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くぼじーじるーむ

「神南火」入荷しました


『 第1話 神南火 [前編] 』
九州で発掘された人骨をめぐって、女性史研究家の忌部神奈は、かつて日本にも火中出産に大麻が使用されたことを知る。そんな中、都万神社で出会った謎の老人から「カムナビ」なる言葉を聞く神奈たち。その夜、遭遇した自動車事故で焼け死んだ男が言い残した言葉も「カムナビ」!果たして「カムナビ」とは一体何なのか!?
『 第2話 神南火 [後編] 』
「カムナビ」の謎を追って出雲・香川を訪れる忌部神奈。その最中、何者かが神奈たちの命を狙う!!かつて火中出産に使われたと言う大麻を追いかける忌部神奈。それを阻止しようとする者達は一体何者なのか!?果たして神奈たちはこの危機を乗り越えることが出来るのか!?舞台は大和の神奈備(かむなび)三輪山へ。
『 第3話 太陽の馬(サン・ホース)』
岩手の駒方神社で出会ったイギリス青年より「太陽の馬」の話を聞く神奈。青年は馬の地上絵を探していると言う。数年後、サッカー選手として来日したその弟が偶然、神奈と出会い、行方不明になった兄を探して共に八甲田の白馬へと飛ぶ。日本とケルトの白馬神話が引き合わせた、数奇な巡り合わせ。
『 第4話 沈黙の羊 』
雑誌の取材で草津を訪れていた神奈は、事件現場に遭遇してしまう。被害者の女性が最後に言い残した「お父さん・・・」の言葉、そして手に持っていた謎の骨。それこそが古代史を塗り替える発見であるにもかかわらず、ある一家の運命を決定付けてしまった悲劇の始まりであった…。その悲しい運命の家族たちを、ただ見つめることしかできない神奈の心を癒すかのように、草津の湯煙は優しく包み込むのだった。
『 第5話 サルメの舞い 』
申年のテーマにサルタヒコとウズメの話を依頼された神奈は、名湯巡り豪華クルージング中の事故により遭難してしまう。漂流中に三つのサタ岬の交差と日本神話との相似からサルタヒコが太陽神だと神奈は解く。そしてサルタヒコからアマテラスへと変換した太陽神の裏には、サルタヒコと夫婦のウズメが関わっていたという。天岩戸神話で有名なアマノウズメに隠されたもう一つの顔とは?!。
『 第6話 花と磐 』
ビッグ文芸編集長の仲立ちで、売れっ子の女流ミステリー作家とコノハナサクヤヒメを合同取材する神奈は、富士の樹海を訪れた際に樹海の洞穴で殺人事件に遭遇してしまう。女流作家の草案とコノハナサクヤヒメの「姉と妹の神話」にシンクロするかのように起こった殺人事件。その神話を、どちらも女の一面と神奈は解く。

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● 加筆改稿 ●

『 第1話 神南火 [前編] 』
まず扉から4ページが本来白黒であったものがカラー化されています。その扉も神奈を残してバックが、コノハナサクヤヒメが火中出産したと伝えられる火を放った産屋に描き換えられています。元は三輪山でした。
『 第3話 太陽の馬(サン・ホース)』
全体的に神奈の手書きアイシャドウが消されています。「沈黙の羊」以降はアイシャドウが描かれていないので、それに合わせたものと思われます。「神南火」ではトーンを貼ったアイシャドウでしたが、貼ったり無かったりがあり統一感が無いせいか、そのまま手を入れずに残されているようです。その他はJリーグと思われる試合のサッカーボールが昔のペンタゴン・ブラックだったものが今風のデザイン・ボールに変わっています。それとファンに指摘されたベタの塗り忘れも今回はキチンと塗られているようです。(笑)
『 第6話 花と磐 』
ラストの洞穴で遺体が発見された直後に2ページ描き下ろし部分が加えられています。P196とP197です。コノヤサクハナヒメの姉妹伝説の姉の無念を想い遣るかのように、神奈が遺体の涙を拭いてあげるシーンが印象的です。

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