山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

Superwe

2010年06月20日 | 育てる会「山村留学」のこと
Joのクラスの担任の先生が 発信している学級通信、

その名も 「 Superwe 」 ( Super We )!

不定期発信ですが、 同日に3~4枚発信されることも。


が・・・ 残念ながら 遠方に住んでいる私たち山村留学生の父母は

子供たちが学校からもらったプリントなどを

センターから 月に一度まとめて自宅に送っていただくので

タイムリーには見れないんですね、、、、


それでも 先生の熱いメッセージが プリントから溢れんばかりに

伝わってくる、ステキな学級通信です。

どんな思いを込めて 子供たちと接していただいているのか

どんな思いを 子供たちに託し、育もうとされているのか

親として とても共感でき信頼できます。


もちろん 相手は生身の人間、しかも成長途中の未完なお年頃ですから

先生の思いの通りには 進まないことも多いと思います。

3歩進んで2歩下がる・・・ ようなことかもしれません。。。

( 子育てって そんなかんじですもんね )


でも 思います。

身近にどんな大人がいるか・・ 子供の成長に与える影響は大きいと。




他校の父母の方が このSuperweを見て

ぜひ共有させて欲しいと言ってくださった方がいます。


私も クラスの中に留まらず、 いろいろな方と共有したいSuperweです♪

ということで・・・

このブログで 時々 内容をご紹介して行こうと思います。

カテゴリーに Superweを追加しましたので

ぜひご活用下さい。

また、 Superweの感想なども大募集(^^

先生にまとめてお伝えさせていただきます。
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2010夏休み 自然体験キャンプ

2010年05月27日 | 育てる会「山村留学」のこと
育てる会/通年長期の山村留学生が 夏休みの間

センターでは、 短期の自然体験キャンプが 毎夏 行われます。

motoやJoも この短期体験が 通年の山村留学の入り口になりました。


2010 夏のプログラムの募集は ちょうど始まったところ。


・幼児(年長~)・低学年の4泊5日(54,500円~ 主要集合場所からの電車賃含む)

・ファミリー自然体験 3泊4日 3歳~小6の子供と親 (子27,000円 親35,000円)

・ヨット・カヌー班 小5~中学生 (53,000円~)

・やさか長期班(小2~) 15日間 (118,000円~) 

他・・ 北海道班、 日タイ青少年交流(タイのラチャブリ) など・・・


ほとんどのプログラムは 信州方面です。

主要集合場所は、 東京、名古屋、大阪、 もしくは 現地集合


プログラムによって

自然観察、 竹で箸を作る、 野外キャンプ、 化石採集、 星と蛍観察、

サバイバルキャンプ、 ネイチャートレイル、そばうち、 川遊び川釣り、

プルーン収穫、 登山、 100キロ!歴史追跡ウォーキング、 農家活動、

郷土料理作り、 ナイトハイク、 和太鼓体験・・・・・


子供たちを退屈させない体験が目白押しです!


日程、プログラム、費用など、 詳細は 育てる会・東京本部 にご連絡下さい。 

電 話 0422-56-0151

FAX  0422-56-0351


常連さんもいて 人気の高いプログラムは 早々に定員になってしまいます。

ご興味おありの方は どうぞお早めに。。。。


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親子山菜取り&味噌仕込み

2010年04月26日 | 育てる会「山村留学」のこと
もうすぐ 今年度 初めての親子行事、

山菜取り&味噌仕込み&父母会 があります。

新入園の父母の皆さんは この1ヶ月、 ものすっごく長く感じられたことと思います~

子供は元気にやってるのかな?

お友達とうまくやれている?

何キロも山道を歩いての登下校、 根を上げてないかな?

学校には慣れたのかな?

何より 寂しい思いをしていないかな???

きっと不安もいっぱいだったことでしょう。。。



私たちも初年度は そんな不安を胸に1ヶ月をすごし

早く子供に逢いたくて 最初の親子行事がとても待ちどおしかった1年目を

思い出します。。。。

そのときに センターで見た子供たちの姿は

本当に 生き生きとしていて 楽しそうに仲間とふざけたり 笑ったりしている様子に

心底 ほっとして この選択が正しかったことを実感しました。


とりあえず・・・

新入のみなさんは 今回の行事についても

何が起こるのか ????だと思います。。


私たちも 1年目は まったく訳がわからぬまま行事に参加していた感じで

視界が以上に狭く 久しぶりに会う子供の姿を目で追ってばかりで

周りが よく見えていなかったなぁ~と・・・


ということで 過去ブログですが 行事の様子をちょっとご紹介します。

こんなことやりますよ~~ っていうかんじで
 
見ていただけたらと思います。


以前は お仕事ブログと分けてなかったため

過去ブログの一部は まだお仕事ブログの中に入ったまま・・・になっています。

主には 中一から3年間を山村留学した長男motoの時の記録。

良かったらご参考までに。


育てる会 山村留学親子行事 5月の山菜取り&味噌仕込み
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PTA歓送迎会

2010年04月25日 | 育てる会「山村留学」のこと
翌週に 育てる会の親子行事を控えていたこともあって

PTA歓送迎会は欠席の予定だったのですが

諸々あって 急遽参加してきました。


motoは 久しぶりに先生や 同級生と会えるのでうれしそう。

私たち夫婦は 会場になった ぽかぽかランドに宿泊しましたが

motoは 同級生のお宅にお泊り。


育てる会の指導員の方々も 歓送迎会に出席するので

子供たちの様子も いろいろ伺えました。

全体的に 落ち着いていて みな元気にやっているとのこと、安心しました。。。。


小5 Joのクラスのことも 同級生のお母さんや校長先生ほか

先生方からお話を伺いました。

このへんは・・・ 小さな学校ならでは・・・ ですね(^^

春に赴任された新・校長先生さえも 子供たちひとり一人を把握されています。


雨の日には 子供たちを迎えに出てくださったり

一緒に机を並べて 給食を食べたり

前任の校長先生のときもそうでしたが

しっかりと そしてあたたかい眼差しで 

子供たちを見守ってくださっていることを感じます。


山村留学生のことについても その趣旨や必要性を認識してくださって

とても心強く そしてありがたいなぁという気持ちを

心に抱きながら帰宅しました。


私たち山村留学生を送り出している父母も

少しでも 地域に貢献できるよう 心がけて行きたいと思います。。。。



今日から 子供たちは 初農家入り。

今期は どんな農家生活が繰り広げられるのか・・・ 楽しみでもあり 

子供が何をしでかしてくれるやら・・不安もちょっぴり・・ 

ドキドキです(^^


農家さん宅では・・・

motoも Joも 毎年 いろいろ、 やらかしましたが

ほぼ 農家さんは丸ごと受け止めてくださって

近所のお宅にご迷惑をおかけするような悪さをしても 

農家の父さん母さんが 親代わりとなって

頭を下げて周ってくださったり 子供に諭してくださったり・・・


そんな悪態のあれこれを 親の私たちが耳にするのは

全てが終って ずいぶん時間が経過し 若干 笑い話になった頃。

と言っても さすがに私達は 顔が引きつりますけど、、、、


まさか自分の子供たちが お行儀良く おとなしくしているとも

もちろん思えないわけで 

骨が折れること満載の日を想像すると 心中穏やかではなかったりしますが

全てをわかって 受け入れてくださる農家の父さん母さんに

とにかく お任せ!!! するしかないです。


1年間 本当に大変だと思いますが

どうぞ どの子供たちも よろしくお願い致します。。。。



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2010入園のつどい/八坂・美麻学園

2010年04月09日 | 育てる会「山村留学」のこと
4月4日、八坂学園35期、美麻学園19期の入園のつどいが行われました。

今年度の八坂美麻学園は、 34名の山村留学生でスタートです!


Joは 同じ 美麻小5年生に 2人の山留生が増えて 大喜びです♪

登下校も 楽しくなりそうです~



初日の朝。

6時10分 日課の 「 やまびこ 挨拶 」。



雨と大雪以外は、 真冬でも外で行います。

朝起きて、体のリズムを整えることや、 四季を5感で感じることを大切にしています。

この時に 理事長や指導員さんから 

四季折々の自然や文化などについて 短くて深い~講和があります。



翌日は 子供たちが通う地元の小学校の入学式。



新しい仲間、新しい校長先生、 先生らを迎えて

新しい1年が始まります。


次に 子供たちに逢うのは 5月の 親子山菜取りと農家さん訪問。

もうすぐですね~


でも 今年初めての親御さんにとっては 寂しさを噛締める・・1ヶ月。

長く感じるかな。。。。


きっと5月には 元気で生き生きした子供たちの笑顔と再会して

心なしか ほっとすることと思います~

子供の親離れより 親の子離れの方が ずっと大変ですよね(^^;


昨年のJoは・・・というと

普段 親のことを思い出したり センチメンタルになることは ほとんどなかったらしく

毎日が 新鮮で 行事も多く・・・ 目の前の友達や仲間とのあれこれやらで

1日 心も体もフル回転。 

家にいるときは 宵っ張りのJoが あちらでは・・夜にはバタンキューなのだとか。


そんなことで Joからハガキが来たのは 催促して やっと2枚。

「 便りがないのは よい便り 」

このくらいの気持ちでいるほうが ラクかもしれませんね~


Joいわく・・・

それでも親子行事などで 「 もうすぐ親が来るよ~ 」 というタイミングでは

子供たちも ワクワク・ドキドキ♪ なんだとか。

そして ( 親が )「 帰っていくときは やっぱりちょっと寂しい~ 」


なので! あえて、 帰るときは あっさり、 さっぱり!

「 んじゃっ!!! がんばって!!! またね♪♪ 」 と

後を引かないように 笑顔で元気に別れます。 


親が寂しそうに 別れを惜しんでしまうと

子供もやっぱり動揺しちゃいますね。。。。。

別れた後も 引きずってしまうと 返ってかわいそうなので

ここは 親も頑張って 明るくバイバイ♪ がポイントです~ (^^

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山村留学生は「かわいそう」?

2010年03月21日 | 育てる会「山村留学」のこと
motoの山村留学先の中学の卒業式と

センターの修園式のため長野入り。


自らの強い意志で 中1から始めたmotoの山村留学3年間が終った。

この3年間、紆余曲折と戦った? motoの成長過程とその結果は

総じて 本人も親も満足し 

大変だったけど 楽しく意味の深い3年間であったことは

加筆の必要がないほど このブログでも綴ってきたので 今日は割愛(^^


私としては

小4次男の1年目の山村留学を通して

長男のそれ以上に いろいろな気付きや発見、

そして多方面に課題をみつけた1年であり、 

そして その思いは 修園を挟んでさらに強める格好に。  


たくさんの複雑なことが絡み合って その一部だけを切り取って話せないのだけど・・

根本的な部分のひとつとして 子供たちに・ ずっと聞きたいと思っていたことがあった。

でも、山村留学中に聴くには 適当な質問ではないと思ったので

修園したら聞いてみようと思っていたのだ。


修園式が終わり・・ 落ち着いた時間の中で Joに聞いてみた。


「 Joは、 山村留学をしている自分を、かわいそうだと思ったことはある? 」


Joは motoと違って 自らの強い意志で山村留学を始めたわけではなかったから

なおさら 聞いてみたかった。

もちろん、motoの行事のたびに Joも山村留学の面白さを垣間見てきていたので

「絶対、嫌」な山村留学では なかったはずだけど 

かと言って 積極的にやってみたい・・ものでもなかっただろうし

何より 地元の友達や、甘えきっていた親と離れて暮らすことには

まだ小4のJoにとっては

どちらかというと 「気が重たい」山村留学であったと思う。



そして、そんなJoの 周囲の大人の声を拾うと

「 かわいそう 」 な Jo・・・ ということに。


その 「かわいそう」 ベスト3は・・・ 

・まだ小4なのに 親から離れて暮らすこと

・毎日 片道12キロの道のりを通学すること

・テレビやゲーム、スナック菓子など 「今どき」の子供の楽しみから遮断されること



motoは 中1で山村留学を始めたことから

ある程度のことをわかった上での 「絶対行きたい!」山村留学だったので

親としても 「かわいそう」なんて思うことはなかったけど

こと、小4のJoに対しては

山村留学の魅力に 大いに はまっている主人でさえ

この一年の間 2回くらい 

Joの ( けなげ?で 痛々しく見える? その ) 姿に 涙している(^^;;


そのたびに 

「 ねぇ。。。 Joは “かわいそう” なんかじゃ ないよ。 」

と、自分自身の動揺にも言い聞かせるように 主人に言ってきた。



さて、 Joの答えは・・・・ というと・・・

「 なんで? そんなこと聴くの? 」 が 先ず第一声。


そのひと言が 意味することは大きい。

その質問自体が Joからすれば ???? ということらしい。


私 「 うん。。 例えばね、 親戚とか・・ まわりの人から そう言われることが

   結構あるし、 学校の先生の中にも そう思ってる先生はいるみたいだし・・

   実際、 やってる本人は どうなのかな~ と思って 」


Jo 「 たとえば? どういうとこが かわいそうって??? 」


私 「 例えば~ 親と離れて暮らすとか、 好きなものや好きなことできないとかさ・・

    あと・・ 吹雪の中 いっぱい歩いて帰るとか・・・ 」


Jo 「 あぁ~。。。 」


私 「 どう??? 自分はかわいそうって思うことあった? 」

   Joと話してるうちに この質問が すごく変な質問に思えてきて・・

   でも やっぱり確かめたくて。。。

   質問を変えてみた。


   「 じゃぁ、 “もし 山村留学生はかわいそうだ”って言う人がいたら

     お母さんは なんて言ったらいいと思う? 」


Jo 「 ぜんぜん かわいそうじゃないし、 それぞれが楽しんでるから(^^

    たまに家に帰るとき、 有難さがすごくわかるし

    仲間がいっぱいできるし。 いろんな体験ができるし。

    そういうことは 山村留学でしか味わえないと思ってるから。 」




今年、 大半の子供たちが、山村留学を継続することを自分の意志で決めた。

Joにとって 「自分の意志で決めた山村留学」が この4月から始まる。

半ば やらされた感で始めた去年の山村留学でも 相当の変化、成長を見せたJoでしたが

そこに さらに 「自分の意志」がある次期の山村留学は

1年目とは また違った面を 見せてくれると思っています。


昨年の活動で 翡翠採取をしたことが 彼の好奇心を揺り動かしたようで

今年度の収穫祭の個人研究は 「翡翠」について調べるのだとか。

クラブ体験も野球か吹奏楽か 迷う姿も楽しそうで

楽器に興味はあるけど もう少し、体を引き締めたいから 野球かな・・・ と・・

この1年の通学や活動を通して 体力が相当ついた様子が感じられる発言。


農家の父さん、母さんと 雪遊びしたことも話してくれたが

「そり」の操縦は 見た目よりはるかに難しいんだとかで

また来年もやってみたいと話した。


まだまだ上達したいスキーや、 涙をこぼした雪中キャンプのリベンジ、

太鼓・・・ そして人を笑わせる技を磨くこと・・・

などなど Joの山村留学は まだまだ開拓されていく様子。


山村留学を始めて以来、 散々ひっつきむしだったJoが

少し 「よそよそしく」なった件については

「 ( 山村留学に行くまでは ) お母さんに いっぱい甘えてきたから

   もう、そろそろ “ レギュラー交代 ”ってかんじかな~(笑) 」

という、Joらしいユニークな表現。

今は お父さんとのスキンシップが楽しいんだとか。


生まれて以来の約9年間・・・

抱っこちゃん人形のように 私に 始終くっついていたJoだったので

寂しいけど “ レギュラー交代 ” 宣言されたので

監督業に専念しよっかなーーー (笑)



それから Joと いっぱい話をして

大人の会話が 少しできるようになたこと、

言葉や話の内容についての 理解力が以前よりついていることに

山村留学で関わっていただいた皆さんへの 感謝の思いをまた深めた私でした。
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チェンジはチャンス!

2010年03月10日 | 育てる会「山村留学」のこと
美麻中学校からのプリントを整理していたら こんな言葉が。




心が変われば 行動が変わる

行動が変われば 習慣が変わる

習慣が変われば 人格が変わる

人格が変われば 運命が変わる



変わりたいと 思う心があれば・・・・・

誰でも 変わることができる。

プラスに向かって 「変わる」というのは 「チャンス」を掴むということかもしれない。


終ってしまった過去は 変えられないけど

今と未来は 心ひとつで 変えられる。


チャンスは平等(^^
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修園秒読み

2010年03月08日 | 育てる会「山村留学」のこと
育てる会/八坂・美麻学園は 3月19日に 「修園のつどい」があります。

子供たちは 最後の農家生活も終え

昨日は 最後のスキー活動だった様子。

これからは センターで 修園の準備に忙しい頃だと思います。


子供たちが・・生まれて以来の大の仲良し家族から電話があり

なんと 「 Joからハガキが来た! 」と。

(うちには何にもないんですけど~~ この1年で、たった一度だけハガキがきましたけど)

立派な字、立派な文章で 「ぼくは 山村留学を継続することに決めました」と

報告があったらしい。


それを聴いて・・・ 

改めて、 Joは、本当に帰ってこないんだなぁ。。。と。。。。


逢えない時間が 愛を育てると・・・ 昔、 郷ひろみが歌っていたなぁ~(笑)

子供たちとの家族愛も まさに、そんな感じです。

寂しいけど 安心して見守れるのは

一緒にいる時間の長さより、思い合う気持ちの深さや密度が感じられるから。。。

逢う時はいつもお互いに 良い意味で甘えられる。

家族が揃うことが、当たり前の時間じゃないことに 気付けているから

優しい気持ちで時間を共有できる。



こういう家族のカタチがあってもいいなと思う。。。。



久々に 子供たちの夢を見ました~(^^
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手作り 凍み大根と納豆

2010年02月26日 | 育てる会「山村留学」のこと


先日、 山村留学センターに行ったときのセンター風景です♪


少し前は ここに干し柿が吊るしてありましたが・・・

干し柿は 子供たちのお腹に納まったようで 今は「凍だいこん」が吊るされていました。 





私たちが滞在中の夜・・・厨房で何人かの小学生男子が納豆を作っていました。



ワラを熱湯消毒。 ちょっとコツがいるようです~




これを、コタツで2~3日。部屋は臭くなるけど美味しい納豆ができあがります♪


私たち親も、センターを訪れるたび、 子供たちから いろいろなことを学びます(^^

自由時間は 子供たちが それぞれ興味のあることなどを

有志で集まり、 思い思いに行動しているかんじがいいなぁと思います。。。。


ちなみに中学生は この時間、 宿題タイムになってました~



motoはこの画像の外で 本を読んで爆笑してましたけど、、、 宿題もやらずに、、、
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いなかスイッチ

2010年02月06日 | 育てる会「山村留学」のこと
いなかスイッチ 2010年 03月号 [雑誌]

かぴさまエンターテインメント

このアイテムの詳細を見る


「 いなかスイッチ 」 2010早春号 VOL8の中で

育てる会 山村留学 八坂・美麻学園の取材記事が掲載されたと聴いて

早速 本屋へ。


わりと大きな本屋だったにもかかわらず、売り切れましたと言われ

ネット購入。先ほど手元に届きました。


この本は、

「 人と人、 都会と田舎をつなぐ田舎暮らし応援マガジン 」

というテーマで、 今号は

「 いなかで子育て、親育て 」 特集。


育てる会の山村留学の他に、 自然なお産、森の幼稚園、古民家暮らし・・など

自然にどっぷりつかって 生き生きと暮らしている人々の笑顔が満載です!


育てる会の山村留学の紹介は、 P32~P38まで 7ページに渡って

オールカラーで その魅力がたっぷり綴られています。


山村留学って???? という免疫の無い方も

ミニ山村留学を体験し、年間のプログラムを検討されてる方も

ぜひ、 読んでいただきたいです♪


何はともあれ このはみださんばかりの子供たちの笑顔を見て欲しいなぁ~

ちゃっかり Joも写真に納まってました(^^

たぶん・・・Joの髪型などから

1月早々に撮影したものだと思われますが

豪雪にも負けず 通学している子供たちの様子や

ひとつ屋根の下、 子供たち同士のやりとりも垣間見ることができます。


年間行事、 里親のご夫婦の様子、さらには通っている村の小学校の教室にまで

カメラが入り、 山村留学全体の取り組みがよくわかる記事になっています。


近くの本屋さんにあるといいのですが

なければアマゾンなどが便利です。




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2009年の終わりに

2009年12月31日 | 育てる会「山村留学」のこと
日付が変わって・・・

2009年 最後の日になりました。


少し 振り返って見ると・・・

今年の1月は まだmotoが 山村留学を継続するか 横浜に帰るか

迷いに迷っていた時期。

紆余曲折の中 最終的に 継続を決めた3月。

Joも初めての山村留学をスタートし 新しい仲間と出逢った4月。

そして夫婦2人の生活が始まった月。


4月から たったの8ヶ月のことなのに

motoもJoも それぞれに大きな変化が見られ

また、 兄弟ふたりの関係性も変わり うれしい副産物が。


我が家にとっては 山村留学 大成功!! と言った感じです。


長男motoは どちらかというと 人より突出する部分が

良くも悪くも少ない印象でしたが

山村留学という経験そのものが、 motoの「個性」になったように

感じています。


彼は 山村留学を誇りに思っていますし ここでの経験を元に

これからの未来を重ねて行こうという気概が感じられます。

おそらく 横浜のマンモス校に通っていたら

誇りや自信が持てるような何かを 得られずにいたと思います。


山村留学を経験した 中学の3年間で

motoは いろいろな賞をいただくことができましたが

俳句のコンテスト、 税の作文など

山村留学の経験に基づいた題材が 評価され 入賞に繋がっています。



1年目は 100% 周囲に支えられお世話になるばかりの山村留学なので

2年目は 恩返しの年にするつもりが グダグダに終わり、、、

そして3年目の今年。

本人なりには いろいろ考えて挑んでいる様子が見られます。

受験も乗り越え 今年のmotoは 本人もまずまず満足の年になったと思います。


次男Joは、 相当の甘えん坊でかんしゃく持ちだったのが

うそのように 人格が変貌。。。 

最初の1週間で 2回も脱走?した時は

夏休みまで 持たないんじゃないかと心配仕切りでしたが

5月の親子行事で見た Joの生き生きとした表情に 夫婦ともに安堵。

学校での様子は 申し分がないほど快調。

成長期真っ只中の10歳は 少し距離感をおいて見ている私たちの目には

驚異的ともいえるスピードで心身が成長していて うれしい反面

寂しい気持ちにさえなってしまうほどです(^^;



とにかく 月の半分を 息子として接してくださる農家さんパワーと

センターの指導員さんの影の力・・・

学校までもが家族のようで 担任の先生はもちろん

教頭先生や校長先生までも とても身近な存在でいてくれること・・・

八坂・美麻の山村留学が 最強といわれる理由がここにあります。

クラスメートの親御さんも あたたかく

子供たちは あらゆる角度から放射線状に サポートされている感じです。


かといって、決して過干渉では絶対になく、 過保護でもなく

ちゃんと叱ってくれる大人が 周囲にいっぱいいて

自分で考えること・・ 自分たちで解決すること・・

自立心を育てることに 重きをおいて 子供たちを見守ってくれていて・・・

ほんとうに これ以上の子育て環境はないのではないかと思います。


感謝、 感謝で 今年も1年が終わろうとしています。

毎年 この時期 子供たちが帰省して

家族の時間を共にするたびに 山村に感謝の念が深まります。


関係者の皆さん

今年も大変お世話になりました。


来年も どうぞよろしくお願い致します。







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収穫祭2009

2009年12月23日 | 育てる会「山村留学」のこと
仕事に加えて motoの受験のドタバタもあり・・・

画像処理に なかなか手をつけられず すっかりブログアップが遅れていた、

育てる会/山村留学・八坂・美麻学園の収穫祭レポートです♪


収穫祭は 1年間の山村留学メインイベントとして

親子共々 夏前から準備を始めます。


1日目は、 作物の収穫に感謝の意を表する儀式と

子供たちが春から準備してきた 自由研究や和太鼓の発表をします。

2日目は、 子供たちがお世話になっている地域の方々や

学校の先生、 農家生活で親子同然に育ててくださっている農家さんに

感謝するイベントとして、手作りのお料理でおもてなしをしたり

バザーや模擬店を開催します。


私たちは イベント前日に センター入り。

実りの秋を感じさせる山の景色。。。。



山村留学OBは、棚田も楽しんでいます。



子供の記念碑? センターの脇にあります。。今までこの存在に気付きませんでした、、、



センターの入り口には すでに垂れ幕の準備も完了。



子供たちが念入りに 掃除をしています。



厨房では 母たちが お食事会や模擬店の料理の下ごしらえ中。

今年のデザートは 3色ババロア♪



     デザート完成図 ↓ 子供たちにも大人気♪♪


手作りクッキーなどを持ち寄って お土産用に袋詰め作業をしています。



模擬店用の食材の振り分けも完了。 わわっ!! いのししが!!あさってる?!


もちろん剥製です(^^


2階では バザーの値段つけや整理におおわらわ、、、、

今年もOBのみなさんからも たくさん送られてきて そこそこボリュームがありました。



子供たちは・・ 和太鼓の練習の後、 個人研究のプレゼン準備で

追い込み作業の子、 発表の練習を見てもらっている子・・・

ちょっぴり・・・緊張の表情。。。。 





さて。 翌朝。 ついに収穫祭初日スタート!です。

思いっきり晴天です。 インフルも吹き飛ばす勢い!



何もかもが 子供たちの手作りです(^^ 木の実で作りました。。。



作物の収穫感謝の儀式に お供え物として お米や野菜、おまんじゅうなどを。



感謝の言葉を述べ、 みんなでお祈りをします。


育てる会代表の青木理事長から 収穫祭や感謝の儀式について説明が。



お忙しい中、大町市長さんもお越しいただきました。




感謝の儀式のあとは 子供たちによる 農事歴の発表。

4月に入学して早々に センターの裏山で しいたけの栽培を始めます。

5月連休の親子行事では しいたけを収穫し 山菜と一緒にてんぷらにして

楽しみました。

そして、畑起こし、田越しをして 米や野菜の栽培がスタート。

基本的には 農耕機を使用せず すべて手作業で行われます。



味噌も手作り。記憶に新しいところでは 収穫した野沢菜をつけて

先日は美味しい野沢菜漬けが完成。

みんなで旨みたっぷりの野沢菜の味を堪能したようです。



さて! この後は・・ いよいよ子供たちの個人研究の発表です。

去年に比較すると 今年は準備期間をしっかりととって

経験を元にした充実の内容が多く とても感動しました。

テーマは 自由。 個々の興味の赴くままに・・・・ 何でもあり!



この村のおじいちゃん、おばあちゃんの 「結婚」は

どんなカタチで行われたんだろう? どうやって出会ったんだろう??

村の熟年ご夫婦を 尋ね歩き インタビューをまとめて発表したグループ。




どんな木でも登っちゃえ!! めざせ!木登り名人? いろいろな木に登った少年。 都会ではできない貴重な体験ですね~~


竹を使っていろいろな料理に挑戦した少年。竹を縦に使ったり横に使ったり・・
いろいろ工夫を凝らしました。


水車小屋で数日間 一人暮らしに挑戦した男子中学生。

自分で炊事もします。 親元はなれて山村留学に来るだけでも結構自立してると

思うのだけど・・・さらに一人暮らしに挑む彼のストイックさと

ちょっと不安が見え隠れするかわいい?レポートが笑いを誘いました。



長い長い 「塩の道」 を歩いて 昔の人の軌跡をたどる体験記。

いろいろな経験、出会いを通してメンバーの連帯感が生まれてきたり、

普段と違う一面を感じあったり・・・すごいの一言でした。。。。



先輩が作り遺してくれたセンターのそばにある、 ツリーハウス。

大分 傷みが激しかったようで・・・

中学生が ツリーハウスの改修に挑戦。 ツリーハウス「ビフォーアフター」


motoは 山村留学 最後の年ということで 美麻地区を知り尽くすというテーマで

美麻周遊マラソン。 そして廃集落の調査レポート。 


1年目の自由研究は 「おやき」。 まぁ motoらしく・・・

2年目は ぐだぐだしてた時期だったので 他の子に便乗して今ひとつ不完全燃焼。

で・・ 今年は3年目ということで いろいろな意味でとても意味のある体験が

できたのではないかと思います。。。廃集落は大人の心にも一石を投じる内容でした。


育てる会は 地方の和太鼓や舞踏などにも力を入れていますが

中3男子による、 岩手は北上の「鬼剣舞」。

たまたま私の出身地でもあり何度か見る機会のあった鬼剣舞。

とても難しく 多くは子供の頃から何年もかけて習得する舞踊です。

それを、なんと彼はビデオだけで独学で踊りました!あっぱれ!!です!





全ては紹介し切れないのが残念ですが・・・・


どの子も 初めての大勢の前でのプレゼンテーションに緊張も面持ちながら

しっかりと これまでの体験経過を資料にまとめ

この半年の成長を実感させてくれるような 充実した研究発表でした。


Joも 相当 緊張していた印象で 質問者の声にも気付かないくらい・・・

でも良い経験だったと思います。。。



最後は 和太鼓と舞踏を披露。

春に入学して 和太鼓を始めた子がほとんど・・・

半年で こんな上達するんだなぁ。。。 と毎年 感心する私です。。。





2日目。。。。

私は スタッフの結婚式があり 2日目の行事には参加せず

翌朝早朝に山を降りました。

タクシーで町へ向かう途中・・・ 朝靄の中に 大きな虹が・・・・



太陽が出てないのに 虹が出るなんて不思議。。。

神聖な気持ちで センターを後にしました。



ということで、 2日目の行事の写真がなく・・・・

バザーや模擬店の様子のレポートができなくてごめんなさい(^^

2008年の収穫祭レポートはこちら

2007年の分は こちらです。 ご参考までに。。。


*ちなみに このブログは もともと、私のお仕事ブログ、

アマポーラの「優しい時間」の中で 

「motoの山村留学」というカテゴリーに記してきたものですが

途中から 分離させてこちらのブログに引っ越しています。


長男motoの山村留学との出会いやこれまでの紆余曲折?の経緯は

「優しい時間」ブログのほうに残しています。

時期的に 山村留学に関するお問い合わせやご相談が増えてきたこともあり

こちらもお知らせしておきます。

何かの参考になれば幸いです。

アマポーラ オーナーブログ 「優しい時間」

左下のカテゴリーから 「長男motoの山村留学」をクリックして

遡って見ていただけたらと思います。

ご質問などは このブログのコメント欄からお願いします。

(コメント表示は許可制になっていますので すぐには表示されません)

メールアドレスを書いていただければメールでお返事いたします(^^
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野沢菜

2009年12月14日 | 育てる会「山村留学」のこと
入試日が迫る 12月早々・・・

主人がセンターの指導員さんに motoの受験スケジュールのことで電話した時のこと。


主人    「 週末 ( ぐらいは集中して ) は motoは ちゃんと勉強してるんかな? 」

指導員さん 「 今日は 野沢菜 漬けてます! 」

主人    「 の・・・ 野沢菜、、、、、  」



そりゃあ そうですよね。。。

山村留学のプログラムが優先だからね。

地元の学校に通いつつ 学校行事のほかに 山村留学行事は目白押し。

年間通じての登山やスポーツ、文化はもちろん 農作業や農作物の収穫、加工も

外せない大事な行事。


そんな合間を縫って 自己管理、自己責任を自覚して

受験勉強に挑むべし・・・・というのが 山村留学 中3生。



ということで 美味しい野沢菜漬けが 今年も完成したようです♪

旨そう ご飯も進みそうです~~ 

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山村留学 賛成×反対

2009年11月18日 | 育てる会「山村留学」のこと
ブログのアクセス解析/検索ワードに

「 山村留学 反対? 賛成? 」 という言葉が たびたびあり

あらためて 私も検索してみると 育てる会のこんなページに行き着きました。

(文末に紹介します)



山村留学に対する誤解や偏見があることは 知っていました。

その誤解や偏見を解く一端になればと 

このブログを書いている部分もあります。


けれども一般論的には 親子共々に 山村留学の中身を体感しないと

簡単には 賛成、反対と決められるものではないのだと思いますし

親の資質や育ってきた環境、価値観、 子の資質によっても

捉え方は 千差万別。。。。


私は 幼少期に田舎で育ち 子育て期は都会的な環境で暮らしています。

田舎のよさも 都会のよさも両方感じています。


文章にすると ちょっと硬い感じがしますが

「がまん」や 「不足することから生まれる潜在能力」とか

「生きていくうえでの基礎力・応用力」・・・

つまりは いい意味での 「なんとでもなる」「なんとかやっていける」

という柔軟さと図太さのようなものを持っていないと

非常に生きにくい 今のこの世の中にあって

特に 都会に暮らしていると 「便利」なことに 実は縛られていて

不便なことに順応する力が 養いにくい環境は

親として とても危機感を覚えるわけです。


かといって、 親の気持ち優先で

あなたは 我慢が足りないから 山村留学に行って修行してきなさい!

と言って送り出したわけではありません。

山村留学は・・・ 少なくても 育てる会の山村留学は

本来 修行や矯正・・という目的で存在しているのではなく

子供の興味や意欲、好奇心などをベースに

子ども自身に 「 ~~したい! ~してみたい! 」 

という何らかの意思があって

その「~~したい」を実現する過程において 様々なことを乗り越えるから

時系列で見たときには 大きく成長を感じることができるのだと。


そんな子供の姿を 少し遠目で応援するのが 親の役目であり

必要とされた時には アドバイスをしてあげたり

頑張ってることを ちゃんと認めてあげたり

そんなことでも ちゃんと親子関係は良好に繋がっていられるものだと

実感しています。


情報過多の時代に 机上の知識だけでなく

実際に 自分が経験することから得るものは その比にはならないものであって

情報より経験・・・を 大事にし実践している 育てる会の山村留学にも

大いに賛同しているところです。


自分より大切な存在である 我が子の未来に 普遍的に残せるものはなんだろう。

その答えのひとつとして 我が家では 山村留学を選択しました。

というか 長男の選択を応援したいと思い 始めた山村留学です。


子供にとって 楽しいことは いっぱいあるようですが

それでも ある時 長男がぼそりと言った言葉

「 楽しいことばっかりじゃないんだから 」 

そりゃ、 そうです(笑)

旅行と違うわけですから 1年もいればいろんなことがあるでしょう。


けれども 家に帰るという選択肢もある中で 3年間の山村留学を選んだ長男。

「意志のあるところに道はできる」が 家訓の我が家。

彼は 自分の道を 自分で作りながら歩いて行っているのだと思うと

親として 喜ばずにはいれません。


確かに 一緒には暮らしていませんけど

これが もしも「育児放棄」 と取られてしまったら 

山村留学に泣く泣く?子供を出している親御さんの気持ちは救われません、、、


まぁ、 親子の絆を信じて 山村留学という選択をしている親御さんは

他人がどう言おうと 動じないだろうとは思います(^^

だって 親が山村留学 楽しんでますから。。。。

願わくば 自分が山村に住み着きたい・・ と思っている人は少なくないですし

山村留学を共有できる仲間が 大勢いて

OBで 棚田を作ったり 修園生が行事のお手伝いに来たり

修園した後でも ずっと繋がっていたい・・・ そんなコミニティです。



以下 引用文です。 山村留学を迷っている方、検討されている方は

やや長文ですが ぜひご一読いただければと思います。

山村留学についての 誤解や偏見などにも触れています。


**********************************


現在、山村留学を実施している地域では、里親主体方式を採用しているところが

多くなっています。その場合、里親として山村留学生を受け入れているのは、

ごく普通の農家のおじいさんやおばあさんなど高齢者であることが多いため、

不登校の子どもや問題行動がみられる子どもを受け入れた場合、

双方の心身ともに大きな負担になりやすいと云われています。

実際、保護者の強い希望で「引きこもり」の中学生を受け入れてみたものの、

高齢の里親とコミュニケーションを図ることができず、結局、保護者に引き取って

もらったという事例もあります。


一方、「山村留学すれば、心身とも見違えるほどたくましくなる。」とか

「甘えん坊だし友だちの輪にも加われないような子なので、

山村留学で鍛え直してほしい。」、「生活習慣が身についていないので矯正

させたい。」と、あたかも「特効薬」を飲んだかのような変化を期待されている

方も少なくないようです。勿論、1年間の山村留学によって、

例えば「元気で活発な子になった」とか「規則正しい生活が出来るようになった」

など、目に見えるプラスの変化があったという話はたくさんあります。

しかし、山村留学は、どんな子どもたちにも合った「ユートピア」のような

取り組みではないのです。


そもそも山村留学は、即効的なプラスの変化をもたらすよう子どもを育てる

取り組みではありません。山村留学を終え元の生活に戻ったとき、見た目には

これといった変化がなくても、山村留学中のさまざまな体験や人々との関わりの

中で育まれたものが、その子どもの「人間としての土台」になり、

中学生→高校生→大学生→社会人と年齢を経ていく中のどこかで生かされてくる

(=例えば、苦しいときに山村留学の経験が心の支えになったなど=)、

という性格のものであり、10年、20年という長い目で成果を見つめていくもの

なのです。(財)育てる会が発行している「山村留学便利情報」の中に、

次のような印象的な一文がありますのでご紹介します。


「山村留学は、それに参加することによって何と何が良くなったとか、

というような単純なものではない。あの体験は人生を切り開いていく、

その人間のかくれた原動力となる肥やしの利いた土壌作りのようなものだ」


 この言葉こそ、山村留学の本質を語っていると思います。



■周囲の誤解

 そのほか、「山村留学は子育ての放棄」とみる意見も根強くあります。

(財)育てる会によりますと、両親も子どもも山村留学を希望しているのに、

「わが子を1年間も親元から離して不便な土地で生活させるなんてひどい親だ。」

と親族が強く反対したため断念せざるを得なかったとか、

祖父母に黙って山村留学させたらバレてしまい連れ戻されたなどといった事例も

あるようです。「子どもに愛情がないから、平気で子どもを1年間もよそ様に

預けるようなまねができる。」という声も少なからずありますし、学級担任に

山村留学させたいと相談を持ちかけたところ、「子育ては親がするものでしょ

う!」と叱責されたという話も聞きます。


■最も大切なこと

 お子さんの山村留学を考える際に最も尊重したいこと。

…それは、お子さん自身の「山村留学してこんな活動をしてみたい、

山村留学先でみんなと力を合わせて頑張りたい」という気持ちです。

保護者がいくら山村留学を望んでも、お子さんにその気持ちがなければ、

仮に山村留学させたとしても途中で中止して帰ってしまう可能性が高くなり

ますし、その子自身の心に深い傷を負わせる結果にもなりかねません。


山村留学させる側と受け入れる側、山村留学に対する両者の考えの食い違いは、

深刻なトラブルを引き起こしかねません。山村留学先を選ぶ際には、

夏・冬休みなどに実施される短期山村留学、学校見学会、交流会などを利用して

直接現地を訪れ、教育理念、指導方針、運営システム、地域との関わりなどに

ついて、つぶさに運営者から話をお聞きになった上で、じっくり時間をかけて

検討されることをおすすめいたします。

可能ならば、山村留学経験者やその保護者から直接話を聞いてみるのもよい

でしょう。いずれにしても、インターネットやパンフレット等だけの情報を見て

机上の議論だけで山村留学先を決めることは避けた方がよいでしょう。


※データは(財)育てる会が発行している「山村留学25年白書」から引用しています。


*********************************
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収穫祭カウントダウン

2009年11月10日 | 育てる会「山村留学」のこと
山村留学先 センター(八坂・美麻学園)のブログ

収穫祭直前の 子供たちの様子がアップされていました。


私たちは 今週金曜日の motoとJoが通う小中学校の授業参観&個別面談に参加し

そのままセンター入りして 土日の収穫祭の準備に取りかかります。



その前に 仕事をある程度片付けていかなければいけません、、、



山村留学生の父母は それぞれ全国各地で 暮らしているので

打ち合わせのために 集合できるわけでもなく

収穫祭の打ち合わせは 日夜 メールが飛び交っています。


当然 みな 仕事の合間を縫って動いている状態で

少なからず 似たような状況下

山村入りする間際まで なんとか仕事を片付ける算段で 

今週は多忙を極めていることが想像できます。


それでも 最高に 楽しみにしている行事であって

いろいろな意味で 親子が共に ある種の達成感を共有する

とてもステキな収穫祭です(^^


と、 同時に 子供たちがお世話になっている農家さんの暖かさや

センターの指導員のみなさん、 学校の先生・・・など

たくさんの人との関わりのなかで

子供の成長が育まれていることを 強烈に実感する日でもあります。


今年初めて参加される方には・・・

他にはない ゛山村留学 八坂・美麻ワールド ″ を

存分に 堪能して欲しいと思います(^^

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