えっちゃんの部屋

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愛を読むひと

2009年06月27日 10時50分34秒 | 映画
「愛を読むひと」

久々に 大人の映画を観ました。

15歳のミヒャエル少年と、彼の母親のような年齢の女性
ハンナとの恋愛物語なのですが、ただの恋愛ものではなく
あの第二次世界大戦における ドイツ人の犯罪的行為(ナチズム)が 
重く圧し掛かっています。
問題が大きすぎて、私の拙い文章では うまく書けません
ここは 本「朗読者」から引用します。

ハンナは 法廷において積極的に罪を認めると同時に
真実と違う 事実認定には とことん抗議しようとするが
いつの間にか 主犯に仕立て上げられ、
さらにもう1つ 別の要素も加わって 
他の被告よりも重い刑に服することになる。

おそらくは、貧しさゆえに 満足な教育を受けることが
できなかったハンナの境遇が 重要なポイントになっている。
もし条件が違っていれば、ハンナは収容所の看守になることは
無かっただろうし、
裁判も彼女に不利にならなかったかも知れない。

囚人に本を朗読させるほど 知識に飢えたハンナ・・・
自分の境遇を隠し通そうとする彼女のプライド・・・
そして刑務所での勉強・・・


ミヒャエルはハンナの為に 小説を朗読したカセットを 
刑務所に送ることにします。
それは(朗読)は、恩赦が認められる18年間にも及びます。

もうこの辺りから 私はハンカチを握りしめておりましたが
観られた方は いかがでした?
結局彼女は 釈放の日に 自ら死を選ぶのですが
その気持ち 何となく分かる気がしました・・・

いい映画でした。


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