しかし、これも建前論で、現実は、
中選挙区制では同じ選挙区の中で与党の派閥の違う候補者がしのぎを削る事となる。
しかも、その選挙区内でトップ当選しないと大臣にはなれない等々の暗黙の了解?があった。
結果、自ずと今の小選挙区の2〜4倍の広さの選挙区隅々に金をかける後援会組織をつくる事となる。その他…。
党本部は、もとより、派閥でも資金調達が必須。結果資金調達の上手な派閥が多くの議員を有する事となり、党はもとより政権への多くの影響力を持つ事となる。
しかし、この頃、党も派閥も業界も行き過ぎた資金調達に疲弊し、アメリカを見習ったとうそぶき、小選挙区制を導入した。
しかし、当時はテレビかラジオ、たまに地元の議員が開く国政報告会くらいしか国民は中央の情報は無かった。
しかし、インターネットツールにより情報か氾濫している現在は、国民の中央政治に対する理解、関心度も当時と比べモノにならない。
ならば、もう一度中選挙区制に戻したら良いのではないか。
当時の派閥には派閥の良いところも沢山あったのだから。