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170728_ミュージカル・コメディ『キス・ミー・ケイト』御殿場公演にいってきた

170728_ミュージカル・コメディ『キス・ミー・ケイト』御殿場公演にいってきた
座席は「8列32と33番」でオペラグラス不要のメッチャ近い席でした

ミュージカル・コメディ『キス・ミー・ケイト』」の製作発表記者会見が、本日6月5日に都内で行われた。
本作は、シェイクスピアの喜劇「じゃじゃ馬ならし」を劇中劇に仕立て、舞台裏と交互にみせるバックステージミュージカル。製作発表記者会見には、松平健、一路真輝、平方元基、水夏希、川崎麻世(「崎」は立ち崎が正式表記)、ちあきしん、杉山英司(スギちゃん)、太川陽介ら出演者と、演出・振付の上島雪夫が登壇した。

フレッド役を演じ、劇中劇ではペトルーチオ役の松平は「普段は時代劇に出演しているので、そのイメージが強いのでは、と思いますが、ミュージカルをやっている自分を見ていただいて、歌と踊りとお芝居による楽しい世界を、初めてミュージカルを観るお客様にお伝えしたいと思います」と意気込みを語る。さらに一路演じるリリーとフレッドの関係について「似た者同士の元夫婦で、けんかばかりしているけれど根底ではつながっているところもある。本当のことが言えなくて勘違いしてしまう、そんな二人の愛が描かれています」と語る。また、お気に入りの曲は「ソウ・イン・ラブ」だと明かした。
リリー役を演じ、劇中劇ではカタリーナ役の一路は「14年ぶりに『キス・ミー・ケイト』へ出演しますが、新作に臨むような心意気で台本を読ませていただきました。松平さんと初めて共演させていただけるということで、素敵な胸をお借りして、新しい作品に取り組む気持ちです」とコメント。好きな曲は松平と同じく「ソウ・イン・ラブ」と答え、息が合っている様子だ。

ビル役を演じ、劇中劇でルーセンショー役の平方は「(水演じる)ロイスの恋人で、博打好きなお調子者のチャラいやつ、という役なのですが、上島先生から今っぽいお兄ちゃんにならないように、といわれています。『トムでもディックでもハリーでも』という曲に僕も参加させてもらえるので楽しみです」と期待を述べる。ロイスを演じ、劇中劇でビアンカ役を務める水は「毎日楽しく稽古をしているのですが、中でも劇中劇ではモテ期が到来していまして(笑)。それに今までにない高いキーの曲を歌いますので、高音の美声をお届けできるようにがんばります!」と意気込む。続けて「宝塚で男役の色気は学んだのですが、女性の色気はまだまだなので……」と語った。

ハウエル将軍役の川崎は「将軍という立場で、またリリーの現在の恋人という役どころなのですが、本読み中『芝居なの?地なの?』と演出家に言われました。もちろん芝居なのですが、地に見えるくらいリアル感が出せれば、僕としてこの役は成功かなと思います」とコメント。14年前にアンサンブルで出演していたというハッティー役のちあきは「リリーを公私共に支える役どころと、また、歌唱指導を務めていますのでコール・ポーターの名曲たちをみなさまにお届けできるようにいたします」と述べた。

ミュージカル初挑戦の杉山(スギちゃん)は「普段は『ワイルドだろう?』といっていますが、ギャングという役なので『悪いだろう?』という感じで……。借金の取立て屋らしい、怖い感じを出したいんですが、普段は怒ることがあまりないんです。ぶちぎれたつもりでもあんまりこわくないと言われてしまっているので、ドスをきかせたいのですが、なかなかできないので性格を変えないといけないのかな、と芝居は悩んでいます。歌と踊りは着実にうまくなってます」と笑いを誘った。同じくギャングを演じる太川は「相棒がスギちゃんになったんですが、実際にはぜんぜんワイルドじゃないスギちゃんと共に、どんなギャングになるか楽しみです」と期待をあらわにした。

演出・振付を担当する上島は「この作品はアメリカの良き時代、正義と明日を信じていた時代の名作のひとつです。歌と踊りと、コメディならではの笑いが満ち溢れた作品で、必ずおもしろいものを作っていきたいと思います」と抱負を語る。演出で苦心した点については「どこの都市のどういうタイプの人が見ても、シェイクスピアと現代がどうつながっているのか、それぞれのお話がわかるような、シンプルかつスピーディーなものにしたいと思っています」と宣言した。

本作は7月1日の埼玉・サンシティ越谷市民ホール 大ホールでの公演を皮切りに、東京・東京芸術劇場 プレイハウスほか、群馬・長野・富山・山梨など13都県、15カ所で上演される。

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