インテルに所属する元ウルグアイ代表のファンタジスタ、チーノことアルバロ・レコバが長年袖を通したネロアズーリの20番を脱ぎ、トリノへ移籍するようです。
レコバと言えば1997-1998シーズン、インテルとブレシアとの開幕戦。バルセロナからインテルに新加入した10番ロナウドのセリエAデビューに注目が集まりましたが、同じくセリエAデビューとなった途中出場のレコバが2ゴール(FKとロングシュートだったと記憶しています)をマーク。20番を背負ったレコバが”10番の2倍”の活躍でインテルの開幕戦勝利に貢献すると共にサン・シーロで強烈なデビューを飾りました。
しかし、その後のレコバはレンタル移籍先のヴェネツィアで自由を与えられた時期を除くと決してコンスタンスに活躍したとは言えません。ある意味戦術とフィジカルを重視する近代サッカーにおける典型的なファンタジスタの悲劇かも知れません。
トリノの新監督ノベリーノはヴェネツィア時代のレコバの恩師。あの日のサン・シーロの時のようなプレーに期待したいです。