チェロリサイタル

昨日、東京文化会館へ古川展生さんのチェロリサイタルを聴きに行ってきました

初めて生で聴いたのは何年前だっけ？
妹尾さんのコンサートにゲスト出演されていたんだよね。
それから数年で、古武道が結成され、おくりびとのチェロで
更に有名になり、最近の人気の高さはスゴイ

今回は６月に行われるハンガリー演奏ツアーを意識した選曲で、
休みと先立つ物が無い私は、少しだけ気分を味わえた感じ

古川さんが「自分で組んだプログラムなんだけど・・・」って苦笑
されるくらい、大変な曲目で、指と弦の動きを観ていたら
目が回りそうだったよ

曲を弾く前に時代背景とか、どんな曲なのかを
きちんと説明してくれて、とってもすんなり曲に入れたわ。
古武道では三枚目的な役割だけど、ソロだとまた違った一面が見られるね


私は古川さんのチェロを聴いて持っていたイメージが変わった。
良い意味で覆されたのよ。
弦楽器の代表と言えばバイオリンだけど、チェロってバイオリン属の中で
一番音域が広いんだよね。
重厚感のある音も、バイオリンと聴き間違うくらいの高音も楽しめる。

古川さんの奏でる高音はとても綺麗
触れるか触れないかというぐらいの優しさで弦を押さえているのに、
ちゃんと音が伝わるし響くの。
いつかのコンサートでも話していたけど、高音を弾くのって難しいんだって。

もちろん好みはあるけど、私は古川さんのチェロを聴きすぎて
たぶん今は他のチェロの音と聴き分けられるくらいになった気がする


どんどん好きになっちゃって困っちゃうくらい・・・
一時期に比べて忙しくなり、ソロリサイタルも減ってしまってるけど、
次回も絶対聴きに行きます