コパ・アメリカで29年ぶりにグループリーグ敗退を喫し、2度目の解任となったたブラジル代表のドゥンガ前監督について、1994年W杯でチームメイトだった元ブラジル代表FWのロマーリオが「1回目の就任時は、凡庸なパフォーマンスで厳しい批判を浴びていたね。私は彼を擁護した。」と前置きした上で「2回目の就任にあたっては、私は最初からドゥンガ監督が戻ってくるべきではないと言っていた。このセレソンには改革が必要なんだ。あらゆる角度からね。ドゥンガ監督はそのような方法を採らなかった。」とコメントしました。
また、ロマーリオは続けて「それが現実として、今回の(コパ・アメリカ)結果や2018年W杯に向けた南米予選での6位という形に表れている。フットボールは世界中で日々進化しているが、我々は時代遅れで堕落したやり方を1つのポケットから出し続けているだけだ。ドゥンガ監督は不幸なことに、その責任を一身に負うことになったね。」とコメントしました。
4度目のW杯制覇となった1994年W杯から5度目のW杯制覇となった2002年までのセレソンは当時主流であったイタリア・セリエAの守備戦術にアジャストするというかそこに即興性という一味を加え、本家イタリア代表を1994年W杯決勝で下す成果を挙げていたと思っています。
それが覇権がセリエAからスペイン・リーガ・エスパニョーラやイングランド・プレミアリーグに移り、昨今主流となったボールポゼッションに適合できていない感じがします。
やっぱり所謂ティキ・タカとサンバやボサ・ノヴァのリズムは趣が異なると思いますし。