まだ終わらんよ!

無償の愛、無償の保育

 先月から年末までの任期で市が主催するまちづくりの推進会議に参加しているのですが(⇒市役所でダカール演説をした話はコチラ)、100人規模の会議でいろいろな意見が出てくるのですが、その中の多くが自分たちの市の現在地を議論する前に隣の市や明石市をモデルに行政のサービスを無償化して欲しいとの声がありました。

 かくいう私も住宅を建てると百万円単位の補助が出るという隣の市を参考にしてはと意見し、160人のそれぞれの意見に投票する機会もあって支持率が高かったのですが、先週新幹線で出張に行った際に新幹線ののぞみが停車する市と望み停車しない市とそもそも新幹線が止まらない市を比べるのもいかがなものかと会議の後に思った次第です。

 その無償化と言えば、息子が以前通っていた幼稚園が息子の卒園前に認定こども園になって無償化になった訳ですが、残念ながらその恩恵にはあやかれずに卒園しました。

 一方で、こども園になって年少や年中の保護者の民度が下った、具体的には運動会で子供たちが競技をしているにも関わらず、並んで撮影する保護者の前を横切ってスマホ片手に運動場の中まで入って撮影しようとする保護者が現れたり。

 最近塾に通い出した息子が夕方園の周りを通るのですが、こども園になって保育時間が伸びたこともあって夕方子供を迎えに来る親の車が住宅街を猛スピードで走って危ない思いをしたり。

 大事になる前に園にはOBの立場としても相談しましたが(なんせ6年前のクリスマスにはボランティアでサンタクロースもやりましたからね、私)、仕事と主婦業とお迎えに忙しいのであれば、無理して高そうなSUVに乗る必要はないと思う次第です。

 そんな出来事が重なって、何でも無償化にすれば良いものではない、無償化にすることによって何も考えない大人が増えているのではないかと思うような境地に辿り着いてしまいました。

 なので、意味ある無償化をしないといけない、前述した会議でも大人の学校を作ってはどうかという意見があったのですが、民度を上げるためにも同意する次第です。

 ただ、2回目の会議は息子の運動会とのダブルブッキングで欠席しなければならず、また運動会で全体の体操が終わったにも関わらず、グランドに残って思い出作りにと写真撮影を敢行するババアの集まり婦人会に呆れるんだろうなと思います、、、。


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