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劇団四季『キャッツ』2003/6/7(土)静岡市民文化会館

劇団四季『キャッツ』2003/6/7(土)静岡市民文化会館 C席3150
 あの時、それはやってきた。
1983年11月11日。ミュージカル『キャッツ』日本初演。東京・新宿に突如姿を現した黒地に黄色いネコの目が光る巨大なテント。そこが彼らの生息地。四つ足で歩き回る姿はまさにネコ。彼らの生き様は大きな衝撃を社会に投げかけることとなり、日本におけるそれまでの演劇の概念を刷新、日本初の1年を超えるロングラン公演に成功。また、チケットシステムを確立するという大きな功績も成し遂げ、その後、大阪、名古屋、福岡、札幌と日本を縦断。そして1995年、三たび東京・品川にその姿を現した『キャッツ』。ここでも2年のロングラン最長記録を築くと、1998年の福岡公演では、上演地でそれぞれ専用劇場を建てる従来の形とは異なり、初めて既存劇場での上演を行なった。同時に振付、衣裳、装置、照明などあらゆる面において約300箇所を超える改訂が加えられ、パワーアップバージョンへと変身。見事に野性化したネコたちは、ワイルドなその生き様でさらに多くの人々を魅了したのだ。その勢いはとどまることを知らず、名古屋、大阪を駆け抜け、2003、4年にかけては静岡、広島、仙台でそれぞれ長期公演を行い、まさに20年間休むことなく、日本全国の人々を『キャッツ』のとりことしてきたのである。

 そして日本初演よりちょうど21周年目を迎えることとなる2004年11月11日、いよいよワイルドなネコたちは東京・五反田にその姿を現した。

 現バージョンの『キャッツ』が東京で上演されるのは初めてのこと。そして、今回の東京公演のために用意されたのは、これまでにない舞台と客席の一体感を徹底追求した新感覚のキャッツ・シアター。一歩劇場に足を踏み入れればまさに圧倒的臨場感が人間たちをのみこむこととなるだろう。

 気高ささえ感じさせる24匹のネコたちの生き様は、私たちの人生までも変えてしまう奇跡のようなパワーを併せ持っている。彼らの姿を目の当たりにし、直に感じ取ることで、まるでパズルの最後の1ピースをはめ込むように、あなたの人生が充足することはまちがいない

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