まだ終わらんよ!

自治会あるある

 山陰地方のとある女性が10年間自治会に所属し、その後退会した人が16年後に新設されたごみステーションを利用しようとしたところ、自治会側から利用を禁止されて困っていると地方のテレビ局に訴えたというニュースを見ました。

 私も自治会の会長を務めた時にごみステーションを更新した経験がありますが、更新は自治会の会費で賄われています。

 その会費を集めるのは班長の仕事で、私は班長の仕事をしたことはありませんが、お話を聞いた限りでは集金はとても骨が折れる仕事でした。

 班長のタイミングで集金を行うのですが、尋ねても留守だったり、会費を用意されてなかったり。

 一度に一年間分をまとめて納める方もおられれば、1ヶ月分を小出しで納められる方もいます。

 もちろんその金額は自治会発足時に定めた規約に基づいたもので、昨今値上げがブームですが、発足時から変わらない金額と聞いています。

 いずれにせよ班長の方は場合によっては何度も集金に回ることもあったので、私は自治会の総会の時にその現状を訴え、早割はできないが可能な限り一年分をまとめて払って欲しいとお願いしました。

 その結果、班長から毎年集金に回る日が案内されるようになり、ほぼほぼ一年分を納めてくれる方が増えました。

 その集金された会費から、ごみステーションの更新を行いました。

 もちろんそれは予算化した上で、更新を行いました。

 集めた会費はごみステーションの更新だけでなく、その他のことにも使います。

 持ち主が勝手になおしてくれという私道の補修だったり、行事毎に必要な、例えば食べ物や飲み物とか。

 もっとも一番使わないといけないのは自治会の集会所で、これは何十年の前に建てたられたもので、いずれ来るであろう更新に備えて貯えていく必要があると思っています。

 ちなみに、私の所属する自治会は入会費はありませんが、集会所を建て替えた隣の自治会の入会費は諭吉さん10枚と聞きます。

 更新前は老朽化してカラスがいたずらする、所謂燃えるごみの日や燃えないごみの日といった収集ルールを守らずに捨てられないものも捨てられたりしたので、鍵もかけられるヨドコーのごみステーションを当時諭吉さん11枚で更新しました。

 もっとも退任から半年もしない内に、後任の役員の一人があれはごみステーションではないと諭吉さん40枚で昔ながらの金網のごみステーションに再度更新されましたが。

 話は脱線しましたが、私の自治会でも脱会した人にはごみステーションの利用は控えてもらうことになっています。

 それは新設しようがしまいが、更新しようが更新しまいが、です。

 もっとも脱会しても利用している人もおられるようで(中には自治会内に親も個別で加入しており、親経由でごみは出すと豪語される方もおられましたが)、そのために鍵のかけられるごみステーションに更新したのですが、、、。

 以前住んでいたところは、私は借家でそこにずっと住み予定もなかったので、自治会には加入しませんでした。

 ただ、そこの地域は加入しなくても、諭吉さん1枚を納めれば利用することができました。

 そこでは収集する前の日の夕方に自治会の加入者が当番で鍵の開け閉めをされていたので、不法投棄みたいなこともありませんでした。

 またまた話が脱線したのでもとに戻すと、この女性の方は16年近く自治会未加入でもごみを捨てることができた、黙認してくれていたことに感謝すべきです。

 本来であれば、自分で市の収集所に直接持っていくか、もしくは市経由で業者に回収を依頼する必要があります。

 また、そもそも論ですが、費用は自治会の会費から捻出されるからといって、設置場所に関してはその近所の方の協力と理解があってからこそです。

 私の知る限り、この8年で二度、自治会内にある5つのごみステーションの内2回所は場所を移動させています。

 そして、訴えを聞いたテレビ局もテレビ局で、前述したようなその自治会の姿やこれからの自治会の在り方についての問題提起は行ったみたいですが、女性の訴えに対して解決はしていないようです。

 繰り返しになりますが、私が所属する自治会と同じ様にその自治会も自治会への加入はごみステーションの利用条件であれば、再加入するべきだと思います。

 加入したくないのであれば、ごみステーションの利用は控えて自分で市の収集所に直接持っていく、もしくは市経由で業者に回収を依頼するべきです。

 もっともこういう時に市があまり頼りにならないかもしれません。

 私がごみステーションの更新を相談した際も、具体的には昔ながらの金網のごみステーションを設置したいと相談した時も、『勝手に更新してくれ』『形は何でも構わない』『更新したら、一応報告しろ』と丸投げでしたし。

 そして、形は何でも構わないと言いながら、後任の役員にはヨドコーのごみステーションは収集しにくい、元のようなごみステーションに戻すように指導したそうですし。

 本当はどうかはわかりませんが。

 ちなみにごみステーションの更新や集会所の更新に市は補助は一切してくれませんが、自治会の管轄内の公園の管理費を支給してくれます。

 ようは自治会で責任を持てと言う、なんとも無責任。

 その管理費を引っ張るにも、何枚も書類を用意し、会長の交代時にはさらに何枚も申請する用紙を準備しなければなりません。

 また、自治会の活性化に使うようにと、諭吉さんが3枚ぐらいの補助金はもらえます。

 ですが、集めた会費の方が多いのであまり足しにもならず、何より使わないと来年から支給されない代物です。

 それも集会所の光熱費等に充当できるものでもなく、最近では集会所のカーテンをその補助金で更新するなど、他にもっと有効な使い道はないのかと思う次第です。


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コメント一覧

kuwa16madaowa
anrinanaさん、コメントありがとうございます。
会長の任期は2年だったのですが、特に一年目は役員の方に恵まれたので、最後は勉強になりました。
一方、二年目はちょっと骨が折れましたが、やはり会長よりも直接動いてもらう地区委員の方の方が大変かと思います、
anrinana
おはようございます。
ゴミ問題は永遠ですよね。
私も自治会地区委員を3年やった(やらされた)事がありますが、年会費は払ってくれるものの、次年度の地区委員をお願いしてもなんやかんや言い訳して引き受けてもらえなく。その間にゴミ出しの場所の再検討がありアンケートを各家庭に取りに行ったり。大変だった思い出しかありません。
会長さんは本当にもっともっと大変でしょうね。それに加え我が家付近ではカラスが大暴れなので無秩序なゴミ出しをされると大変です。
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