うさぎごころ

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兎アルバム2019年12月中旬まりもくん(まりもくん11年間ありがとう)

2020年01月29日 | 4代目まりもくん(2009年1月20日頃~2019年12月11日10歳10ヶ月)

兎アルバム2019年12月中旬まりもくん版です。

突然ですが…
昨日はまりもくんの四九日でした。
最期までの経過を記しておきます。

【12月9日】




20191209高齢兎まりもと一週間ぶりの再会 10秒

飼主退院後、まりもくんは弱弱しいけど無事に生きていた。久しぶりの抱っこの後、雑用片付け。入院の一週間があれほど長く感じたのだから、再会後の時間をもっと大事にすべきだった。忙しそうにしている飼主を見てまりもくんはどう思っただろう?

動物病院予約。
4種類の選択肢があって迷った。
距離、待ち時間、診察可能日、その他の色々な要素を検討した結果、近所の病院で2日後に有名小動物獣医の出張診察を受けることにした。

ステロイド副作用による一時的な不調ではという素人的な思い込みがあり、診察日までなんとか給餌量を維持して、移動は最小限にしたいと思っていた(眼振があるので移動に気を遣う)。


【12月10日】

翌日の診察に備え、これまでの病歴メモを作成。


体重測定中。
足腰が弱って自立できないので、箱に入って測定。


寝たきり状態は辛いかもと思い、時々キャリーに入れてました。
足腰が辛くならないように、両側を厚めのクッションで挟んでいます。


キャリーは2種類あって、蓋が大きく開くタイプと、蓋が一部開くタイプがあります。
今回はまりもくんの顔が出しやすいキャリーを使っています。


大好きなひだまりにて


晴天の日差しの中でひなたぼっこ


夜寝る時も暖房付けっぱなし。
高齢化とともに寒さにとても弱くなったので、温度チェックは必須。

20191210⑥高齢兎の眼振治療経過
20191210高齢兎まりも生前最後の動画


【12月11日午前】


急に弱ってきた。米粒大のうんちがごく僅かだけ。首が何度も下がる。右足の力が弱くて骨折したのかと思うほど。

【11日午後】
13時からT先生の診察。短時間で密度の濃い問診と診察。診察後、「いい子ですね、ペロペロしてくれました」。獣医をペロペロすることは時々あったけど、弱っているときも周囲を癒してくれるまりもくん、本当に自慢の子

入院の選択肢もあると言われたけど、看取ることができないのは耐えられないので、自宅でレンタル酸素室を希望した。
先生が獣医としてではなく飼主としての立場で話し始めた。獣医だけど、自分のペットが亡くなると長くペットロスになること、これまで色々頑張ってきたから大丈夫、もう少し早くお会いできればよかったですね、と。

会話の途中、号泣してしまった(人前で泣くのは20年ぶり)。これまで数日間の張り詰めていた気持ちが緩んでしまった。「貰い泣きしそう」という先生の目が赤くなっていた。

【診察結果】
 ・顔面神経問題無し
 ・心拍280
 ・心雑音無
 ・低体温
 ・エンセと精巣腫瘍がありそう
 ・現在考え得る全ての薬が処方されている
 ・駆虫薬は一箇月で終了とは限らない
 ・レントゲンの結果、肺と胃が白い(肺炎または肺の水または癌の可能性、呼吸が苦しくて胃に空気)

【CT結果(12月23日)】
 ・神経障害無(=内耳炎ではないのでエンセファリトゾーンだろう)
 ・心臓拡大
 ・肺葉硬化
 ・動脈硬化
 ・右肩脱臼
 ・盲腸炎 厚い?(←うろ覚え)

満身創痍でした

【原因の推測】
肺葉硬化の原因の心当たりは…
 ・心肥大との関連?
 ・誤嚥性肺炎?
 ・一年前摘出した悪性肉腫の転移?(秋頃から食べているのに体重低下していた)
※素人の推測です。

【治療方針】
 ・肺炎用抗生物質+食餌+タウビタ
 ・ステロイドは中止、その他は継続
 ・自家製酸素室可(ケージや衣装ケースにラップ+酸素スプレー)
 ・ヴェルキュアは高カロリーでおすすめ

検査の後に急に弱ってしまい、転倒防止クッションで挟まれた状態だけどへたりこんでしまいそうになる。待合室でずっと首を支えて声をかけ続けた。隣の動物が大声で鳴き始めたので、キャリーの中のまりもくんが怖がってバタバタしていた。大急ぎで遠くの席に移動。

帰宅後、病院からの酸素室貸出準備の電話を待つ。まりもくんが常に視界に入るように気を付けながら、インターネット通販の酸素室の価格を調べたり、スポーツ店へ酸素スプレーを買いに行こうかと考えたり…。

17時頃
呼吸が不規則になり始め、2分くらいかけてゆっくりと呼吸が弱っていった。最期に色々な言葉を必死で語りかけた。「世界一可愛いね」「がんばったね」など話しかけていたら、異常を感じたころんちゃんが足ダン連続20発。私の声ところんちゃんの足ダンは、意識が薄れゆくまりもくんに届いていたはず…。
苦しむことなく、まりもくんらしい穏やかな最期だった。
看取ることは数年前からの願いで、お世話になった(お世話したのではない)ことの挨拶をしたいと思っていた。

今思えば、色々な分岐点があった。
もし飼主の入院がなければ…。
もっと早く病院に連れていければ…。
今頃、まりもくんと一緒にいられたかもしれない。

もし病院から早く電話がきていたら…。
酸素スプレーを買いに行っていたら…。
看取りのタイミングを逃していたかもしれない。

もし飼主入院中に亡くなっていたら…。
私は死ぬまで後悔しつづけたと思う。
(うさぎのために14年間、一度も外泊したことがないので)

色々な分岐点の点と点がつながって、
最後に「まりもくんを看取る」の願いが叶ったのであれば、寂しいけどほっとする気持ちもある。


ころんちゃんと最期の挨拶


12月中旬17時頃の太陽

まりもくん、日没の時間に息を引き取ったんだよね。
ひだまり大好きなまりもくんらしいね。

危険な状態からがんばって回復してくれてありがとう。
願いが届いて、飼主の3日分の命と引き換えに、まりもくんの3日分の命が延びたのかな。
最期の挨拶ができて幸せだったよ。
ようやく楽になって、天国でくぅママと幸せになっているかな。

世界一可愛いまりもくん。
11年間、幸せでした。
本当にありがとう。

【2019年12月中旬撮影】



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