▽根本康広師の話
「このたびは、このような事態になってお騒がせしてしまい、
誠に申し訳ありません。
菜七子は今、人前に出て話ができる精神状態ではありません。
(昨年5月の)若手騎手6人のスマホの件の時、
菜七子は以前に、そういう通信機器を使っていたことをJRAに自ら報告をしている。
そして、その際に口頭で厳重注意を受けている。
それが週刊誌の報道で、また処分を受ける形となってしまった。
本人も納得がいかない部分があると思う。
引退届は私の万年筆で大泣きしながら書いていた。
もう、このサークルに戻ってくるつもりはないと思うが、
競馬を嫌いになったり、馬を嫌いになったりしないでほしい。
いつかは子供たちに馬を教えられるようになってほしい。
辞めたくないよ、菜七子だって。
あと2年で私も調教師としての定年を迎える、そこまでは一緒に頑張ろうと
常々話をしていたのだから。
菜七子とは娘のように接してきた。
俺は死ぬまで泣きながら菜七子が引退届を書いていた姿を忘れない」
根本師と藤田は10日、トレセン内の根本厩舎で引退届を書いた。
その際、2人は大泣きしたという。
師の万年筆で引退届を書き終えると、
藤田は師匠の胸で慟哭(どうこく)した。師も声を上げて泣き、別れたという。
藤田菜七子騎手の通信機器不正使用問題および、
その後に同騎手から提出された騎手免許取消届けについて、
JRAは10月11日、東京都港区の本部で会見を開き経緯を説明。
藤田騎手から以前に虚偽の申告があったことを改めて説明した。
昨年5月、当時3年目までの若手騎手6人の通信機器(スマートフォン)
不正使用が発覚した際、当該週に休養中などを除くほぼすべてのジョッキーに
JRAが通信機器の使用について聞き取り調査を実施。
その中で藤田騎手は調整ルームにスマートフォンを持ち込み、
twitter(現X)、YouTubeの閲覧をしたと答えた。
当時の規則では通信機器の持ち込み自体は禁止ではなく、
外部との通信ではなかったことでJRAは口頭で厳重注意としていた。
しかし、10月9日に文春オンライン上で藤田騎手の調整ルーム内での
外部との不正通信疑惑が報道。
JRAが当日17時頃に聞き取り調査を行ったところ、
本人が23年4月まで複数回に渡り外部と通信をしたことを認めた。
これを受けJRAは、以前の申告に虚偽があったことおよび、
外部との通信の事実を重大な非行ととらえ、
藤田元騎手を騎乗停止処分および裁定委員会に当事案の送付を決定。
その通告の場で同騎手から一身上の都合により引退したいとの申し出があり、
その後正式に騎手免許取消願いが提出された。
藤田騎手の所属先である根本康広調教師が、
11日午前「既に1度処分(厳重注意)を受けているのに、
2回処分を受けるのはおかしい」と話していることについて、
JRAの松窪隆一審判部長は
「今回の処分は、虚偽の申告および他者との通信という
新たに発覚した事実についての処分であり、
1度目とは違う」との見解を示した。
報知新聞社
こてくんの感想
・・・・どー見ても、スマホシックス事件の時に、
ちゃんと調べていない【当時の】JRAの落ち度でしょ。
これ・・・・??
菜七子さんの『証言』だけを重視して、厳重注意処分。
しかも、当時の・・・・。
当時は、藤田菜七子さんは、JRAのせいで『厳重注意処分』も明らかに
されずに、皆に
「『スマホシックス』と菜七子さんは違うなぁ~~~~と
絶賛されてしまうという・・・・・・」
菜七子さんも、さぞ居心地が悪かっただろう・・・・。
「JRAにエコひいきされてるのではないか」と
勘ぐる競馬ファンまで出てしまうかもしれない・・・・。
後、スマホ事件がこれほど出てるのですから、
『調整ルーム』は、電波遮断するくらいの事は
してほしかったような・・・・。
確か・・・・・
携帯電話等の通信抑止装置(邪魔ージャマー等)について
(総務省HP)
近年の携帯電話やPHSの急速な普及に伴い、劇場やコンサートホール、
映画館において、携帯電話等の呼び出し音が他の方々に迷惑をかける事例が
多く発生していることから、
携帯電話等の呼び出し音や通話を抑止する機能を備える無線設備
(携帯電話等の通信機能抑止装置、以下「通信抑止装置」と言う。)
を用いて、呼び出し音等による迷惑防止を図る動きが出ています。
また、商店や会社、一般家庭においても、
同様の理由やセキュリティ等の対策として、通信抑止装置の設置を検討される方が増えてきています。
これら通信抑止装置は「ジャマー」等と称され、
一部では「電波法準拠の商品です」、「電波は微弱ですので電波法等の問題はありません」、
「電波法適用外の製品です」など、発射する電波が弱く、
あたかも免許は不要であるかのように宣伝され販売されていますが、
当該装置は携帯電話等の基地局からの電波を、
通信抑止装置から発射する電波でもって抑止する機能であるため、
微弱な電波ではシステム的に困難です。
電波法では、無線局を開設する場合には、
微弱な電波を発射する無線機等を除き、総務大臣の免許を受けなければなりません(電波法第4条)。
また、通信抑止装置の無線局免許を受けるためには、
使用場所がライブを行うコンサートホール等であること。
また、資格要件を満たす無線従事者を配置すること等、
一定の要件を満たすことが必要です。
なお、これら通信抑止装置を無線局の免許を受けずに設置し、
運用した場合には、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる場合があります。(電波法110条第1項)
免許があってめんどくさいですが、
農水省が管轄のJRAなら余裕でしょう。
ふうっ。
一つの雑誌会社の記事と、一つの組織の怠慢が、
一人の有名人の人生を
ここまで狂わすことはないだろうに・・・・
「な?菜七子さんが、引退という『極論』を
振りかざさなければここまでの悲劇は
なかったって・・・・・」
こてくん「ま、まあ。そういうのもあるけど・・・・・
わかっちょらんなぁ~~~~。
女性と言うのはそういう生き物でしょうに・・・・。
馬を見るのはなかなかだか、
人のメンタル面を見るのは、
JRAはどーも苦手な組織に見える
と、ちょっと思ったこてくんなのでした。