ベイビュー・ファームで購入した『ヘーゼルナッツのフレーバー・コーヒー』。
帰国後、早速飲んでみましたが、これが驚きでした。
まず、袋を開けた瞬間「ふわり」と、
ヘーゼルナッツの甘い香りと焙煎したコーヒー豆の香ばしい薫りが、
周囲に広がりました。
たったそれだけなのに、たちまち心地いい気分に。
豆を挽き、ドリップする間も、ヘーゼルナッツの香りが部屋中に広がっていきます。
スタッフの話によれば、
ベイビュー・ファームでは焙煎後にフレーバー・オイルをかけ、
手作業で混ぜ合わせながら、じっくりと豆の中までアロマを浸透させているのだそうです。
香り付けには、パウダーやシロップを使うなどいろいろな方法があるけれど、
オイルを使った方法が、いちばん香りを浸透させられるらしいのです。
期待に胸を膨らませ、
落としたてのコーヒーを、まずはブラックで飲んでみることに。
すると、口に含んだだけで思わずウットリ。
味のベースはもちろんコナ・コーヒーだけれど、
ヘーゼルナッツの風味が、まったく違う印象を与えてくれます。
「もしかしたら、安っぽい味なのでは?」と、心の片隅で疑っていたのですが、
完璧にぼくの思い違いでした。
むしろ、薫り高さが贅沢な味わいをもたらしてくれるといった印象です。
3口ほど味わったところで、スタッフが薦めてくれた飲み方を試してみることに。
生クリームをほんの少し足してみると、これまた驚き!!
さらにヘーゼルナッツの風味が引き立ち、マイルドな味わいに。
「1杯で2度美味しい」とは、このこと。
飲み終わる頃には、心も体も解きほぐされたような、とっても幸せな気分に。
まさに至福のひと時を満喫。
おそらく、「コーヒーの苦味や酸味が苦手」という人でも、
このフレーバー・コーヒーなら飲みやすいのではないだろうか。
正直に言えば、「フレーバー・コーヒーなんて邪道じゃないの?」と密かに思い、
これまで手を出さずにいたのですが、考えを改めさせられました。
「ごめんなさい。ぼくが間違ってました。
フレーバー・コーヒー・・・有りです!!」
ベイビュー・ファームでは、ほかにもココナッツやバニラのフレーバー・コーヒーも売っていました。
もっと買って帰れば良かったと、今更ながら後悔しています。
ちなみに、
封を切ったコーヒー豆は、密閉して冷凍庫で保管しておくと、品質が長く持つそうです。
事実、1月に購入したにもかかわらず、冷凍庫に保管したおかげで、
8月になった今でも、袋を開けた瞬間、パッと香りが広がるほど。
もう2杯分の豆しか残っていませんが、最後の最後まで香りと味わいを楽しめそうです。
念のため、日本で売っているフレーバー・コーヒーを先日試してみました。
値段的には手頃だし、バリエーションも豊富で、それなりの味わいには感じましたが、
しかし、残念ながらコナ・コーヒーは25%のブレンドで、しかもGround(粉)。
コナ・コーヒー100%を自家焙煎したベイビュー・ファームの豆とでは、
その差は歴然でした。(あくまで、個人的な見解ですけど。)
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