8月○日 入院生活七日目 朝
看護師「○○さん、おはようございます。検温と酸素濃度計りますね。」
自分「はーい」
看護師「うん、熱は36度2分、酸素濃度98%です。今日の午前で退院ですよね?よかったですね!10時頃には出られるかな?帰りはどうされますか?」
自分「あまり人と接触したくないんで、タクシーで帰ります。」
看護師「わかりました。こちらでタクシー呼んでおきますね。」
自分「お願いします。」
しばらくして、朝食が運ばれてきた。
最後の入院食だ。
食パン2枚(いちごジャムつき)、牛乳、レモン風味ゼリー、春雨サラダ、剥いてあるみかん(缶詰かな?)
いただきます
やはり、味覚障害で味はぼんやりしていたが、数時間後には退院して外出できる。そう、外出できるのだ!
退院したら…
味の濃いものを食べてやる!
(‘∀‘ )ナニタベヨカナー
看護師が来て、退院証明書やら、退院後の過ごし方指南の冊子を貰ったり、退院手続きの説明を聞いているうちに、いよいよ時間が迫ってくる。
看護師「タクシー来ましたんでそろそろ行きましょうか。病棟エレベーターまで送ります。」
まとめておいた荷物、大きめのリュックとトートバッグを持って、看護師と病室を出る。
病棟エレベーター前まで案内してもらう。一階に下りれば出口への案内係がいるそうだ。
自分「お世話になりました。本当にありがとうございました。」
お互い、深々と頭を下げたまま、エレベーターの扉が閉まる。
一階だ。開いた扉の前に案内係が立っていた。
案内係「おはようございます。こちらへどうぞ。タクシー来てますよ。」
案内係に促されて、裏口へ向かう。
案内係「お帰りになる前にこちらに記入お願いします。」
労災申請書だ。書くとこ住所と名前だけじゃん。
サラサラと書いて。案内係にもご挨拶。
「ありがとうございました。お世話になりました。」
タクシーに乗り込む。
住所を伝えると、ドライバーがナビに打ちこみ、ゆっくりと動き出した。
流れていく景色を見ながら、叫びたい衝動に駈られる。
退院だー!!ってね。
届かないかもしれないけど
保健所の担当者さん、○○病院の看護師さん、担当医の先生、医療従事者の皆さん。本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
続きます
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