元アルゼンチン代表FWバティストゥータが、古巣フィオレンティーナのコーチに就任する可能性が浮上しているそうです。
バティストゥータは1994年W杯を代表する9番、というか、1994年W杯では数少ない典型的な9番であったと思います。
そして、そのバティストゥータがビオラの9番を背負っていた90年代から2000年代前半にかけ、アルゼンチン代表は9番に恵まれていたと思います。
後にバティストゥータもプレーするローマで9番を背負った元アルゼンチン代表FWバルボ。
バティストゥータと2002年W杯でCFの座を争った元アルゼンチン代表FWクレスポ。
そのクレスポとインテルで2トップを形成した元アルゼンチン代表FWフリオ・クルス。
ボカのエースとしてトヨタ・カップでレアル・マドリーを下して大会MVPに輝いたパレルモ。
また、バティストゥータとで2トップを組んだのが、元アルゼンチン代表FWカニーヒアに元アルゼンチン代表FWクラウディオ・ロペスとスピードスターの7番が続いたことで、アルゼンチン代表は典型的なCFの9番と快速7番の2トップの印象が根強く残っています。
そして、その9番と7番の後ろでプレーする10番、元アルゼンチン代表MFマラドーナの後継者もたくさん候補がいて、10番にも恵まれていたと思います。
9番が充実していたと言えば、元オランダ代表FWクライファートと元オランダ代表FWファン・ニステルローイがエースの座を争った2000年代前半のオランダ代表も印象に残っていますが、9番に加えて10番も充実していたのはアルゼンチン代表とイタリア代表だと思います。
その当時と比べると、アルゼンチン代表FWメッシというマラドーナをある部分では大きく超えた10番はいますが、9番に関しては元アルゼンチン代表FWイグアインぐらいで、心許ないと思います。
アルゼンチン代表FWアグエロは稀代のゴールゲッターであると思いますが、9番とはちょっと違いますし、バティストゥータに比べるとアルゼンチン代表での活躍で見劣りする部分は若干否めいないと思います。
それはアルゼンチン代表でのマラドーナに対して、アルゼンチン代表でのメッシも同様だと思います。