先日
「Appleは本日、事業全体、製造サプライチェーン、製品ライフサイクルのすべてを通じて、2030年までに気候への影響をネットゼロにすることを目指します。」
と宣言したというニュースが流れました。
これは、私たちにとっても重要なニュースであります。製品を作る際に排出される二酸化炭素削減の問題は地球に暮らす一人ひとりの心がけによってしか実現されません。製品製造の過程で使う電力などを再生可能なエネルギーにするということです。最近では菅首相が「2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする。カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と所信表明演説を行ったこともあり、この動きは今後ますます活発となることが予想されます。
当社のような製造業においても地球に優しい原料やエネルギーを使って生産していくことが取引先として選ばれる要素となります。
海外ではすでに多くの企業が環境問題に取り組んでおり、日本は遅れていると言われています。国内でも海外の企業と取引しているところはすぐにでも対応する必要に迫られています。
再生エネルギーについて
耕文社はFSC認証をはじめ、さまざまな方法で環境に配慮た製品を製造しています。
当社の取組みを紹介します。
(1)FSC® CoC認証
2008年7月、FSC®認証を取得しました。 FSC®認証マークはその製品が「適切に管理された森林」からきた木材および 木材製品であることを示します。
(2)植物油インキ
再生産可能な植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油を原料としたインキです。
1:揮発性がないため大気汚染の原因となりません。
2:植物性なので、廃棄した場合も土中分解されます。
3:脱墨性に優れ、紙とインキが分離しやすいのでリサイクルに適しています。
(3)VOCゼロインキ
VOC(揮発性有機化合物)成分である石油系溶剤が、一般インキで20~40%、一般の大豆油インキでも15~20%使用されます。
これを100%植物油溶剤に置き換えたのがVOCゼロインキです。
3色・4色の重ね部分では、一般インキを上まわるセット性を示し、植物油分が多いことにより強いインキ皮膜を形成し耐摩擦性に優れています。地球資源の保護と環境保全とりわけ大気の汚染防止には極めて優良なインキです。
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