1996年にオランダ・エールディビジからスペイン・リーガ・エスパニョーラのバルセロナに移籍してリーガ・エスパニョーラでは37試合出場34得点を記録するもわずか1シーズンでイタリア・セリエAのインテルに移籍した元ブラジル代表FWロナウドが当時を振り返り、「シーズン末に契約更新の書類にサインし、休暇でブラジルへ戻った。その5日後にバルサが私に電話で契約延長はできないと告げたんだ。自分で決めたことではない。私は引き続きバルサにいたかった。クラブが私を評価してくれなかった。私は残りたかった。」と、バルサ退団とインテル移籍の経緯を明かしました。
今では考えられないかもしれませんが、当時はリーガ・エスパニョーラよりもセリエAにステータスがあって、それは1992年にビッグイヤーを獲得したバルサとビッグイヤーは32年前の1965年にまで遡るインテルとの差を埋めるには十分であったと思います。
その差が埋まり、今日に至るまでに逆転したきっかけになったのは2001年にセリエAのユベントスからフランス代表MFジダンが、そして翌年インテルからロナウドがそれぞれリーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーに移籍したことだと思います。