岐阜県中津川市にある苗木城を訪ねた。
ここに来る多くの方々は百名城の一つとして訪れているのだと思います。
私は動機がちょっと不純で、映画「十三人の刺客」で苗木藩に挨拶をするとかしないとか
いっていた、その苗木藩というものに興味を惹かれて、いろいろ探し回りついに見つける
ことができた。
来てみて実感したことは、やはり一万石という小藩が城を維持することがいかに難しかった
かがよく分かる。
城というよりもまるで炭鉱かバラックのような、建物はみな板張りか土壁だったので別名
「土壁城」というそうだ。
そんな苗木城は、石垣だけが残りどこかノスタルジックな雰囲気を今に伝えている。
天守閣はこの石垣の上に建っていた。
本丸から見下ろすが見た通り田んぼなど見渡す限りない。田んぼがないということは年貢
が取れないということである。
向こうに見えるのは、中津川の街並みで苗木領ではない。
この模型は、麓の遠山資料館にあったものです。
壁の色が赤く土壁城といわれたのがよくわかりますね。
さて「苗木城」をご覧いただきありがとうございました。