北岳の雪渓の先に待っているものは…?
北岳にしか咲かない花がある。
そこにしかない。 他にはない。
そういう言葉に弱い人、けっこう いるんじゃないでしょうか?
「 その国、あるいはその地域にしか生息・生育・繁殖しない生物学上の種を、固有種という。」
北岳の固有種、キタダケソウは昭和6年に発見されたのだとか。
その後、現在に至るまで約80年間。
その種が絶えることなく生き続けているということが、どれだけすごいことか。
登山靴に付着してやってくる外来種や鹿の食害、温暖化、空梅雨などなど。
様々な環境変化にヘコタレズ、毎年、純白の花を咲かせるというキタダケソウ。
私はその固有種が秘める命のパワー、純白の花に会いに行きたかった
何年越しだろう~ やっと巡り会えたこの機会に感謝!
6月30日(土)~7月1日(日) 北岳(3,193m) 晴れ後曇り
1:30 芦安市営駐車場ちゃく(無料)
5:40始発の乗合タクシーに乗るためには、何時に起きたらいいのかな~
先週の山でも睡眠不足だったから貴重な仮眠時間 熟睡した~い
ところが、後から車がどんどんやってきて、ドアの開け閉めバタンバタン やら ブ~ンやら、
明け方に少し眠れたかな~という感じで窓の外を見てみると、すでに行列が!!
急いで準備をして、列に並んだのが5:00(だったような)。
始発より30分ほど早く第1便が出発した。(片道1,000円)
私たちもほぼ同時刻のタクシーに乗れたけど、長い行列全員が乗れるわけではなく、
タクシーが全て出払った後は、ピストンで戻ってくるまで待機とのこと
山ブームなんですかね~ こういう混雑はいつまで続くのかな
6:00 広河原から見えた北岳!
う~ん、本日は晴天なり! テンションUP
この青空、最後までもってくれよ~
今日の行程は、
白根御池小屋 → 二俣 → 左俣コースで八本歯のコルへ登り、キタダケソウに会って、北岳山頂、肩の小屋(泊)
白く見えている雪渓を登るんだね~
6:20 吊り橋を渡ってスタート! わくわくするね~
渡ってすぐに広河原山荘。 ここで登山届を提出~
何を隠そう北岳は11年ぶりだ!
ちなみに、11年前は広河原までマイカーで入れました。
さっそく急な登りが始まる 汗がじわりじわり
水分補給で立ち止まっていると、「 こまちの散歩道のこまちさんですか? 」と嬉しいお声かけ
「 いつも更新楽しみにしています 」 chiakiさんでした。
このような出会いは初めてのことです
このブログを楽しみにしてくださってる方がいるなんて、ブログ続けて良かったな~と思える瞬間ですね
私も山ブロガーさんに声をかけた経験がありますけど、似てるな~でも違うかも~ ドキドキでした。
でも!今ここで声をかけないと絶対後悔する! → 勇気を出して声をかけたら正解でした♪
勇気を出して声をかけてくれたchiakiさん、ありがとうございました
またどんどん声かけてね~
急な登り こんな道だったけ?
そういえば11年前は大樺沢を歩いて八本歯のコルに登ったんだった(8月)。
今回は大樺沢は通行止めなので、白根御池小屋を経由して二俣へ
ギンリョウソウ マイヅルソウ ゴゼンタチバナ
1ヶ所だけ沢を渡ります。 橋がかかってるので安心。
気持ちい~~ね~
急登にヒーヒー言ってる時ほど、こういった沢の出現は有り難い。
沢の音が聞こえるだけで変化があるというものだ
ミヤマキンポウゲ イチリンソウ? ナナカマド サンカヨウ
このサンカヨウは2日目にも変わった姿で会えましたよ。次レポで載せますね。
8:30 白根御池小屋とうちゃく~(水ありトイレあり)
すぐに後続の登山者で賑わうほど。
アイスクリームを食べてる人も多かったよ。みんな、暑いってことだね!
ここに来たら、絶対撮りたい写真があるのだ
それがこれ↓↓
御池に映った北岳~
晴れて良かった~
北岳に雲がかかってもダメなんです! 風があってもダメなんです!
だから今日の目的の一つを叶えることができて またまたテンションUP
でもそんなことお構いなしに先に進んでしまう今回の同行者は天飾さん。
いや~ 我ながら、いい写真が撮れました(笑)
こっちを振り返らないでね~、立ち止まらず歩いてね~ と念じて撮影した1枚です
鳳凰三山の薬師岳も見えてるよ~
白根お池の撮影終了! 天飾さんに追いつかなきゃ
多くの人は草スベリを登って行きます。
私達は分岐を左に進み、二俣へ。
※二俣から先の左俣コースは雪渓歩きになるので、この時期はアイゼン・ピッケルが必要です。
落石も多いので、視界不良時、天候不良時は通行を控えた方がいいでしょう。
草スベリ → 肩の小屋ルートが安全でよく登られていますよ。
二俣への道はトラバース気味に樹林帯の中を歩きます。
見つけたお花は、キバナノコマノツメ、???スミレ
9:25 二俣に到着~
いよいよ雪渓歩き
雪渓スタート!
サクサク サクサク~
ん~~~ 気持ちい~~~
青空と ほんわり浮かぶ綿菓子みたいな雲が 夏山相乗効果
これで梅雨時期とは思えませんね~
でも明日は天気下り坂なので、今日は貴重な1日です。
北岳バットレスもドカ~ンと! 大迫力!
クライミングは未経験のこまちですが、クライマーなら一度は登ってみたいと思うその気持ち、なんとなく分かる気がします。
雪渓歩きが楽しくって、楽しくって、顔が にやけちゃう
足も勝手に…
だいぶ登ってきたよ~
※この雪渓ルートを登る人は少ない。
現地情報でもこのルートより肩の小屋ルートを推奨しているので念のため書き添えておきます。
おっとと!
斜度が急になってきたよ~
岩もところどころに落ちていて、落石が多い場所だと分かりますね。
落ちると言ったら、上から落ちてくるものだけではない!
こんな穴ボコに落ちたら大変!
雪渓歩きは楽しそうに見えても危険が潜んでいるんですね~
11:45 雪渓終点
ゆっくりペースで登ってきたので、疲れ知らず
八本歯のコルに向けて登りま~す。
10年前の記憶もここだけはバッチリと。
よくこんな急なところに梯子を設けたな~と驚いたもん。
雪渓を見下ろすと 遥か下の方…
キバナシャクナゲ イワカガミ
お花があるだけで急な登りも苦にならず…
…というわけにはいかないのが、つらいところ
ハ~ハ~
高度も上がってきて、酸素も薄くなってきたのかな~
1歩1歩しか登れない。
北岳バットレスに取り付く登山者3人 分かるかな?(赤○印)
すごい傾斜が急なんですけど…
最後の登り がんばれ~~
12:35 八本歯のコル
ここから間ノ岳がドカーンと目の前に見えるはずなんだけど・・・
う~ん、ガスってしまって、残念なり~
チラリと見えた間ノ岳に向かって 「 ガスよ、取れてくれ~~ 」
小休止しながらガスが取れるのを待ったけど、間ノ岳はなかなか姿を見せてくれません。
八本歯ノ頭 直下に梯子が見える。
あっち方面は歩いたことないや。。
まだ蕾のイワベンケイ クモマナズナ
20分ほど休憩したよ
さぁ~て、これからもう一登り!
いよいよ、近づいてきたよ!キタダケソウに!
< つづく >
↓↓ ぜひクリックしてね♪雪渓歩きは危険も潜んでる(><)
たくさんのブログが大集合!
←たくさんのブログが大集合!
←こちらも1クリックGo!
大樺沢佐俣コースは楽しかったですね^^
街中をピッケル背負って出てくるのは勇気が要ったとは思い
ますが結果的には良かったでしょう!
今回どーしてもこっちから行きたかったのは八本歯コルから
間ノ岳を見たかったのですが残念でした(^^;)
しかし、すたすた先に行ってしまう自分って案内人失格(爆)
こまちさんだったら大丈夫だと思っていました。
初対面だったのに根拠ない妙な安心感(笑)
キタダケソウは私も10年くらい恋いこがれてやっと対面
しました。梅雨時なので道路が崩れたり開通してなかったり
で中々行けなかったです。
今回みたいに天気良さそう!行くか!!って言う思い切り
が必要ですね。こまちさんの申し出に感謝でした。
さてさて感動のキタダケソウとの対面編。楽しみですネ!
次編のキタダケソウのレポも楽しみに待っていますね。
7/15はテントがあっという間に増えたなぁと見ていたらこまちさんが現れたのでびっくりして、再開できてとても嬉しくなりました。そしてアツモリ君にも会えたから良かったですよね。では又ね。
今回は条件が良かったのでそのルートを歩けて良かったです。雪渓歩き楽しかった~♪
間ノ岳が見れなかったのは残念ですね。
最初は私の方が早かったのに~なぜかその後は置いてきぼり~(笑)
次回はもっと荷を重くせねば(笑)
初めてのキタダケソウ。どこに咲いているんだろ~ 会えなかったらショック~ なんて思っていましたが、
案内人さんのおかげで見事対面を果たしました!ありがとうございます!
フットワークは常に軽く~ですよ♪
またいつでも声かけてください(^^)
chiakiさんのようにすぐにレポをUPできません。
見習わないと(^^)
まさか2週間後に再会するとは思いませんでした。これも何かのご縁ですね。
今後ともよろしくお願いします。
花巡りが続くね~^^
にしても、よくボクのことを行動力があるなんて言うけど、こまちさんだって負けず劣らずでしょ(^^;
そうそう!地域限定とか期間限定とかいう言葉に弱いんだよね(笑)
っで、ムダな買い物したりして(><)
御池小屋での逆さ北岳、ボクも去年撮ったよん♪
こんなにイイことが続いていいのかな~(笑)
いえいえ、ケンさんは単独で行動力があるからね~すごいよ~(^^)
無駄な買い物、あるある~
限定のはずなのに、どこかで同じのを見かけると限定じゃないやん!とツッコミ入れたくなるわ。
最初の歩きだしの頃は私のほうがヒーヒー言ってて
こまちさんに荷物持とうか?なんて言われましたが
そんな事しなくて良かったですね(^^;)
ハイハイ、次回は歩く速さを同じにする様に私が
荷物多めに持ちます(爆)
言わなくて正解でした(笑)
次回はもっと重りを入れて、一緒に歩いてください(笑)