以前テレビでボートレーサーの養成所を取材していて、そこで教官の方が未来のボートレーサーの心得として教えていることが、 ” 愛機愛艇 ” と答えられていて。
私は競艇をやりませんが、ようはボートとそれに載せるモーターが大事だそうで。
この ” 愛機愛艇 ” って、まんま車にも当てはまる、エンジンにシャーシや足回りだと思う訳です。
ただ、エンジンとモーターを比べた場合、モーター、ようはEVに関してはまだ” 愛機 ” とは言えないと思います。
例えばエンジンだとアルファロメオのV6やBMWの直6だったり、ホンダのVTECにトヨタのVVT-iやダイハツのKR型とかが思い浮かびますが、EVのモーターとなるとその加速感及びストレスフリーなレスポンスはあってもこれらのエンジンのように語られるものはないと思います。
そして、これだけEVと騒いでもフォーミュラーEがF1に取って代わることが出来ない理由もそこだと思います。
また、EVの価格を考えると残価設定やリースにならざるを得ず、それは ” 愛艇 ” の部分も損なわせていると思います。
もちろんも残価設定も実質リースかと思いますし、それはEVに限った話ではありませんし、EV先進国とされる欧州では既にEVのモーターはアルファのV6やBMWの直6と並んでいるのかもしれませんが。