今年は9月ぐらいからスマホで音楽を聴くようになり、通勤中の読書時間がぐっと減ってしまいました。

今も読みかけの『旅立ちの朝に』(曽野綾子・デーケン著)が、まあ進まないw。休み中にどうにか読み終わりたいけど色々見たいものもあるし……。どうなりますか。
以下、今年私が読んだ本で、印象に残ったものを挙げていこうと思います。中には発行が古いものもあります。
①たゆたえども沈まず 原田マハ著
これ、私の脳内では田中圭、林遣都のキャスティングで日仏蘭合作ドラマとしてオンエアされてますw。そして、その前に、二人のヨーロッパ美術紀行の特別番組も合わせてオンエアされてますw。(妄想大爆走)
林忠正役の圭くん、見たいな〜。流暢にフランス語喋ってるのw。こういう切れ者でお腹の中で何を考えているかわからない、複雑な人物を圭くんで見たい。映画でもいいな。まあ、コロナ禍でしばらくは海外ロケも難しくなりましたが……。
原田マハさんの作品を読んだのはこれが初めてでした。アート・フィクションという分野?が新鮮で面白かったです。
②ブルックリン・フォリーズ ポール・オースター著
大学を社会人入試で受験する時に出逢ったポール・オースター。私は『偶然の音楽』から入りました。好きな作家なんですよね〜。久しぶりに読んだ彼のこの作品。相変わらず絶妙のストーリーテリング。これも映像化したら面白そう。柴田元幸氏の訳がちょっと年寄り臭く感じたんだけど、登場人物がそれなりの年だからかな?
③あのひととここだけのおしゃべり よしながふみ著
これは日頃お世話になっている?ブログ主の朔さんに教えてもらった作品。BLについての深ーい考察が読みやすい対談形式でなされています。BLに限らずエポックとなった漫画の作品名や作者の名前もどんどん出てきます。漫画を読まない私には完全に理解したとは言えないところもあるのですが、初めて知ることばかりでとても勉強になりました。特に【抑圧】というキーワードが心に残りました。
④殺人犯はそこにいる 清水潔著
数年前に文庫Xとして話題になった作品。ノンフィクションです。単純に読み物として面白かったし、今年も前首相絡みで検察のヤバさ加減を再認識させる案件があったりと、色々考えさせられる作品でした。報道とは何か。ジャーナリストとは?
⑤ソラリス スタニスワフ・レム著
SFの古典ですね。「究極の異文化と接する」と帯にあります。本当の【未知】とのコンタクトとはどういうものか。はやぶさ2が無事に帰還して持ち帰った砂や石にはどんな情報が詰まっているのでしょうか?ワクワクします。
⑥劇場 又吉直樹著
これまでの5作品があまりにラブ要素なしなので、最後にもう1つ加えますw。
これは泣きました。映画も配信で見ましたが、やはり原作の方が好き。表現とか芸術というものを扱った作品が、私自身に響きやすいのかな……とも思います。又吉氏の作品では『火花』よりもこちらの方が好きです。
本もまだまだいっぱい読みたいものがあるんですよね〜。

どうすれば時間がとれるんでしょうw?
時間の使い方が下手なんでしょうね。
個人的に、なるべく偏らないよう色んなテイストの作品を読もうと思っています。来年も本との良い出逢いがありますように。😊
