あれから半年。
もこたんは今・・・
この木の下に眠っている。
春になって花が咲いた。
小さくて可憐な花、しかも白いところがもこたんにぴったり。
もこたんはやっぱり私にとって特別な子。
常々周りの人たちに「この子は(自分にとって)100匹に1匹いるかいないかの子だ」と言っていたけど、200匹探しても300匹探しても、もこたんみたいに相性ぴったりの子はもう見つからないかもしれない。
あちこちのペットショップで探し回って、初めて抱っこしたときからとてもリラックスしていて、他の子とはまったく違う何かを感じていた。
私が甘えたいときに嬉しそうに構ってくれて、自分が甘えたいときは上手に甘えてくれて、ひとりの時間も大切にするところが私のペースにぴったりだった。
もこたん、あれから半年の間にいろいろなことがあったよ。
時間に追われなくてもいいように、仕事と私生活のバランスを変えてみたんだ。
いくつかの偶然が重なって、最悪の事態が起きることもある。
自分が今生きているのは、ただの偶然の積み重ねだと思うようになったんだよ。
だから
自分の時間をもっと大切にすることにしたよ。
もこたん、これからもどこかで私のこと見守っていてね。