エバートンのアンチェロッティ監督がミラン時代に指導した元ブラジル代表MFカカについて、「強化部からの情報以外、よく知らなかった。」と、2003年にカカがミラン入団前する前はその存在をよく知らなかったと明かしました。
続けてアンチェロッティ監督はカカの第一印象について、「聴いていたのは、(元ブラジル代表MF)トニーニョ・セレーゾのようなタイプだということ。ただ、実際にはかなり違うと感じた。最初の練習で、すでに違うレベルの選手だというのを見せた。スピードがあって、印象的なプレーをしていた。実際に人々に驚きを与えただろうし、インパクトも強かったはずだ。現代サッカー界のモデルとして認知されただろう。」と、衝撃を受けたことを明かしました。
また、アンチェロッティ監督はクリスマスツリーとも呼ばれた当時のミランの4-3-2-1にも言及し、「当時ミランにはカカに加えて元ブラジル代表MF)リバウドと(元ポルトガル代表MF)ルイ・コスタがいた。そして、(元イタリア代表FW)インザーギが故障をしてしまった。そのことが、私にダブル・トップ下というアイデアを与えたんだ。」と、4-3-2-1を採用するに至った経緯も明かしました。
ミランでは22番を背負ったカカですが、2006年W杯とレアル・マドリーでは8番を付けていて。
サンパウロに再入団した時も確か8番だったと思っていて。
ミラン入りする前もサンパウロで8番を付けていたのかどうかは分かりませんが、サンパウロの8番と言えば、トヨタカップでバルセロナやミランと対戦した時に確かトニーニョ・セレーゾだったと記憶していて。
カカの背番号を見て、ミランのスカウトはトニーニョ・セレーゾの名前を出したのかもしれません。
ただ、ちょっと記憶が曖昧なので、トニーニョ・セレーゾはサンパウロで5番だったかもしれません、、、。
また、トップ下のルイ・コスタとレジスタの元イタリア代表MFピルロを同時に起用した4-3-1-2を4-3-2-1へとマイナーチェンジすると同時に、アンチェロッティ監督は戦術もカカのスピードを生かすべくポゼッション重視からリアクションに重きを置く方向へ舵を切ったとパリSG時代に公言していたと記憶しています。