さみしい

編み機を造る会社から


６月までで編み機を造ることから撤退することが発表になった。

２５日の１時に各社に連絡があったんだ。今日業界紙にも載っていた。

高校のころから父に連れられ、編み機を造るそこの工場によく行っていた

一人で行くこともあった、何度かどなられた覚えがある。「だれだおまえ！なにしてる！」って。

そりゃそうだ。ハタチ前後のなんだかわからないのが、鉄の山の工場を何にもなく一人で歩いてるんだから・・・


警備さんとかサービスさんとかあんまり行くからカオパスだった頃もあったっけ。

何しに行くかって、部品を取りにとか、組み立ての見学とか、敷地内のなんだかありとあらゆる所に出入りしていたみたい。


本社は東京にあるのだけど、機械を作る工場は新潟なんだ。

機械部品とかは取り扱いも継続だし、作っていただけるけど、、なんだかさみしい。

もうあの頃最前線にいらした方達はほとんど退社されている、世界中を飛び回っていたのに・・・。

不思議な世の中だ。


よくわからずに出入りしていたころが一番よかったのかもしれないと想った。

私は今も靴下をつくっているのにね。