和32年までは学校の校舎として、その後昭和36年まで睦沢公民館として活用されてきましたが、老朽化により撤去寸前のところ旧睦沢学校校舎保存委員会の手で昭和41年、武田神社境内に移築復元され、同委員会から甲府市に寄贈されたものです。翌昭和42年には国指定の重要文化財となり、昭和44年から郷土の民俗・歴史・教育・考古資料の展示館として長らく親しまれています。平成2年9月、教育資料館に展示替えを行いました。平成22年10月1日、甲府駅北口に移転しました。
この建物の様式は、山梨県令藤村紫朗が積極的に奨励したとされる擬洋風建築であり、明治初期から中期にかけ多くの官公舎、学校、商家がこのような様式で建てられました。県内では、藤村紫朗にちなみ、「藤村式建築」と呼ばれています
武田神社境内にあった頃の写真です。
そして、甲府駅北口の改修に伴い行われた発掘調査で出てきた石垣の一部が復元されていました。
景観からは浮いていますが、こういうのは個人的には嬉しいです。
赤丸の付いている当たりの石垣だそうです。
それでは、大変遅くなりましたが、今年ものんびりやって行こうと思います。
よろしくお願いします。
2011.1.15